せっかく面接への受け答えを練習しているのに、そもそものマナーができていないため、面接官に嫌われてしまう人もいます。一度受けたマイナス印象は、簡単には回復することができません。その時点で面接は終了している可能性が高くなるのです。
面接官に「そんなことすら分からない?」と思わせたら最後、どんなに素晴らしい受け答えを用意しておいても意味がありません。面接マナーをしっかり把握しておくようにしましょう。そのためもマイナス印象になる面接時のマナーについて今回の記事では解説していきます。
このような行動は絶対にしてはいけません。
NGなことを知っておく
良いマナーを覚えることも大事ですが、マイナス印象を考えることも重要です。まずはしてはいけないダメなことを把握しておきましょう。知っていると知っていないでは、良いマナーに差が出ること間違いなしです。
また面接時に大切な内容はコチラにも記載しています。上手にこなすためにも参考にしてください。
転職の面接でついた嘘のセーフとアウト、知っておいた方が良いリスク
面接で問われる「最後に質問はありますか?」の返答方法
身だしなみでアウト
身だしなみは面接の基本中の基本、これをできないのならば、そもそも面接に行く必要はありません。時間の無駄になること間違いなし、身だしなみができていない人を雇いたと思う会社はありません。
面接に行くときは頭から足までくまなくチェックをするのは自然にできて当たりまえ、これも分からない人をどう教育していくの?面接官はこのように考えることでしょう。
まずは頭、気になるから先週に髪の毛を切ったので大丈夫と油断していると、寝ぐせがついていることも考えられます。寝ぐせのある社会人はみっともない、出かける前に鏡の前で確認するようにしましょう。
次はお化粧、あまりにもメイクが濃すぎて不自然極まりないという顔になってはいませんか?面接を受ける会社によってはメイクをあまりしない方が好印象になることもあるのです。また、ヒゲもしっかりと剃るか、見た目の良いものにしておきましょう。
次は服装、こちらも面接を受ける会社のイメージに合わせて選んでいるか、さらに選んだ服がヨレヨレなんてことはありませんか?スーツならばワイシャツの襟やボタン、ネクタイの色にまで気を使わなければいけません。
爪も見えないから関係ないと思っていませんか?これは面接の前日でもきれいにできます。チェックを怠らないようにしましょう。
最後は靴です。服装に合わせた靴を選んでいるか、その靴はしっかりと磨かれているか、この点も前日にチェックできる部分です。当日に慌てることの無いよう、できることは前日に済ましておくようにしましょう。
時間でアウト
面接に遅刻をした、正当な理由なく遅刻した場合はアウト、時間は誰もが気をつけていれば守れるもの、その自覚がないという現れになります。そもそも時間を守れない人が仕事をしても、周囲の足を引っ張る可能性が高いと考えることができます。採用後に「誰があんなやつ面接した」と言われるのは面接官も嫌なのです。基本的なことすらできない人を、面接官がリスクを負ってまで採用させようと考えるわけがありません。
さらに早く会社に着き過ぎるのも実はアウトなのを知っていましたか?早ければ早いほどいいと考え、30分前から現れる人もいます。担当者は「まだ準備もしていないのに」と考えているかもしれません。早すぎてもアウト?というのに疑問を持たれる人もいるかもしれませんが、出来れば外で時間をつぶし、10分ぐらい前に受付を行うのがベストです。転職での面接は何人もいっぺんに行っている訳ではありません。この点もマナーとして頭に入れておきましょう。
臭いでアウト
臭いに敏感な人は沢山います。自分では気づかない見えない敵、これが臭いです。まさかとは思いますが、前日にニンニク料理を食べるなんてことはありませんか。また知らないうちに口臭がきつくなる料理を食べている可能性も考えれます。特に中華料理、面接前の食事を中華料理店で済ませたなんてことの無いようにしてください。服にも臭いが染みつく可能性があります。
更に気になる臭いがタバコです。タバコのにおいが口臭やスーツからする人は嫌がられる可能性が大きくなり、相手に与える印象はかなりマイナスになることでしょう。普段の自分を知ってもために普段から吸っているタバコのにおいをさせていく、なんて答えている人もいましたが、答えにもなっていません。面接を受ける心構えがなってないと取られても仕方ないのです。
また、あまりにも強い香水も嫌がられる対象となります。普段から付けすぎと考えている人は控えるようにしましょう。良い印象を与えることはありません。
言葉遣いでアウト
中途採用は社会人経験もあることから、それだけで面接のハードルが高まることもあります。その中でも面接官が気にしているのは言葉遣い、あきらかにおかしな言葉遣いをしている人は、答える内容が良くても相手の耳には届きません。言葉遣いにばかり気もちがいってしまい、内容が入ってこなくなってしまうのです。
言葉遣いでマイナスの印象を与えてしまったら、面接官の記憶は、言葉遣いがダメだった人の印象のみです。面接を受けるマナーがなっていないと取られても、仕方ないと考えることができるでしょう。
普段から自分の言葉遣いが正しいか、気を使いながら話すという環境にいる人は少なく、これは敬語じゃなかったの?と驚くこともあります。自分が正しいと思っていたことが実は間違っていた、言葉遣いではよくあることです。
ただそれだけにしっかりとした言葉遣いの人は良い印象が残るということになります。言葉遣いで落とされる人は、面接を何回も繰り返す可能性が高くなるので、早めに直すようにしておきましょう。
会話内容がアウト
質問された内容に答えていない、会話のキャッチボールができない人も面接マナーができていません。会話の中で重要な、相手の言葉を聞くという事ができない人、このような人を必要な人材と思う訳がないのです。
質問をしても的確な答えがなければ相手は疲れます。会話のキャッチボールができない、しっかりと質問の内容を理解していない、とんちんかんな回答をする、この時点でアウトとなることでしょう。
また、会話の内容が正直過ぎる場合もアウトになります。「もっと楽な仕事に就きたくて」と答えたとき、面接官はマナーができて無いと捉えることでしょう。馬鹿正直に何でも答えれば良いというものでもありません。隠すことはしっかりと隠す、これも社会人としてのマナーです。
携帯が鳴ってアウト
コンサート会場や、映画館に行けば必ず注意される携帯電話のマナーモード、面接のときは自分で注意しなければいけません。面接中に着信音が鳴った場合、面接官はどのように感じるでしょうか。面接を受けるマナーがなっていない、このような状況で音が出るようにしておくなど呆れてしまう、ここまで考えるかもしれないのです。
面接を受ける前は必ず電源を切るかマナーモードにしておきましょう。それでも緊張から忘れてしまい、面接中になってしまったときは、冷静に謝罪をし携帯を切る行動力が必要です。慌てふためく姿はみっともなく、そのような人にはマイナスイメージが残ります。携帯での失敗は増えているようです。十分に注意するようにしましょう。
マイナスの面接マナーを知って、プラスにかえよう
マイナスの面接マナーは、どれも初歩的なことばかり、だからこそ出来ていないと大きなダメージになってしまうのです。「そんなこともできてないの?」転職の面接は即戦力を求める事が多く、ちょっとしたイメージダウンも不採用になる可能性が高くなります。
マイナス面に気をつけて、それをプラスに変えれれば良い印象を残すこともできるのです。質疑応答だけを考えるのではなく、面接マナーにも気を使うようにしましょう。
コメント