産後の転職活動はいつから始めよう?そう悩んでいる女性も多くいると思います。日本の企業は、この点の問題に対し非常に遅れている、だからこそ悩む女性もいるのではないでしょうか。産後の仕事復帰は、一人の考えで進めていい話ではありません。成功しなければ、何よりも子どもに迷惑がかかる問題です。慎重に事を進めていきましょう。
今回の記事では、産後の転職活動を成功させるためのポイントを解説します。失敗するケースや注意点と合わせて確認をしてください。
産後の転職活動を成功させるためのポイント
まずは、産後の転職活動を成功させるためのポイントを解説していきます。
さまざま方法で求人情報をくまなく確認する
産後の転職活動を成功させるためには、より多くの求人情報が必要です。まずは、さまざま方法で現在はどのような求人が有るかを確認していきましょう。
ただやみくもに探しても意味がありません。産後の転職活動ですから、普段の転職活動と違い、優先するものが違ってくるはずです。その優先順位を自分でまず考えてみましょう。「子ども」「家事」「前職と同じ業種」「資格を活かした仕事」など、自分の状況に合わせた求人を探すためにも、優先するべきことを書き出しておきましょう。パートナーと相談すると、その後の協力も得られやすくなるかもしれません。
そのあと、多くの求人情報から、条件が合いそうな企業を選んでいきます。求人探しの方法はすべて見ることをおすすめします。
- ハローワーク(近くにあればマザーズハローワーク)
- 求人サイト
- 前職からのつてや紹介
1つのサイトを見れば、同じような求人ばかりだから大丈夫と考えるのは、ちょっと危険です。非公開情報などが、サイトごとにもあります。くまなく探す時間すらない女性は、まだ仕事をするべきでないかもと思うことが大切ではないでしょうか。ここでの求人探しが、自分の負担を減らし長く続ける、いわば成功するために必要なポイントです。
産後の育児に理解ある職場を見つける
産後の転職活動を成功させるためには、育児に理解のある職場を見つけることが大切です。さきほど優先順位を考えたとき、ほとんどの女性が、1番は子どもとなったのではないでしょうか。
確かに日本は諸外国と比べても、この手の問題に遅れています。ただ、すべての企業ではありません。産後の女性の社会進出を応援する企業もたくさんあります。サイトの口コミや、ハローワークの情報なを確認し、育児に理解のある職場を探すようにしましょう。仕事を無理なく続けるために、必要な情報です。
産後の転職活動で失敗するケース
次に産後の転職活動で失敗するケースも知っておきましょう。
産後で家にいたせいか仕事の感覚が戻らない
産後の転職活動で失敗するケースとして、なかなか仕事モードに切り替わらないと思う女性も多くいるようです。産後で長い時間家にいたせいか、通勤や拘束される時間になかなか慣れないと感じます。
せっかく良い職場を見つけて転職ができても、自分の心と体が追い付かないことで苦痛に感じる人もいるようです。そのような状況では、仕事も不十分になり、イライラも募ることでしょう。仕事に復帰する前に想像していた状況と異なる自分がいることで、家事も思うように行かなくなります。イライラしている妻を見て、夫も不満を漏らすかもしれません。
転職活動が成功をしても、自分の気持ちが追い付かないせいで、失敗をするケースもあります。不安な女性は、仕事を最初からトップスピードで始めるのではなく、自分と子どものためにも徐々にならしていくことが必要です。
パートナーの助けを得られなかった
最近はこの手の話は少なくなりましたが、パートナーの助けを得られず、失敗をする女性もいるようです。夫の育休取得が注目されている時代ですが、育ってきた環境からか、その考えを否定する男性もいるのかもしれません。自分の母親が家にいたことで助かった、そのような記憶から自分の基準で復帰を懸念しているのでしょう。また、夫の育休については、こちらの記事も確認してみてください。
夫が育休を取得するのを悩んでる?メリットとデメリットから取得を考えよう
そもそも産後の仕事を始めるにしても早すぎる、このような考えを持つ夫もいるはずです。その意見を無視し、転職活動を始めれば、夫も面白くありません。優先するべきは子どもと考える夫、早く復帰をしたいと思う妻、お互いどちらも譲らなければ、夫婦げんかに発展するはずです。
共働きをするのらなば、夫婦が協力をする必要があります。それが嫌ならば、どちらかの両親と同居を考えるなど、別の手段を話し合うべきかもしれません。パートナーの助けを得るためにも、お互いが納得をして始めるようにしましょう。
手取りが良い会社へ転職したが仕事がハードだった
優先順位を間違えて失敗をするケースです。どうせ仕事をするのならば手取りの良いところと考え、給料が高いところを選び失敗をします。給料が高いと言っても、結婚前に勤めていた時よりも低いと考える女性もいることでしょう。ただ、比べることが間違いです。
そのときの自分と状況が変わっています。産後の自分は、ほかに守るべき人が増えた状態です。前職に似た給料を最初から求めても、同じパフォーマンスができる可能性がとても低い状態にあることを忘れてはいけません。
先ほど説明をした優先順位を考えなかったことによる失敗です。転職活動をする前に、客観的に見た自己分析を行うようにしましょう。この手の失敗が減るはずです。
産後における転職活動の注意点
最後に産後における転職活動の注意点の解説です。
子どもは大丈夫かの確認
働きだしても、子どもは大丈夫かの確認をしましょう。産後に転職活動を行うのは、自分だけのタイミングではありません。子どものタイミングも重要です。とくに初めての出産ならば、子育ても初めて、慎重になるべきではないでしょうか。
慎重になったら仕事など始められない、そんな声も聞こえてきそうです。ただ、無理やり初めて失敗をすれば迷惑するのは誰でしょうか。子ども、夫、転職した企業など、家族以外の人にまで迷惑が及ぶかもしれません。転職活動をした時間も、もし失敗をすれば無駄になります。
子どもが喘息を持っている、アレルギーが強く出るなど、何かしらの症状があるときは、様子を見ることをおすすめします。
できるだけ通いやすい職場を選択する
産後の転職で重要なのが、通勤時間です。できる限り通いやすい職場を選択するようにしましょう。万が一子どもが熱を出したら、すぐにでもお迎えに行く必要があります。
通勤時間が長いと、その時間でヤキモキすることでしょう。小さい頃の発熱はよくあります。その都度、時間がかかっていたら、自分の心の負担にもなりかねません。
まずは資格の取得を考えてみる
そんなこと考えていたら仕事なんてできないと思われる女性もいるかもしれません。仕事がしたい!とイライラするのも注意です。まずはグッとこらえて、仕事に復帰をするための準備をしてみてはいかがでしょうか。
自宅にいながらでも、資格を取得する勉強はできます。転職活動で有利になりそうな資格の取得を目指してみるのも前向きな行動です。社会復帰のための準備期間と思い、何かしらの取得を目指してみましょう。
産後の転職活動を成功るためにも焦ってはいけません
産後の転職活動を成功させるためには、焦ることをは禁物です。パートナーから反対されているのならば、いつ頃なら復帰していいのかなど、話し合うようにしましょう。その間に資格を取得すれば、転職活動の助けにもなります。
我を通すと、反発を受け失敗をする可能性が高まります。家族でしっかりと話し合い、焦らずにことを進めるようにしてください。
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