今勤めている会社を辞めたたいと考えてしまうことは誰にだって起きてしまうことです。ただ簡単に辞めると言っても収入がなくなるのですから、簡単に決断することはできません。
ただ次の転職先が見つかっていれば、今の会社を辞めるハードルも低くなるのではないでしょうか。
今回は、会社を辞める前に、次の転職先を決める方法について解説していきます。
会社を探す前の準備
今の会社に勤めながら次の就職先を探すのだから、事前準備が必要となります。衣食住の確保をしっかりとするためにも、このことを怠ってはいけません。
家族に伝える
自分が会社を辞めることを必ず家族に伝えるようにしましょう。中には家族に内緒で探し決まってからの「事後報告」でいいと考える人もいますが、それは大きな間違いです。
相談をしてくれなかったことに対し必ず家族観で溝ができ、もし転職が上手くいったとしても喜んでくれない可能性が考えられます。「迷惑をかけなければいい」といった考えは捨てるようにしましょう。
「お金を家に入れればいいのだから、バレなければいいだろう」「きっと反対されるから話したくない」この考えは転職活動において邪魔な考えです。ただでさえこれから気を使わないといけないのに、家族にまで気を使ってどうするのですか。
家族を味方に付けなければ、転職が上手くいく可能性は低くなります。そもそも家族に隠し事をしている時点で、次の勤め先でも上手くいくわけがないのです。
家族にしっかりと説明することには、もう一点大事なことが隠されています。それは家族に説明する前に「本当に会社を辞めたいのか」ココを再確認することができるのです。自分の気持ちを整理してからでなければ家族に内容は伝わりません。
もし家族が納得しないのならば、辞めようとした気持ちが浅いという判断を受けた可能性もあるからです。会社を辞める前に、必ず信頼できる家族に気持ちを打ち明けるようにしましょう。
貯金を貯める
少なくとも3カ月は生活できる貯金を貯めてから転職先を探すようにしましょう。もちろん、収入を減らさないため、会社を辞める前に転職先を決めようとしているのですが、万が一の場合もあります。
何かことを起こそうとする時は「まさか」という出来事が起きるものです。これは普段と違う行動をするために起きてしまうこと、「まさか」に対応できる余力を残しておく必要があるのです。
私の友人の話をします。転職先を上手く決めることができ、前の職場の有休もしっかりと消化、本当にうまくいったと話していました。それから数日後、彼からとんでもない連絡がきて本当に驚きました。「会社に入社する前の健康診断で病気が見つかり採用が延期になった」彼はもう前職の保険証を返還しており、今は保険証がない状況だというのです。次に入社する会社も延期になったため国民健康保険に加入するしかないとのことでした。
これが人生における「まさか」です。
前の職場にいたのならば病休が取得でき、高額医療請求も会社でできたはずですが、すべて自分でやることになり本当に大変だったと後日話を聞いたことを覚えています。
この状況は特殊かもしれませんが、同じようなことが起きる可能性も考えられます。そのためにもある程度の貯金を作り備えておく必要があるのです。
住む場所の確保
現在のお住まいは社宅ではないでしょうか。社宅の場合はすぐに引っ越しの事前準備が必要になります。社宅じゃないにしても、辞める会社のことを考えると都合の悪い場所に住んでいるという事はありませんか。その場合も引っ越しを視野に入れておかなければいけません。
もし引っ越しをするのならば、今の会社を辞める前に行うことをおススメします。引っ越しにも審査があり転職先で通すよりは、少しでも長く勤めている会社で通す方が審査もスムーズにいくというものです。
住む場所が危うくなるような行動だけはやめておきましょう。
会社を辞める前に転職先を探す方法と注意点
事前準備が終わったら次は転職先を探していきます。その際にも注意点がありますので油断をしないようにしていきましょう。
インターネットを活用する
やはり一番簡単なのはインターネットを利用する方法です。
今は多くの転職サイトが存在しており、仕事を探すもの苦労がありません。昔は情報雑誌から探していたことを考えればホントに助かる方法です。
まずは検索サイトで「転職」と検索してみましょう。そこに沢山のサイトが表示されますので、自分の身やすいと思ったサイトに登録していきます。この際にフリーメールを活用するとよいでしょう。YahooやGoogleで簡単に取得ができるフリーメールを転職サイト用に作成、ひとまとめにすることでよりスムーズな情報管理ができるようになります。
サイトも最低3つは登録することをおススメします。大体同じような情報が多くなりますが、中には掘り出し物の求人情報を見つけることがあるので、新着は常に確認をしておくようにしましょう。
やりたいことがあるならコネを探す
今まで仕事してきた中で多くのコネがあるのならば、それをフル活用するのも大切です。やりたいことができ会社を辞めたいと考えたのならば利用するようにしましょう。
よく「それは最終手段」と訳の分からない理由を話す人もいますが、それはただの言い訳です。自分が恥ずかしいことで行動しない大義名分を考えたにすぎません。
転職が上手くいかなければ生活は大変なものになります。最後の手段などと言っている場合ではないのです。
だた家族以外に話すのならば信頼できる人のみにしましょう。今の会社とつながりのありそうな人に話すのは勇気のいることです。そこから転職先を探していることがバレてしまうと本当に厄介なことが起きてきます。
今の会社にバレないように
できれば勤めている会社にバレないように探したいと思いませんか?探していることがバレたら引き留められたり、明らかな嫌がらせをされたりと心配に感じるはずです。
私が昔に体験したことになります。転職先を探すためとあるサイトから、エントリーシートというものに登録を行いました。これは私の内容にマッチした会社が逆にスカウトしてくれるというサイトだったのです。鋭い人はもう気づかれたはずです。そう、勤めていた会社もそのサイトを使用しており、私が転職サイトに登録したことがバレてしまったのです。
あの時は本当に迂闊だったと今でも反省しています。色々なシステムを利用するのも大切ですが、注意して利用するようにしましょう。
また、会社のパソコンで転職サイトを見るのも禁止です。ログを取っている会社は大変多く存在しています。昼休みに、何か良い求人が無いかと気になったので見てしまったという軽率な行動をしないようにしてください。もし見たければご自身のスマホを利用するようにしましょう。
有給は捨てる覚悟も必要
会社を辞める前に転職先を探すとき、有給について悩んでしまうこともあります。正直これはあきらめる必要もあると思っておきましょう。つまり有休を放棄するいう訳です。
できれば休んで給料がもらえる有休を、すべて使い切りたいと考えてしまうものです。ただ今の勤めている会社の就業規則をしっかりと確認しておいてください。退職の意思を伝えてから何日後の退社と定められているはずです。
もちろん労働基準法では2週間という定めがありますが、就業規則では違う日数を記載している会社も多くあります。できれば円満に退社したいので、ここは最後の勤めとして頑張るほかないのかもしれません。
もちろん次の転職先が待ってくれるのならば有休を使い切ればよいのですが、それを考えていると良い転職先に出会えなくなる可能性も高まります。非常にもったいないですが有休はある程度捨てる覚悟もしておきましょう。
本気を伝える
先ほど説明しましたが有休もこれに関係してきます。例えば有休を消化したいという考えがあると、このような状況も生まれます。面接時の「いつから仕事ができますか?」という質問に対し「2か月後には大丈夫です」という答えをしてしまうのです。これではあなたの転職にかける本気の思いは、相手に伝わることはないでしょう。
現に今はまだ現職を辞めていないという事実があります。本当にこの人は今の会社を辞めるのだろうかという疑念を抱かれても仕方ありません。その思いがある中、2か月後から勤めることができるという回答では、あなたの本気は伝わらないでしょう。
有休を利用している期間は、転職先に入社することのできない期間となります。相手が物分かりの良い面接官ならば納得してくれるかもしれませんが、企業として最初が肝心と考える人も多くいます。そのことをしっかりと理解し転職先の面接を受けるようにしましょう。
会社を辞める前に次の就職先を決めておこう
いかがでしたか?今回の記事では会社を辞める前に転職先を決める方法について解説しました。
もちろん会社を辞めた後に転職先を探す方法もありますが、この場合仕事をしない期間が長くなればなるほど合格が難しくなります。
できれば今の会社を辞める前に転職先を決めておきたいものです。そのためにも今回の記事を参考にして、ぜひ転職を成功させてください。
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