転職初日の出勤は誰でも緊張して当たり前です。もしかすると新社会人の時よりも、緊張するのではないでしょうか。新社会人ならばある程度甘やかしてくれることもありますが、社会人経験のある転職には、そのような考え方は通用しません。
初日のミスは、以降の人間関係を揺るがす問題に発展する可能性も秘めています。そんな転職初日、自分を好印象にするために、できることはしっかりとやりましょう。今回の記事では、転職の前日と当日に、注意するべきポイントを解説します。
転職出社前日の準備
まずは転職前日の準備です。初めての社会人ではないので、油断をしている可能性も十分考えられます。普段だったらしないミスも起こしかねない状況です。どこかでなめられないようにしようと勘違いしていることはありませんか?転職初日はケンカではありません。自分が試されることを忘れてはいけません。前日はしっかりと準備をするようにしましょう。
翌日着るスーツと靴のチェック
いつも着ているものだから大丈夫と見落とす人もいます。ズボンに折り目がしっかりとついているかも確認しましょう。靴の汚れも論外です。またワイシャツは首元が擦り切れていることはありませんか?転職の人は、着慣れているせいか、新人と違い古いワイシャツを着ることも多いはずです。首元の汚れはイメージダウンです。「だれがそんなところ見るの?」と思われるかもしれませんが、初日だから目が行きます。「そんな注意もできない人を雇ってしまった」と思われるのが嫌ならば、襟元にも十分注意しましょう。
また、就業規則は確認したでしょうか。ネクタイの柄、ワイシャツやスーツ、靴の色など定められていることはありませんか?とくに営業会社に転職する場合は、色へのこだわりが強い会社が多くあります。カラーシャツを禁止している可能性も十分あるので、再度確認をしておきましょう。
ハンカチを持ちあるくのは当然です。普段慣れていない人は、ワイシャツの上に置いておくか、カバンの中に事前に入れておきましょう。とにかく大切なのは「清潔感」です。良いイメージを与えるのは身だしなみから、髪形がボサボサは論外、すぐに散髪に行きましょう。爪も切るようにしてください。
持ち物を確認
忘れものが一番恥ずかしいです。前日は忘れ物をしないよう十分にチェックをしましょう。
入社に関する書類
入社に際し出勤初日も持参するように言われている書類を確認しておきましょう。初日は手続きも大変です。言われているにも関わらず忘れたとなればイメージはガタ落ち、もう一度チェックをしておきます。
- 年金手帳
- マイナンバーの分かるもの
- 雇用保険受給資格者証
- 前職の源泉徴収票
- 住民票
- 印鑑
- 給与振り込みをする通帳の情報
- 入社に関しての書類(緊急連絡先などを記載したもの)
- その他(身分証明書)
これらの書類は持参するように言われることが多い書類です。自分で再度入社に関しての資料で確認してください。身分証明書が必要と言われる会社もあります。これは市区町村の役場で発行できる書類、免許証などとは異なります。確認不足がないようにしましょう。転職をする人は、知っていて当たり前と思い、深く説明しないこともあります。決めつけないように注意してください。
筆記用具とメモ帳
これは社会人として当たり前の持ち物です。しかし最近はスマホによる便利な機能があることから、持ち歩かない人も増えています。筆記用具などは、入社の案内の持ち物へ記載していないかもしれません。当たり前のものだからです。持ち物に書いてなかったので持ってこなかったと言う理由は通用しません。
クリアファイルも持っておくと便利です。渡された書類をクリアファイルに保管する姿は好印象を与えます。イメージを良くするためにもクリアファイルを持っておきましょう。
あいさつの内容をまとめておく
初日に必ず行うのが職場でのあいさつです。自己紹介の場で、照れながらや恥ずかしいそぶりであいさつをするのは新入社員だけ、転職組は凛とした態度で臨みましょう。そのためにも事前にあいさつの内容をまとめておく必要があります。行き当たりばったりなあいさつにならないよう、事前に考えておきまましょう。詳しくはこちらの記事を確認してください。
初めての職場でのあいさつのポイント、やり方、例を紹介!!
出勤時間と電車の時刻表を確認
何時までに出社すればいいのか、それに対し何時の電車にのればいいのかを確認しておきましょう。出社時間は余裕を持つことがだいじ、8時30分までに総務へ来てくださいと言われているのならば、10分前ではなく、さらに余裕を持つことが大切です。
また、面接は違うところで行ったので、転職初日は初めて行く場所ということもあります。事前に行ければ安心ですが、時間がない場合はグーグルマップなどで確認をしておきましょう。慣れていない土地に行く場合は、事前に確認しておくべきです。
転職初日の際の注意ポイント
それでは、転職初日に注意するポイントを解説します。先ほどもふれましたが遅刻しないのは当たり前、時間に余裕を持って行動をするようにしましょう。最初に焦ることになると、1日が落ち着かなくなります。
朝は早く起きる
転職の初日は朝に余裕を持ちましょう。身だしなみをチェックするためです。急いで髪がボサボサということがないように注意してください。当たり前ですが歯磨きも必ずします。
朝に余裕が持てれば身だしなみのチェックを落ち着いてできます。社会人のキリっとした着こなしで家を出るようにしましょう。
業務をする心構え
初日だから業務はしないだろうと決めつけてる気持ちはありませんか?初日でも、すぐに業務を行う場合もあります。転職に求められているのは即戦力です。少しでも早く仕事に慣れてもらうためにも、総務の手続きが終わればすぐに業務についてもらうこともあるのです。
初日だから業務はしないだろうと言った気持ちは持たないようにしてください。甘えた気持ちは周囲に見透かされてしまいます。仕事をどんどんくださいという意気込みでいるようにしましょう。
職場でのあいさつは笑顔で
先ほども説明しましたが、職場でのあいさつは重要なポイントです。事前に準備をしっかりと行い、緊張せず行うようにしましょう。長く話す必要はありません。自分を知ってもらえばいいだけです。間違っても自慢話にしないようにしてください。
やはりあいさつは笑顔、これが大切、初日から周囲の人を威嚇したらマイナスです。一発かましてやろうなどといった考えは不要、笑顔であいさつをしてください。
会社のやり方を受け入れる
転職をしたばかりの人が嫌われるポイントに、前の職場のやり方を持ち込む人があげられます。「前の職場ではこうやっていた」「ちょっと違うんですね」など、知っているようなそぶりをする人です。このような人に教えるのは面倒、周囲もいい気分ではありません。聞かれて答えるならば分かりますが、知ったかをするような言動は嫌われます。あまりに言いすぎると「じゃあ前の職場に戻れば」と言われる可能性もあるのです。嫌な雰囲気にならないようにするためにも、十分注意するようにしましょう。
その後の仕事をスムーズにするためにも初日は特に力を入れる
転職初日は緊張をすると思いますが、事前に準備をすることで和らげることができます。前日のチェックをし、当日に注意するポイントを知っておくだけでも違います。
初日に好印象を与えれば、その後の仕事もスムーズ、すぐに職場に溶け込めるかもしれません。自分らしさを出すのは先にし、まずは新しい職場の様子を伺いましょう。
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