ヤバ!これミスってる、気づかれる前に何とかしよう、これぐらいのミスならば問題ないのかもしれません。ただ、それでも万が一を考え報告はするべきです。
ミスに対し報告をしない経験を重ねていくと、考えがマヒし報告しなくても大丈夫という錯覚に陥るときがあります。この結果、大炎上まで発展するなど、起こりえることなのです。
今回の記事では、仕事のミスで大炎上して会社を辞めたい、でもその前に隠さないようにする対応策について考えていきます。
仕事のミスを隠す心理
どうしてミスを隠してしまうのでしょうか?この感覚をなぜ?と思う人も言えれば、仕方ないと同調する人もいます。まずは隠してしまう心理について考えてみましょう。
またその前にミスに対し減らす努力をしてみてはいかがでしょうか。その件に関してはこちらを確認してみてください。
報告するのが怖い
ミスした結果を報告するのが怖くてとてもできない、このような考えをする人も良く居ます。自分はあまり怒られたことが無いけど、周囲の人が怒られているのを見ていて恐ろしくなり、報告したくなかったという心理です。
また複数回のミスを起こしているため、これ以上報告するのが本当に怖いという心理もあります。これは典型的な状況で、上司や先輩のやり方がいけないのかもしれません。
テストの点が悪くて親に見せらない、黙ってトイレに流そうと考える子供が行動した結果、トイレを詰まらして壊した例もあります。異様なほど怒り過ぎる結果、度が過ぎてしまい隠されてしまう行動を相手がとってしまうのです。
ただ、周囲の人はしっかりと報告できているのに、自分だけミスを隠そうとしているのならば問題です。特に自分だけパワハラ受けているからと言うのならば分かりますが、それ以外で隠してしまうのは子供の心理と一緒と言え、大人の行動とは言えません。
ただすぐに怒鳴る上司が相手だからという理由ならば、次のような対応策もあるので参考にしてみてください。
仕事でミスが多いもう辞めたいと思う前に減らす努力をする
また嫌味が多くて辛いからという人には次の説明もおすすめです。
もう辞めたい上司の嫌味に耐えられない、そんな時の対処法
報告するのが恥ずかしい
ミスを周囲に知られるのが恥ずかしい、このような思いが頭をよぎることも考えられます。「この前同じようなミスをした同僚を馬鹿にしていたのに、自分が同じようなミスを起こした」この状況に対し、恥ずかしいという考えがよぎるのです。
また、今までミスを起こしたことが無いから恥ずかしい、出世に影響があるかもしれないと、先のことまで考えてしまうようです。こういった心理の裏には、完璧主義な思想が関係しているのかもしれません。
周囲の目を気にしながら仕事するのは大変です。常に期待に応えてきたという人ならば、たまにはミスをしてもいいじゃないですか。それぐらいの気持ちで仕事ができる方が、もっと周囲に好かれる可能性が上がるはずです。
報告しなくてもいいと判断
ミスしたけど報告しなくてもいいという判断をする人もいます。前回ミスを報告したとき上司に「そんな報告いちいちするな!報告する暇があったら何とかしろ」と言われたのでしなかったという言い訳を話す人もいます。
確かに上司の言い方にも問題がありますが、だから報告しなかったということは問題です。その時叱った上司の頭には「自分で何とかできるレベルのミス、報告する前に対処してから来い」という考えがあったのかもしれません。
ミスの報告は上司も受けたくないです。もしかするとカバーするのに莫大な時間がかかり他の業務を圧縮する恐れも考えられます。だから怒ってしまう、この気持ちも十分分かるのです。よって、前回の報告するなという話を、真に受けている自分も間違えていると考えるようにしましょう。
また「これぐらいのミスなら報告しなくてもいいや」と元から考えている社員は論外です。ミスを共有することで、同じミスをしない職場にするのが集団で働くことの大切さ、これを怠るのは問題外といえます。自分勝手な心理は、集団で働く会社には必要ない考え方です。
隠した結果
それでは隠した結果、どのような事態になるかを考えていきましょう。大きなミスを犯した後は、バレずに何とかしようと焦る気持ちが高まります。「何とかバレる前に、何とかバレる前に」こんな言葉を頭の中で連呼しているはずです。
こんな心理状態でなんとかできるレベルなら良いですが、そもそも自分の器を超えるようなミスの場合、大炎上する確率はとても高くなってきます。
重大な問題に発展することも
これは私が昔勤めていた職場で起きた問題です。ある社員が社用車にて接触事故を起こしてしまいました。その時は相手が大丈夫というのでその場で警察も呼ばず会社に報告することも無く解散してしまったのです。
本人もきっと大したことが無くて良かったと安心していたのでしょう、その結果、交通事故対応マニュアル通りの行動をしなかったのです。万が一事故を起こしたら、被害者の人命救助のため必要ならば救急車の手配、警察への連絡、上司へ連絡と定められていました。これを良かったという気持ちで怠ってしまったのです。
その日の夕方問題が大きくなりました。相手のご主人から連絡があり「接触事故を起こしていながら何の対応もしない、むち打ちに妻がなった。事故を起こした奴と責任者を連れて来い」という内容です。ここで初めて社員が事故を起こしたことが明るみになりました。
マニュアル通りに行動していればこのような結果にはならなかった、この言葉しか出てきません。本人は、謝罪にいきましたが許してもらえず、何日も対応することになったのです。
事故を起こしたら怒られる、この考えも頭にあったかもしれません。ただ怒られる以上の処分を受けることになってしまいました。最終的には「信用失墜行為」として処分を受けたのです。
会社からの信用を失った彼は、事故から数年後、結局自主退職のみちを選んでいました。
多くの人に連鎖で被害も
一つのミスを報告しなかったため、それを隠そうとしたため、最終的には多くの人に迷惑が及ぶことも考えられます。例えば、必要な部品を発注し忘れただけでも生産がストップすることがあります。
一つの部品が届かないだけで、工場がストップ、多くの社員が何もできないまま立ち止まってしまうケースです。その結果、翌日に部品を運び込み、100人以上の工場で働く人達に迷惑をかけてしまった、更に賃金に対し損害賠償を行う事態にまでなることもあり得るのです。
ただただ発注ミスを報告するのが怖かったから、この理由が何百人もの人の手を止めてしまいました。上司はこれを悪質な隠ぺいとみなし処分を行いましたが、数日後自主退職をするのです。
大きな問題になると解雇よりも自主退職の道を選ぶ人の方が多くいるのが事実です。申し訳なくてこの会社に居ることができないと考えるようになるのです。あの時しっかり報告していればこんなことにはならなかった、どうしてあの時この考えができなかったのか、後悔をしながら辞めていくようです。
ミスの上塗りで大きな問題
ミスを隠そうとして、嘘をつく人もいます。さらには他の社員のせいにする人もいるのです。これはひたすら隠そうと考えているので、まともな思考回路ではないのかもしれません。中にはミスを隠すために犯罪行為まで行う人もいるのです。
信じられないかもしれませんが、ミスを隠すため、会社へ脅迫状を送り付ける人も居たようです。会社に行かなければミスを隠せる、会社へ今日の業務を妨害するような脅迫状を送ろう、大丈夫俺が送ったなんてバレないと考えてしまうのかもしれません。
結果、日本の警察は優秀なので、犯人として検挙されてしまいます。犯行の動機はミスがバレたくなかった、なんとも悲しい結末です。
ミスを隠さないための対応策
それではミスを隠さないためにはどうすればよいのでしょう。これは自分自身が変わるしかありません。ミスを隠す人は、繰り返す傾向があります。普段の考え方を正していくしか方法はありません。
小さなミスも報告
どんな些細なミスも必ず上司に報告する癖を付けましょう。もちろん小さいミスならば、自分で対策を考えてからもしくは行動してからの報告でも構いません。必ず報告を行う癖をつけるのです。
恥ずかしくありません。ミスは誰にでもあります。同じミスを繰り返さなければいい、他で必ず挽回する、このような気持ちを持つようにしましょう。
ミスを隠すと恐ろしい結末
ミスを隠してたら何十倍にもなって跳ね返ってくると考えておきます。正直に説明した今よりも、あとでバレる方が何十倍にも怒鳴られるという事実を知っておくのです。
さらに今対応すれば小さな被害でなんとかなる、これが明日になったらどんどん対応できなくなると考えるようにしましょう。ミスの報告は早ければはやほど良いのです。
一瞬でも隠そうと考えたらもうダメと考えてください。
ミスを隠すのはリスクがあります
ミスはバレなきゃ大丈夫、こう考えている人もいるかもしれません。ただこの考え方は恐ろしい考え方です。そんなことないと言われるかもしれませんが、何でもバレなきゃいいと思っていることはありませんか?
浮気、不倫なんでもバレなきゃいい、このような考えを持っている傾向が考えられます。バレなきゃいいという考えは止めましょう。無免許で車を運転してもバレなきゃいいのでしょうか?バレなきゃいいは自分への甘えです。ミスを隠す理由づけになってしまいます。このような考え方は行わないことをおすすめします。
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