いつものように、上司への愚痴を話してストレス発散していたときに「まずい、上司がいた」とヒヤリとした経験はありませんか。「もしかして聞かれてた？」大丈夫かなと焦る気持ちでいっぱいになることでしょう。
愚痴を言うのは構いませんが、しっかりと場所と相手を選ばないと、大変な問題になることもあります。
万が一聞かれてしまった時はどうすればよいか？今回の記事では、悪口が聞かれてた時の上司への対処方法を解説していきます。
上司の悪口がばれる要因
ますは、聞かれないように努力をすることも大切です。ストレスを発散させるために少なからずの愚痴は仕方ありません。ただバレないようにする必要もあります。
すぐそばにいることを気づかなかった
「まさかこんなところに上司がいたとは思わなかった」という状況もよくあることです。上司はいつも昼食はお弁当なので食堂には来ない、そのため午前中にあった腹の立った内容を同僚に話していたら、たまたまその日は弁当を持ってきていなかったなんてもことも起こります。
普段はこの行動をしていないからと決めるけているかもしれませんが、それは絶対ではありません。今日は出先から直帰すると言っていたからと油断していたら、戻ってきたなんてことも、よくあることではないでしょうか。
人生には「まさか」が付き物です。このまさかにいかに対応できるかで、その人の評価も変わってきます。もちろんまさかが起きない工夫をする必要もあります。愚痴を言うならば本人が絶対に現れない場所でするようにしましょう。
話した相手に告げ口された
信じていたのにと後悔しても遅い、告げ口などよくある話しなのです。ただ必ずしも告げ口とは限りません。本人はこれくらいなら言ったとしても大丈夫だろうと考えていることもあるのです。
例えば、愚痴を言っていた相手と上司が二人きりになったとします。この二人はあまり接点がなく話す内容に困ってしまったのです。共通するのは私のこと、そのため話題のネタとして私の話をしてしまいました。上司と二人きりのシチュエーションで沈黙に耐え切れず、思わず話してしまったということです。
もちろん悪気はなかったし、話そうと思ってもいなかったが話題になってしまい、なんてこともあります。そのためできれば上司の愚痴を話すならば、同じ職場でも上司と絶対に接点のない人や、同僚でなく友人を選ぶことをおすすめします。
また本気で告げ口されて裏切らたなんてことも考えられますので、話す相手は慎重に選ぶようにしましょう。
別な人に聞かれていた
飲み屋で友人と会話しているときに「うちの課長の〇〇がホントにいつも口が臭くて困る」と話し、みんなで盛り上がっていたとしましょう。誰も知らない人でも酔っているとその手の話を楽しいと感じるときもあるのです。
「よくあるよ～」なんていいながら盛り上がり、それじゃ帰ろうかと会計に行くと、そこには同じ部署の人がいました。そしてこちらを見てニヤリ、もしかして聞かれてた？とドキドキしてしまうこともあり得る話です。
酒の肴にしていた話が一転、もしかすると告げ口されるかもという心配になるのです。先ほどの盛り上がりから一瞬にして現実に戻されたような状況、早く弁明しなければと焦る気持ちもおこることでしょう。
どこに知り合いがいるかは分かりません。壁に耳あり障子に目ありということわざもあります。愚痴を言って盛り上がるのはストレスの発散になりますが、気を付けなければ、新たなストレス生むこともあり得るのです。
悪口を知ったときの上司の気持ち
悪口を言われたと知った上司の気持ちはどんなものでしょうか。部下に悪口を言われる上司の気持ちを考えてみましょう。
怒りがこみ上げる
これは当然かもしれません。「あれだけ目にかけていたのに」と思っているかもしれません。その結果、予想される上司の行動は次の3点です。
・仕事に支障が出ないように話し合う
・怒りが頂点に達したのですべてにおいて無視をする
・異動をさせる
上司の方が立場は上です。嫌がらせをしようと考えれば簡単に行えるのは、もちろん上司の方に決まっています。怒っている上司が一番に取る方法は無視、その後に異動させるということではないでしょうか。
話し合いを設けてくれる上司は、悪口の内容が許せる範囲か、部下として必要な人材のどちらかです。どちらでもなければ、無視される可能性が高くなるのではないでしょうか。相手も人です。面倒と感じれば無視するのが手っ取り早いと考えてしまうのです。
ショックを受ける
今までそんなふうに思われていたなんてと、ショックを受けて落ち込んでしまう上司もいるはずです。「俺は人気のある上司だと思っていたのに・・・」と考えてしまうほどショックを受けてしまう可能性もあります。
悪口に対し怒りではなく、ショックを受ける上司はとても温厚かもしれません。その結果、その悪口に触れることなく普通に仕事で用事があれば接してくれることでしょう。ただ空気が重い状況で仕事を行うようになります。それに耐える必要があるのです。
その状況に果たして耐えることが自分にできるかが問題です。このような上司に謝罪をしたとしても、ずっと気にし続けるタイプなので、謝罪を受け入れたとしても、行動が変わらないかもしれません。
まだ怒ってくれるタイプの方が良かったと思う人もいるでしょう。
受け止めてくれる
私は周囲からそのように思われていたのかと受け入れてくれる人は、話し合いの場を設けてくれる可能性が高くなります。一番良い結果にしようと上司から尽力してくれるのです。
もしかすると、陰で悪口を言っている行為に対し、お叱りを受けるかもしれません。ただ上司から叱られても仕方ないと思うことが必要です。もし仕事を続けたいのならば、しっかりと謝罪するようにしましょう。
この受け止めてくる上司が一番有難いかもしれません。感謝をしながら話合うようにしましょう。
上司に悪口を聞かれたときの対処方法
上司の悪口が知られてしまったのは仕方ありません。そのあとにどう行動するのか、対処方法を考えていきましょう。
素直に謝る
素直に謝るのが大人の対応ではないでしょうか。上司に「少々お時間をいただけますか」と声をかけ「申し訳ございませんでした」としっかり謝罪をするのです。もちろん上司が、どのような声をかけてくれるかは分かりません。怒りの度合いが高ければ無視されることも考えられます。それほどひどい悪口を言ったのかもしれないのです。
ただ、謝罪をしたという事実はしっかりと残ります。その行動は大事なのではないでしょうか。また謝罪するならば早く行うようにしましょう。この場合は早ければ早いほど良いと考えてください。遅くなるほど、気まずいことになっていくでしょう。
ハッキリ言って堂々とする
謝罪をした後に「しかし私の考えも職場の声として聞き入れてほしい」とハッキリ伝えることも一つの手段です。これは上司の悪口が正当なものならば通用する手段と言えるでしょう。
例えば先ほどの「口が臭い」という悪口ではダメですが「気づくと居眠りしている」という内容ならばどうでしょうか。このような陰口ならば堂々と改善要求を出す手段もあります。
ただその結果逆切れすることも考えられます。これは相手をよく考えて行うようにしましょう。
ごまかす
本人にかれたのではなく、告げ口から知られた場合はごまかすという手段も使えます。「私の悪口を言っていたと聞いたが」と話されたら「そんなこと知りません。話す訳ないじゃないですか」とオドオドせずハッキリと話すのです。
「〇〇と話していたのを聞いた」と言われても、「それは友人の話で、上司のことではありません」とごまかし続けるのです。これにより「あっそうなんだ」となれば儲けもの、ラッキーと思えることでしょう。
ただこれに対し誰が告げ口したか、犯人探しや告げ口をした人が分かっていても攻めるような行為をしてはいけません。それは悪口を言った証明になってしまうのです。もし犯人が分かっているのならば、それまでの人と考え、二度と愚痴は話さないようにしましょう。
何事もなかったようにふるまう
お互いに気まずい内容なので、何事もなかったようにふるまうのも一つの手段です。悪口を言っていたのを知られても普段と変わらずに仕事をするのです。上司から無視をされても何でかな？ぐらいに何事も無く行動します。
その結果、あれは勘違い？と思われるかもしれません。
悪口や陰口は言わないことが大事
仕事のストレスで言いたくなる気持ちも分かります。ただあまり悪口は言うものではありません。もしかするとその悪口が自分に返ってくることもあるのです。
悪口で盛り上がるのは幼稚な行動と考えるようにしましょう。
社会人のやる行動ではありません。ストレスを発散するのならば、別な方法を考えることをおすすめします。
コメント