今勤めている会社を辞めたいと辞表を提出したけど受理されなかったので、強硬手段で辞めてしまおうと考えているのならば、ちょっと待ってください。
もしかするとその手段が今後の人生に関わってくる可能性も考えられます。
今回の記事では、辞めたいけど辞めさせてくれない人は必見！上手に会社を辞めるテクニックを紹介していきます。
強引に辞めるのがいけない理由
今すぐ会社を辞めたいと思い出社拒否をするのは、社会人としてやるべき行動でしょうか？もちろん思うことは色々とあるかもしれませんが、今後の就職にも影響を起こす可能性がありますので、注意するようにしましょう。
必要書類でお世話になるかも
辞めた後も前の職場に、お願いしなければいけないことが発生します。例えば源泉徴収票や離職票が必要となる可能性があるのです。もしこれを頼むときに強硬手段で辞めてたら依頼することはできるでしょうか。多分ためらうことになるはずです。
離職票は失業給付金を受け取るためにも必要となる書類、これが手に入らないと給付金を受領することができなくなります。
会社を上手に辞めればこのような心配事も無くなります。その場の感情だけでなく今後のことも考えて行動するようにしましょう。
次の希望就職先が電話するかも
履歴書には必ず前の職場を記載します。多くの会社では前の職場に電話確認をすることもよくあることです。その際に、強硬手段で辞めたことを話されたら印象はどうなるでしょうか。
それならば書かなければ良いと思われるかもしれませんが、空白の期間があることも就職採用にはマイナスイメージとなります。もちろん嘘を記入するなどもってのほかです。
一時の判断ミスが今後の人生に大きく影響してしまうこともあるのです。そのためにも、上手に辞めるためのテクニックを利用するようにしましょう。
今後の自分に甘えが生じる
会社を上手に辞めないで強硬手段を行い辞められたとしましょう。あなたは今後の人生でも同じような行動をとる可能性が非常に高くなります。それは次の就職探しにも影響が出てしまうのです。
万が一またダメになっても逃げればいいや、前回上手くいったから使える手段なのだと、勘違いの思い込みを起こしてしまいます。そして他人の責任と、いい訳をすることが多くなる性格と変わっていってしまうのです。
会社を上手に辞めていれば、後ろめたいこともなく堂々と就職活動もできますが、それができなくなってしまいます。
自分の今後のためにも会社を上手に辞めることを心がけましょう。
会社を上手に辞めるための手順
それでは会社を上手に辞めるための手順になります。辞める理由がどんなものでも、お給料をいただき生活ができていたという感謝は少なくともあるはずです。
それを忘れずに行動しましょう。
就業規則を確認
まずは就業規則の確認を事前にしておきましょう。そこには退職をする場合は〇日までに伝えることと記載がされているはずです。
もちろん労働基準法では2週間という取り決めがありますが、できれば就業規則を守るべきではないでしょうか。
長いところでは2カ月前や、ボーナスやあればインセンティブに関する取り決めが書かれている場合もあります。
しっかりと確認し、辞める日の目安を決めるようにしましょう。
辞める意思の最終確認
本当に辞めて良いかの意思確認を自問自答で行ってみましょう。一度会社を辞めると発したのならば、それを取り下げるほど恥ずかしいものはありません。
今の自分の大切な人にしっかりと辞めることを伝えてありますか？相談するべき人と相談したでしょうか？それでも辞めたいという意思に変わりがないかの最終確認です。
意思が固ければ会社を上手に辞めるための第一歩、会社に伝えるという行動を起こしましょう。
辞めることを話す相手を間違わない
辞める意思を伝える相手を間違うと、人間関係が悪くなる可能性もあり得ます。必ず自分の直属の上司に伝えるようにしましょう。
辞めるのだから総務や人事に行けばいいと勘違いする人もいるかもしれませんが、その人が直属の上司でないのならば間違いです。
場合によっては直属の上司に辞めることを話さなかったことにより「部下の管理もできない上司」という判断がされてしまうかもしれません。こうなるとスムーズに辞めることができない可能性もでてきます。
どうせ辞める会社だからどうでもいいじゃんと思わず、話す相手を間違わないよう注意するようにしましょう。
口頭で伝えた後は退職願の提出ですが必要としない会社もあります。念のため上司に確認をし必要ならば速やかに提出するようにしましょう。
引き継ぎを明確に
引継ぎを適当に行うことはいけません。上司と相談し誰に引き継ぐかを明確にしてもらい、しっかりと引き継ぐようにしましょう。もし引き継ぎに前向きな相手ではなかった場合でも、それを理由におろそかにしてはいけません。もし可能ならば面倒かもしれませんが、紙に記入してでも残しておく必要があります。
あなたは間違ったことをしていないという堂々としたやり方で引き継ぎを行うようにしましょう。立つ鳥跡を濁さずという言葉通り、自分の仕事をやり残すような行動はよくありません。
これも会社を上手に辞めるためには必要な事なのです。
有休消化は権利
次の転職先が決まっていないのならば有休消化は当然の権利として取得するようにしましょう。もちろん決まっていっても転職先に就職する前日までは社員として在籍できます。上手に有休消化を行うようにしましょう。
この際に先ほどの引継ぎも関係してきます。引継ぎが完了していないと、有休消化がしにくくなるケースも考えられるのです。そのためにやることはすべてやったという結果を残す必要があります。有意義な有給休暇を過ごすためにも、滞りなく仕事を終わらせるようにしておきましょう。
会社を上手に辞めるための注意点
誰にも言わない
会社を上手に辞めるためには、同僚には言わなでおくことをおススメします。お世話になった先輩だから、上司に言う前に話しておきたいという気持ちを持たれる人もいるかもしれませんが、それは良い判断とは言えません。
もしそう考えているのならば、辞める決断する前に相談をしていたはずです。そして辞めると決断する前に相談していたのならば、辞めたいと本気で思っていないということになります。
自分の会社での存在価値を確かめたく、辞めたいという言葉を発する人もたまに見かけますが、あれは良い行動ではありません。辞めると相談するのは勤めている会社関係者にするのはやめてきましょう。変に上司に伝わるようなことがあれば、辞める前に説得される可能性も考えられるのです。
最近の会社は離職率を気にされる傾向がみられます。自分の部署から辞める社員を出すのはマイナスポイントとなりかねません。もしそのような会社ならば、面倒な説得が始まる可能性が考えられます。そして一度説得されてしまうと、今後は辞めたいと話しにくくなってしまうのです。
もしお世話になった先輩がいるのならば、上司に伝えた後すぐに話すようにしましょう。それで十分誠意は伝わります。
辞める理由に気を付ける
辞める理由をしっかりと考えておきましょう。会社の愚痴を言うのは会社を上手に辞めることができなくなります。できれば個人的な都合を理由として考えておきましょう。
例えば、
・病気であるための身体的な理由
・家庭の事情による理由
・経済面の理由
・将来にやりたいことができた
などです。
すぐにバレるような嘘はいけません。しっかりと考えて上司に説明できる準備をしておきましょう。
強硬手段は最終手段
会社を上手に辞めるために行動してきましたが、どうしても納得してくれないという状況も考えられます。上司が分かったと言わない理由は様々あるので、それを解決するのは大変です。
最終手段は、退職届を郵便局の内容証明郵便で送る方法です。もちろん口頭で伝えてれば問題はありませんが、それでもやるべきことはやっておく、この気持ちが今後の人生においても大切なものとなるはずです。
辞めさせないという行動は、許されない行為ですが、それに付き合ってしまうのも大人げないことです。自分は最後まで正当な手段で臨むように心がけましょう。
会社を上手に辞めて明るい転職を
会社を上手に辞めるテクニックを説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
本気で辞めたいと考えるのならば行動をしなければいけません。
人の行動は鏡のようなものです。あなたが拳を振り上げどうしても辞めるんだという話し方をしたら、相手も同じ行動に出る可能性が高くなります。
辞めると決めたのならばいかに冷静に事を運ぶか、これが一番大事なことなのです。決して自分勝手な行動で迷惑をかけることが無いように心がけるようにしましょう。
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