現在、ありとあらゆるものが機械化されていますよね。美容院や飲食店の予約もネットで行うことができ、スマホがあれば情報が何でも収集できます。現代はとても便利な世の中になっています。また、AIの開発も進んでおり、さらに技術は進歩していくでしょう。
・・・しかし、ありとあらゆるものが機械化されているということは、今後人間の仕事まで機械が行うことになり、仕事や職業が減っていくということが懸念されます。そして、「10年以内、20年以内にこの仕事がなくなる、この職業がなくなる」とよく言われています。
今回は、これから先なくなるであろう職業と、これから先もずっとなくならないであろう職業を紹介します。
これから先なくなるであろう職業
この先なくなるであろう職業は、人間でなくても、機械だけでできる仕事です。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
レジ係
もうすでにスーパーマーケットで、セルフレジが導入されているところがありますよね。この先、スーパーマーケット以外でもセルフレジが導入されることと思います。
また、商品にタグが付けられ、スマホをタグにかざすことによって決済ができるというシステムも普及されていくと言われています。
事務員
人間が行うとミスが出ますが、機械が行うとミスなく処理できます。また、人間は体力の限界がありますが、機械はずっと仕事ができます。人間よりも機械が行った方が、早く仕事が終わるでしょう。このことから、事務員もなくなることが懸念されます。
通訳
現在も、日本語を話すと自動的に外国語に変換されて、音声で流れる機械がありますよね。今後は、通訳も全てこのような機械1つあれば完結するでしょう。
あらゆる受付・案内人
これからは、一昔前で言う「受付嬢」と呼ばれる人もいなくなり、訪問者が受付でモニターやパソコン、タブレットを操作する形になっていくでしょう。(ちなみに、実際にもうすでに導入されている会社がありました。)また、施設の案内も専用ロボットのみで事は足ります。
このことから、受付や案内を行う人もいなくなるでしょう。
CD・DVDのレンタルショップ
現在は音楽をダウンロードしたり、Youtubeで音楽が聴けたり、動画が見れる時代です。そうなると、わざわざCD、DVDを借りに行かなくても済みますよね。このことから、CD・DVDのレンタルショップもなくなっていくでしょう。
スポーツの審判
これもAIで判断できるでしょう。というより早く機械化してほしいです。特にフィギュアスケートは。審判の不正、結構ありますからね・・・。
チケットの半券もぎり係
空港で搭乗する際、チケットを機械に入れると自身の控えのみ出てきますよね。映画館のチケットも、おそらく同じような形で機械が処理する形になるでしょう。または、スマホに予約を入れて、スマホをかざす形になるかもしれません。
さらに、アーティストのライブやスポーツ観戦のチケットは転売防止のため、一部ではデジタルチケットが利用されています。今後も、デジタルチケットが普及されていくことでしょう。ちなみに、嵐のコンサートは完全にデジタルチケットになり、本人確認も厳しくなり、入場の際に身分証が必要となりました。
電車の運転手・車掌
電車は実際に人間が運転しているわけでなく、電気で動いています。現在は何名か車掌が乗車していますが、今後、さらに技術が進むと、無人での運転が可能となるでしょう。
新聞配達員
皆さんも、情報はスマホのニュースやテレビでわかりますよね。そのため、新聞を取っていない家庭も多いことでしょう。私の家でも取っていません。この先、ペーパーレス化が進み、ネットで新聞を見ることができるようになると言われています。
郵便配達員
若い方はもう年賀状を書かなくなり、新年のあいさつはLINE等で済ませているのではないでしょうか。私ももう祖父母は全員他界したため、年賀状は従姉妹一家にしか出していません。
このように、年賀状や手紙がメールやLINEにとって代わるように、書類のやり取りも、PDF化してメールで送信すれば完結します。メールで送ることができないものも、宅配サービスにとって代わることが予想されます。
ガソリンスタンド店員
こちらもすでにセルフの給油所がありますよね。また、最近の車は低燃費のものが多く、ガソリンの需要が縮小していきます。
さらに、若い人の「車離れ」が進み、そもそも車を持たないという人も増えています。ドライブに行く時もレンタカーを借りる、という人が多いです。ちなみに、私も車は持っておらず、自動車学校の卒業検定以来、車を運転していません。いわゆるペーパードライバーです。
専業主婦(夫)
現在、年金だけでは生活していけない状況です。60歳を過ぎても働いている人、職を求めている人、増えています。(詳しくはこちら→60代前半の労働者・求職者の味方〜高年齢雇用継続給付とは?)将来、安定した老後を迎えるにあたり、働いて収入を得て、貯蓄を蓄えていくことが必要となってきます。
以上、近い将来なくなる職業、仕事を紹介しました。
※一番最後の専業主婦(夫)は機械に関係ないですけどね・・・。
しかし、これらはまだ一部であり、他にもなくなる職業が出てくることでしょう。
これから先もなくならないであろう職業
では、この先もずっとなくならないであろう職業は何でしょうか。
この先もなくならないであろう職業は、人間でないとできない仕事です。
こちらも1つずつ見ていきましょう。
医師・看護師
人間の不調というものは身体だけではありません。精神的な不調もあります。近年、精神疾患を患っている人が増えています。腫瘍がある、骨折した、ということであればレントゲンやMRIでわかります。また、血液検査を行えば、数値で不調が判別ができます。しかし、機械では精神的な不調まではわかりません。また、医師・看護師と会話をすることにより、気持ちが落ち着くこともあります。
その点から、医師・看護師という職業はなくならないでしょう。
動物を飼育する農業
農業でも、特に豚、鶏、牛等、動物を飼育する養豚、養鶏といった仕事についても、機械がすべて行うのは困難でしょう。給餌、給水、温度管理は機械で行うことが可能ですが、飼っている生き物が元気か、元気でないかというのは人間が実際に目で見ないとわかりません。
そのため、動物を飼育する農業も生き残るでしょう。
介護士
こちらも、機械では限界があります。実際に、介護が必要な人の気持ちを汲み取らなければならないためです。介護に必要な道具(ベッドや車椅子等)は機械化されたとしても、介護が必要な人のニーズを察知して対処することができるのは、やはり人間です。
そのため、介護士も生き残るでしょう。
機械の修理工
あらゆるものが機械化されている、AIにとって代わると述べましたが、その機械やAIが壊れてしまっては、仕事が進まず本末転倒です。そして、その機械を修理するのも、やはり人間です。結局、人間の力は必要とされるのですね。
以上、この先もなくならないであろう職業を紹介しました。なくなりにくい仕事に共通するのは、人間や動物等の不調やニーズを察知する仕事なのですね。これは機械では難しいでしょう。
まとめ
- あらゆるものが機械化されている現代、人間の仕事が減っていく可能性があるという弊害があります
- 機械だけで行える仕事はこの先なくなっていくでしょう
- 人や動物を相手にする仕事、機械の修理は人間でないと行えないため、なくならないでしょう
この記事のタイトルは「機械に仕事を奪われる!?」ということで皆さんも不安になったかもしれませんが、全ての職業がなくなるわけではありません。
あらゆるものが機械化されても、結局人間の力は必要なのです。
安心してくださいね。
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