転職をしたいと思っているのに、なかなか一歩が踏み出せない人もいます。その理由はさまざま、本当にしていいのだろうかと悩んでしまうものです。
ただ、転職を考えたからには、何かしらの不満があるからではないでしょうか？その思いを押し殺して今の仕事を続けること、これが正解かどうかも難しいところです。
まずは、転職がしたいのに勇気がでない理由を考えてみてはいかがでしょうか。今回の記事では、転職の勇気が出ない理由と、そのときの対処法を解説していきます。悩まれている人は、参考にしてください。
転職の勇気が出ない理由
最初に転職の勇気が出ない理由を上げていきましょう。中には辞められないことで悩まれている人もいるはずです。その場合は、こちらの記事も確認してください。
会社を辞められない体験談、それでも絶対に退職したかった理由
転職に不安がある
転職の勇気が出ない理由の一つに、転職に対しての不安があげられます。
- 見つからなかったらどうしよう
- 転職しても問題が解決しないかも
- 今よりもひどい職場に転職してしまったら困る
- そもそも自分が転職できる職場があるのかな
- 今の仕事を辞めても大丈夫なのか
これらの不安が、転職への勇気をだせなくさせています。収入がゼロになる恐怖を分かっているからこその不安ではないでしょうか。
これらは、自分が転職をして何をしたいかなど、目的を見失っていることから起きていると思われます。転職をしたいと思った動機はなんでしょうか。その動機が弱いのかもしれません。
想像をしてみてください。何かやりたいことが見つかった人が本気で悩むでしょうか？そのやりたいことを叶えるために、一生懸命な行動をするはずです。多少の不安もあるでしょうが、それよりも自分のやりたいことをできないことの方が嫌だと思っているはずです。
転職は、新たな道を歩むこと、今までと違う道を選ぶのに不安はどうしてもあります。その不安の数が多く強い、それよりも転職に対する期待が低ければ、勇気がでないかもしれません。
守るべき家族と生活がある
守るべき家族と生活がある人は、転職への勇気が出ないかもしれません。今の仕事を我慢して続ければ、生活が維持できます。もし辞めてしまえば、家族に迷惑をかけるかもしれない、このような思いから勇気が出ません。
転職をすることで、子どもへの生活に支障がでたら嫌だ、家族を持つ人が考えなければいけないことです。家族を持ったということは、それに対して責任が生まれたこと、自分の我儘だけで生きていけなくなると考えるのも分かります。だからこそ、転職に対し勇気が出なくなるのです。転職が成功しなかったとき、自分だけが困る分には構いませんが、家族に迷惑をかけるのだけは避けたいと思います。
守るべきものがあるとき、行動が守りに入るのも当然です。勇気が出せないのは、勇気がないからではなく、優しさがあるからとも言えます。
世間体が気になり家族に言えない
転職をすることに対し、世間体を気にする家族もいます。最近は転職をする人も増えたことから、そこまでマイナスなイメージはなくなりました。ただ、中には転職をするということは、何かしら問題があったのでは？と考える人もいます。
その世間体を気にし始めると、家族に言えなくなります。転職を口にすれば、家族から批判をされるかもしれない、そんな話は聞きたくないと考えます。これは、転職に勇気が出ないのではなく、家族に話すことに勇気が出ない状況です。
この理由で我慢し続けるのはあまり良い状況ではありません。もしかするとうつ病になる危険性もあります。家族と転職について話すことを避けるのは止めておきましょう。辞める前に相談する、これぐらいの勇気は必要です。
転職の勇気が出ない時の対処法
それでは、転職の勇気が出ない時の対処法を解説していきます。
まずは転職したい理由を見直す
最初に転職したいと思った理由を見直してみましょう。箇条書きで書き出していきます。
- 給料が安いからもっと上げたい
- 残業が多すぎてきついから、残業が少ない仕事をしたい
- やりたいことが他に見つかった
- 人間関係が悪すぎて耐えられない
- ハラスメントが横行している
- 今の会社に将来性がない
まだまだ理由はありますが、まずはこのように書き出していきましょう。
次に、この理由で本当に転職をするべきかを考えてみます。例えば、給料が安いと言っても、年功序列の職場で将来性が安心ならば、本当に辞めるべきでしょうか。この場合、求めているのは、成果主義の会社です。本当に自分は成果主義の会社で勤まりますか？自信過剰になっていることはありませんか？この点を見直していきましょう。
本当に転職をしていいのだろうかを、あげた理由から考えていきます。それでも転職をしたいと思えば、勇気が出てくるのではないでしょうか。悩んだ末の転職という決断です。その思いが強いのならば行動に移せると思えます。
考えた結果、転職をするべきでないという考えに落ちつくのも問題ありません。無理やり転職をしようという考え方にするために、行うのではないのです。自分の立ち位置を今一度確認して、たとえ後悔をしてもかまわないと思えるぐらいになるための方法です。
このままでいいか未来を想像する
本当にこのままでいていいのか、未来を予想してみましょう。例えば、人間関係がつらいから転職をしたいと考えたとします。そのまま今の仕事を続けていて人間関係が解消することはありますか？ひどくなってうつ病になる可能性はないでしょうか。
また、給料やスキルアップが目的の転職希望ならばどうでしょうか。上司を見ていることで、不安に思う人もいることでしょう。今の職場に居続けることで、明るい未来が見えるでしょうか。
自分の未来を予想し、このままではダメだと思えれば、転職への勇気も出てくるはずです。今の仕事を続けていいのかを確認しましょう。転職することで未来が変わる、それにワクワクできれば勇気が出てきます。
失うことばかりを考えない
失うことばかりを考えていては転職への勇気も出てきません。転職をすることは、今の職を失います。収入も失い、今の仕事の地位も失います。このように、失うことばかり考え、それにおびえては勇気が出るわけがありません。
転職をすることによって得るものもあります。新しい仕事、新しい人間関係、新しいスキル、それらによる新しい考え方です。転職をすることにより、自分が大きく成長できるかもしれません。
勇気がでないのは、失うものがあると思いすぎることも原因の一つです。失うもの以上に得るものがある、それを確認するようにしましょう。後ろ向きのままでなく、前向きになる努力をしてみてください。
ひとまず転職先を探してみる
不安を払拭するために、まずはどんな転職先があるのかをネットから探してみるのも一つの方法です。転職の勇気が出ないと悩んでいても前に進みません。今は、どのような求人が有るのかを確認してみましょう。
この行動により、気持ちが高揚することも考えられます。その結果、転職をしてみようと考えられるようになるかもしれません。
転職がしたいのに勇気が出ない理由とその対処法～まとめ～
転職がしたいのに勇気が出ない理由を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？転職に悩んでいる人は、何かしら踏み出せない理由があるからです。その理由を見つけ、解消できるかを考えましょう。
必ずしも転職をするのが正解という訳ではありません。ただ、勢いに任せるのも良くありませんし、我慢し続けるのもよくないはずです。勇気がでないことの理由を考え、それに対し対処をしましょう。冷静に答えを見つけるようにしてくださいね。
コメント