どうしてもこの会社に入社したい、その強い思いから面接時に嘘をついてしまう人も少なくありません。確かにすべて本当のことを話した方が良いとも思いませんが、取り返しのつかない嘘はリスクを伴います。
入社後はその嘘と付き合っていかなくてはいけなくなり、本当の自分を見失うことも考えられるのです。それによるストレスは想像以上のこととなるでしょう。
今回の記事では、面接時にどこまでの嘘がセーフなのかを解説、面接時の参考にしてください。
面接でセーフな嘘
嘘はいけないことセーフな嘘という思いこそが間違いと言われるかもしれませんが、世の中には嘘をついた方がよい場面もあります。すべてを馬鹿正直に生きていいたら八方ふさがりになることもあるのです。
また面接の受け答えの中によく「最後に質問はありますか?と聞かれ回答に困る人もいるはずです。そんなときはこちらのサイトも確認してください。
面接で問われる「最後に質問はありますか?」の返答方法
第一志望という
これは多くの人が使っているのではないでしょうか。「御社が第一志望です」これを言わない人はいないはずです。正直に「念のためです」と答える人はまずいないはず、そのような人を会社が採用とする訳がありません。
会社も人が必要だから面接を行っており、合格をだしても第一希望の会社が受かればそちらに行くような人を待ちたくはありません。また、面接官も気づいているかもしれません。そのような嘘をほとんどの人が付いていると、だって自分も言ってたし、面接の授業でそう言えって習ったしと感じているかもしれないのです。
「ここしか受けてません」これは言ってはいけない嘘、思いではなく行動が嘘なケースはバレる可能性が高くなります。もちろん本当ならば問題はありませんが、嘘ならばどこからバレるか分かったものではありません。
面接官も可愛い嘘ならば笑ってくれるかもしれませんが、笑えない嘘は許しません。その点はしっかりと考えておくようにしましょう。
前職を辞めた理由
前職を人間関係が問題で辞めたのに「新しい業界に興味がわいたため」と答えるのもセーフです。自分の気持ちは分かりません。ただ前職を辞めるときあまり良い辞め方をしていないのならば、考えた方が良いでしょう。
もし今、辞め方を悩んでいる人が居るのならばこちらを参考にしてください。
会社を上手に辞めるためのテクニック
会社は採用を考えると前勤めていた会社に連絡することもあります。その結果、内容を話されてしまうこともあるのです。だからこそ上手に辞めることが必要なのです。さらに、解雇なのにそれを隠すのも必ずバレます。はじめからバレるような嘘をつくのはリスクがたかいので、バレない嘘をつくようにしましょう。
さらに嘘がバレやすい人も避ける方が無難です。バレる嘘ならば最初からつかない方が良い、自分は嘘が下手と思うのならば、正直な思いをぶつけていきましょう。ちょっとした仕草や動作で嘘を見抜くこともできます。明らかに不自然な態度をとってしまような人は直球勝負がおすすめです。
面接でアウトな嘘
ではアウトな嘘にはどのようなものがあるでしょうか。簡単に言えば自分を偽らなければいけない嘘や、明らかに反感をかうような嘘はいけません。
スキルに関する嘘
エクセルやワードがまったく使えず、パソコンを利用するといえばネットサーフィンするぐらいの人が「パソコンは問題なく使えます」という嘘は致命的です。また、英語はまったくダメなのに「会話程度ならば大丈夫です」と答えてしまうような嘘は大問題、必ずバレてしまいます。
もしパソコンは問題なくと答えている人へ就職後パワーポイントを使ってみてと言われたら一歩も動けなくなるこでしょう。ただここまでならばまだ何とか乗り切れるかも次の「じゃこの表をエクセルでまとめて、説明をワードで簡単に作ってみて」と言われたら最後です。これに対し「?」となれば、すぐに人事部へ話が違うという内容で連絡がいくことでしょう。
採用後にバレるような嘘は「採用されちゃえば何とかなる」と思っている人もいるかもしれませんが、詐欺行為と一緒です。このような対応には会社側も厳しくしてくることでしょう。
前職や経歴にまつわる嘘
この会社とこの会社は採用2カ月で辞めたから職務経歴書に書かなくてもいいやと思われるかもしれませんが、これも後々バレると危険な嘘、つまりついてはいけない嘘という訳です。
さらに、実際より長めに勤めていたという嘘もいけません。面接時には分からないかもしれませんが、その後バレる可能性がとても高くなります。確かにいくつもの会社を転職している人は良い印象にならないかもしれませんが、それも自分です。
バレたあとはよほどの会社でない限り採用になることはありません。職務経歴書に嘘を記入するのはやめておきましょう。
嘘をついたことによるリスク
採用前でも採用後でも嘘をついたらリスクは伴います。ついた嘘の代償を払う必要が出てくるのです。
自分を偽るストレス
スキルや職歴、性格などで嘘をついて入社した場合は、いつバレるか分からないストレスに毎日悩まされる日々が続きます。「外国人のお客様が来たらこれから助かるな」と紹介するときに言われたことがずっと頭から離れない、このようなストレスを感じることもあるのです。
今日も無事に終わった、今日もバレなかったと毎日過ごすストレスは体に影響が現れます。それは誰が悪いのか、会社ではなく自分自身になるのです。誰にも相談できないような嘘をついてしまいったと後悔することでしょう。
試用期間中に解雇
試用期間中に解雇される可能性が高くなります。パソコンができるのにできなとバレたらどうでしょうか。中途で社員を採用するということは、即戦力を求めている会社がほとんどです。戦力どころか最初から教えないといけないような人は職場の士気にも関わってきます。
「話が違う」会社側がこのように判断すれば間違いなく解雇をすることでしょう。採用し続けることで次はどんな嘘をつくか分からない、もしかするとミスを隠すかもしれない、このような社員を雇用し続けることができないと考えるのが普通です。
嘘をついて入社をしたのだからこちらも文句は言えません。つまり意味のない数カ月を過ごしたという結果が残るだけなのです。
残れたとしても評価基準が厳しくなる
万が一人柄がよく残れたとしても出世や給料アップの可能性はとても低くなることでしょう。評価点が非常に低くなり、将来に期待が持てなくなる可能性も考えられます。
面接が不利になったり内定が取り消しに
面接中に嘘がバレると、まず空気が悪くなります。嘘に対して矛盾が生じ、それに対して突っ込んだ質問があり答えられない、こんな状況もよくあることです。これでは面接に合格するわけがありません。
更に内定後、経歴に嘘が発覚、内定取り消しとなることも考えられます。この結果、今後受けようとしていた面接すべてキャンセルしちゃったということもあるかもしれません。キャンセルした会社にやっぱり面接してくださいなどと言える可能性はゼロに近いはず、最初から探し直しとなるわけです。
自分が悪いので会社側に文句も言えません。自業自得と考え最初からやりなおすしかないです。
できるだけ嘘のない面接を心がける
嘘が絶対に悪い訳ではないのですが、やはり嘘は少ないにこしたことはありません。嘘で固められた理想な的な自分を本当の自分が演じ続ける、正直心が休まる時間はなくなるでしょう。
リスクがとても高いと考え馬鹿正直になれとは言いませんが、すぐにバレるような嘘はつかないようにするべきです。
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