もしかしたら自分には接客業の方が向いているのかも？別の職種をしていてそのように感じることがあるという人はいませんか？接客業にはさまざまな魅力もあり、楽しみもあり、辛い経験もあるのです。だからこそ向き不向きが強くでてしまうのかもしれません。
今回の記事では、接客業に転職したいと考えたときに取得しておくとよい資格やスキルについて解説していきます。
接客業とは？
接客業とは、お客さまのおもてなしをする職業です。主にお客さまと接する機会が多くなる仕事になります。誰でも一度は接客業の仕事場で買い物や食事をしたことがあるはずです。
お客さまの立場で見ると分かることがありませんか？「あの人の態度は接客業に向いてない」そういう話をしたことがある人も多くいるはず、それは、直接関係することが多き業種だからこそではないでしょうか。逆に「あの人の接客は本当によかった、また行きたい」と思うこともあるはずです。
更に言えば「あの人の接客が良かったからまた行ったのに、別の人だったから残念、態度も悪くて最悪な気分になった、もうあのお店に行きたくない」と思われることもあるほどです。つまり、接客をされる人の態度で店の売り上げに大きく影響することもある、それが接客業の大変なところなのです。
ただこの大変な点を、「えっそんなのあたりあたりまえじゃん、それを大変と思っていたら接客業なんてできないよ」と思えるぐらいでないと、向いていないとも考えらえます。仕事だからではなく、接客業を楽しんでいる姿にお客さまは感動し、リピーターとなるのでしょう。
同じファーストフードの系列店で食べ物を購入しても、接客が良ければ美味しく食べれるし、悪ければ怒りながら食べるので、味など分からなくなってしまうのです。食事の味まで変えてしまうほどの影響力が接客業にはあるのかもしれません。
笑顔や礼儀の正しさ、立ち居振る舞いや臨機応変な接客、痒い所に手が届くなど、感動する点は沢山あるのですが、それを行うのが中々難しいことなのです。
接客業のメリット
接客業にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
・やる気があれば未経験からでも働きやすい
・学歴不問の会社が多い
・アルバイトやパートから慣れることができる
・大手企業が接客業に多くある
・コミュニケーション能力など大切なスキルが仕事をしながら身に付く
アルバイトなどで最初に働くのが接客業という人は結構いるのではないでしょうか。そしてそのまま正社員採用されたという話もよく聞きます。アルバイトで試せるという言い方はよくありませんが、向き不向きが実際に分かるのかもしれません。
転職を考えている人にも、バイトで接客業をやったことがある人も多くいるはずです。その時の経験から今でもできると思えば、心強いのではないでしょうか。また、接客業には大手企業が多くあることから、安心という点もあります。
さらに、接客業によりさまざまな経験を積むことで、スキルアップをしていくことでしょう。普通の仕事よりも多くの人と触れ合うことから、経験値のスピードは早いようです。毎日、昨日の自分よりも良い接客を心がけようと強い信念を持っている人の成長はとても速いようです。
店の雰囲気を変えるのは、店長やマネージャーではありません。先頭に立って接客をしているホールスタッフです。店長が変わっても店の雰囲気は変わりませんが、トップのホールスタッフが変わると一気に変わる店も存在します。それほどやりがいがあるのが接客業なのかもしれません。
接客業のデメリット
それでは接客業のデメリットも考えていきましょう。
・接客業から異業種への転職が難しい
・土日祝日は休めない(勤務体制が不規則）
・飲食関係などブラック企業も沢山ある（お客さま対応なので定時に上がれないこともある）
・理不尽に叱られることもある
・人と多く関わるので気疲れがおきる
やはり接客業の稼ぎ時は土日や祝日です。この時に休むことは難しい仕事ばかり、平日しか休めない、連休が取りづらいなどがデメリットで一番多く聞かれました。
更には、サービス残業などのブラックが多いのも接客業のようです。たしかに昔、ファーストフード店の店長が訴訟を起こす騒ぎなどもありました。その場合おおいのが接客業なのかもしれません。店長は管理職なのか？そのようなテーマも接客業で働く人が持っている疑問なのです。このことから企業側にいいように使われているというイメージを持ってしまう人もいます。ただニュースになるだけで、すべての会社がそういう訳ではありません。まっとうに経営している接客業ももちろんありますので、業界すべてがそうなんだと思うのは間違っています。
また、いろいろなお客さまと関わることから理不尽な人もたくさんいるようです。明らかにおかしなことを言いながらクレームを言ってくる、このようなことも多く起きるようです。そのため定時になっても仕事を終えることができなかったという経験を何度もしたことがあるという声もありました。
それでも接客業がすきだから続けているという声もあるのです。
それでは、接客業への転職に有利になる資格やスキルをご紹介していきます。
また、ほかも気になるという人は、勉強期間に応じて取得できる資格を紹介してますので次のサイトも参考にしてください。
勉強期間3年以内で挑戦できる職種・資格
接客サービスマナー検定
接客サービスマナー検定、まさに接客業のためにあるような名前の検定、これを取得していれば、あきらかに転職に役立ちそうです。
どんな資格・スキル？
NPO法人日本サービス協会が主催する検定資格のことです。3級・2級・準1級・1級の4つのレベルに分かれており、準1級以上には実技試験があるほどの検定試験になっています。
どこよりもワンランク上の上質な接客サービスが求められる接客業、サービスの基本からビジネスマナーまでさまざまな知識や技能を判定する試験です。取得しているだけで、欲しい人材となることでしょう。
エアライン・ホテル・ブライダル・リラクゼーション・医療・介護業界・金融業界などからも求められる資格、これからも多くの業界で注目を浴びる検定となるはずです。
受験資格などは特に必要はありません。どなたでも受験できるチャンスがあります。接客業を目指すのならば1級を目指してみてはいかがでしょうか。自己啓発には持って来いの検定試験といえるでしょう。
サービス接遇検定
サービス接遇検定は公益財団法人、実務技能検定協会が主催している検定資格になります。
どんな資格・スキル？
接客業に対する心構えや顧客心理、応対の技術、態度、振る舞いなどが審査される検定です。検定のために勉強をしていると、おもてなしの心を鍛え、接客業は心ということを理解できるようにもなります。先ほどと同様、多くの業界から試験を受ける方が増えており、注目されている試験です。ということは、取得しているだけで転職が有利になることは間違いありません。
とくに受講資格もなくどなたでもやる気があれば受けることのできる検定です。ぜひ1級を目指してみましょう。
レストランサービス技能検定
正直あまり聞いたことの無い検定試験ではないでしょうか？こんなのもあるんだぁと思われる人も多くいるはずです。
どんな資格・スキル？
レストランなのどのウエイターやウエイトレスを目指すのならば、この国家検定でもあるレストランサービス技能検定を受講するのがおすすめです。レストランサービスの技能を向上させるための各種講習会や起業研修、セミナーやコンクールまで行っている団体、一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会が行っている検定試験です。
試験には1級から3級の3つがあり、合格すると「国家技能検定資格レストランサービス技能士」の称号が与えられ、飲食業界への転職には間違いなく役立つ資格となります。
サービス関連唯一の国家資格を有してみてはいかがでしょうか。
接客が好きだからできる接客業
接客業は現在も人手不足に悩まされている業界です。もしかると簡単に転職できるかもしれませんが、自分の目指している会社があるのならば、資格を取得してから望むべきです。
一度入社すると中々次の転職へと考えられるのもではありません。一度で自分の希望する接客業の会社に行くためにも、必要とされる資格を有しておくようにしましょう。
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