転職面接の準備は万端、自信満々で臨み内容も良好、面接官と盛り上がりうまくいったとガッツポーズしていた二日後にお祈りメールが・・・いったいどうして?このような経験を何度もしている人、もしかすると知らぬ間にNG言動を発しているのかもしれません。
どんなに面接で盛り上がっても、ちょっとしたNG言動で、形勢が逆転します。今回の記事では、転職面接におけるNG言動を紹介、自分が転職面接で話していないか確認をしてください。
転職面接におけるNG言動8選
転職面接におけるNG言動を紹介します。面接は友人と話しているわけではありません。しかし、たまに転職面接で調子にのり、余計なことまで語ってしまう応募者がいるのも事実です。NG言動はしっかりと頭に入れておき、転職面接で語らないように注意しましょう。
前職の不満を言う
前職の不満を話してしまう、転職面接でよくあることです。例えば「なぜ転職をしようと考えたのですか?」の質問に対し回答をしました。無難な回答をした後、「それは大変な思いをしましたね」など、同調されるとさらに自分の大変だったエピソードを話し出す応募者がいます。その内容はだんだんと前職の不満、そして批判につながっていくのです。
前職の不満を言う応募者、面接官は「この人うちに入社しても愚痴ばかりこぼすだろうな」と感じます。また、前職の不満とともにネガティブ発言を連発する応募者もいますが、これも良い印象を与えません。前職に固執し、後ろ向きな発言になる応募者に、誰が期待をするでしょうか。誰もいません。
前職の不満やネガティブ発言は転職面接におけるNG言動です。前職の不満は漏らさず、アクティブな言動を心がけましょう。
前職の良い点ばかり言う
前職の不満はNG言動と説明しましたが、それを意識するあまり、前職の良い点ばかりを話す人もいます。もちろんこれも転職面接時におけるNG言動です。中には「尊敬する人はいますか?」の質問に対し、前職の上司を上げる人までいます。面接官は、「そんな尊敬する上司がいるのになぜ辞めるの?」と不思議に思うことでしょう。尊敬する人を答える時は、こちらの記事を参考にしてください。
面接で尊敬する人を聞かれる意味と、聞かれた時の答え方を解説
前職の良い点ばかりを言う人、「なぜ辞めるの」「なんかあざとい」というイメージを持たれやすくなります。良い人ぶっている、そんなイメージを持たれてしまうのです。
人の悪口を言わない人、これは好感が持てますが、やり過ぎて褒めることばかりする人は信頼されません。転職面接で前職の良い点ばかり言うのは控えてください。NG言動の一つです。
待遇面の質問が多すぎる
待遇面が気になるのは仕方ありません。休日や給料、福利厚生が充実しているかなど、転職するにあたり気になるところです。しかし、いくら待遇面が気になるからと言って、その質問ばかりされては面接官も嫌気がさします。
「本当にこの応募者は仕事をやる気があるのか?」「ここまで待遇面の質問を受けると、会社の不満を簡単に言い出しそう」このようなイメージを面接官に持たれます。気になるのは分かりますが、転職面接当初から、待遇面の質問をされるのは、面接官の気分も下がることでしょう。
仕事よりも自分の待遇面を気にする人、これは企業が求める即戦力に該当しません。転職面接で待遇面の質問ばかりするのはNG言動だと覚えてください。面接で分からないことは質問するべきですが、それは仕事の内容についてです。勘違いをしてはいけません。
自分の話したいことだけを話す
面接に受かるため自分のアピールポイントを必死に話す人、これもNG言動です。自分を売り込みたい、自分の良さを分かってもらいたいと思いすぎ、面接官の質問に対し余計なアピールまでする人は、面倒な人と思われるかもしれません。
自分の話したいことだけを話す人は、面接が盛り上がったと勘違いしやすいです。手ごたえありと思い込んでいる可能性が高まります。しかし面接官の思いは、聞いたことだけ答えてよと、うんざりしているかもしれません。
面接官が聞きたいことを話す、これが転職面接における正しい言動です。自分勝手な言動は、転職面接のNG言動と言えますね。
業界用語の多様
業界用語を多用する人は、勘違いをするかもしれません。自分は詳しいアピールをしたいのかもしれませんが、転職面接においてはNG言動です。同じ職種における企業で転職面接を受けるのならば、ある程度は許せますが、度が過ぎると却って苛立ちます。
まるで面接官を試しているような気持ちにさせるのです。「こんな言葉は知っていますか?」と言わんばかりの言動、もちろん応募者にそのような気持ちはありません。業界に詳しいとアピールしたい気持ちでいるのでしょう、しかし裏目にでてしまうNG言動です。
業界用語の多用は良いイメージを持たれません。ある程度の範囲で利用しましょう。面接官の気持ちを考えることか転職面接における大切なことです。
ネットの口コミ内容について聞く
「何か質問はありますか?」の問いかけに対し、ネットで知り得た口コミ内容の確認をするのはNG言動です。もしかすると企業は風評被害にあっているかもしれません。そのような内容を確かめる応募者、わかっていないと判断することでしょう。
何か質問をしなきゃいけないと思っているのかもしれませんが、ネットで知り得た口コミで評価をする人のイメージはよくありません。問われる側の気持ちになれば分かるはずです。ネットの口コミ内容を質問するのは絶対に避けてください。
仕事を通じて成長をしたいと言う
「仕事を通じて成長をしたい」一見すると良い言葉にも見えますが、これもNG言動です。前向きで良い発言と思うかもしれませんが、面接官の中には「わが社は君を成長させるためにあるのではない」と思う人もいます。
もちろん社員の成長は企業の財産です。企業もそれを願っています。ただ、自分の口からその発言をすることに対し、嫌なイメージを持つ面接官もいることを忘れてはいけません。「会社は教育を受ける場ではない」と思い、応募者が勘違いをしていると決めつけるかもしれません。
もちろん、そう思わない人もいます。ただ、転職面接における言動は、万人受けするものでなくてはいけません。あの面接官にあたって運が悪かったと思うのは何も成長しないのと同じです。どのタイプの面接官が相手でも対応できる人材が求められています。
ご存じないかもしれませんがと付け加える
「ご存じないかもしれませんが」と冒頭につけるのはNG言動です。立場をわきまえない人、このようなイメージを面接官は持つことでしょう。
応募者と面接官の立場は、対等ではありません。選ばれる人と、選ぶ人の立場です。選ぶ人に対し「ご存じないかもしれませんが」と付け加えるのは、見下した言い方にとられます。言われた面接官は、イラッとすることでしょう。
面接官の気持ちを考えれば、NG言動だと一目で分かります。相手の気持ちを考えた言動を心がけてください。
転職面接におけるNG言動は不採用になる可能性が高い
転職面接に紹介したNG言動を発すれば、不採用になる可能性が高まります。盛り上がったと感じているのは自分だけ、相手は呆れているかもしれません。何度も転職面接で落ちている人は、自分の言動を振り返るようにしてください。もしかするとNG言動を知らぬ間に発しているかもしれません。
NG言動は相手を不快にさせる言葉です。相手の立場を考えれば、自ずと言わないようになることでしょう。あとは調子にのらなように注意をするだけです。
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