一般的に転職活動を行えば、1〜3ヶ月で転職先がきまるというのが一般的です。
しかし、なかには苦労する方もいるのも事実で、半年、1年かけて転職先が決まる、なかにはそれだけの期間をかけても全く転職先が決まらず転職を諦める方すらいます。
以下では初めての転職活動を成功させるのに8ヶ月かかった筆者の体験をご紹介いたします。
なかなか転職活動が上手くいかないという方に何かしらお役にたてたら嬉しいです。
基本情報について
まずは当時の筆者の情報についてお伝えします。
- 転職前:大手金融業の営業職
- 転職理由:転職エージェントを志したため
- 転職時期:2013年
- 年齢:29歳
- 学歴:MARCH 関関同立
- 転職回数:0回(当時)
- 書類選考、面接で選考落とした社数:40社以上
まず、最初にお伝えしたいこととして、自身でもそんなに悪い経歴ではないということです。
実際、書類選考通過率も悪くなく、6〜7割くらいは受かっていました。一般的に書類選考通過が3割程度と言われている中、なかなか驚異的な数値と言えます。
しかし、最初的に2社から内定、1社から最初面接の打診をもらうまでに8ヶ月という期間を要したという事実だけが残りました。
現在の筆者の状況
では、次に現状の筆者の状況についてお伝えします。
- 現職:転職エージェント(人材営業)
- 転職回数:3回
- 特記事項:昨年の売上実績は21人中2位
6年間の間で3回の転職を行い、厳しい状況を経て、決して大規模な会社とは言えないものの、トップ営業の道が見えはじめているといった状況です。
なぜ落ちたのか、面接でもらった評価
次に筆者が転職活動をした際にどんな評価を受けたのかという点についてご紹介します。
良い面接評価
前提として面接を落ちまくったからといって、面接評価が全て悪かったわけではありません。
かなり良い評価を受けた会社も実際ありました。では、どんな評価があったのかというと以下の通りです。
- やりたいことが明確
- 受け答えがしっかりしている
- 頭の回転が早い
- 礼儀、振る舞いなどについても問題ない
- 学歴が高く、自社にいないタイプの人材
まず、これだけの評価を受けていたら普通受かりそうなものです。しかし、これだけの評価のなかで、最後内定をもらった会社の評価が実は「学歴が高く、自社にいないタイプの人材」でした。
案外そんなものだということが言えるのかもしれません。
悪い面接評価
次に悪い面接評価についてご紹介をしておきます。
- コミュニケーションが強すぎる
- 会話が噛み合わない
- 面接の振る舞いが良くない
- 悪くはないがもっといい人がいる
さて、悪い面接評価を見ると、良い評価と悪い評価と全く真逆の評価が記載されています。
なぜこのようなことになるのかというと、ひとつは面接官の面接力に関わります。良い面接官はちゃんと回答を出せる面接を行います。
しかし、中には面接意図がわからない質問を問うてくる面接官もいます。
しかし、それそのものは特に問題ではありません。では、どんな点がなかなか転職を成功させるのに時間がかかってしまったのかについて次の章で説明をいたします。
何が問題だったのか?面接になかなか受からなかった理由
では、面接の中で何が問題だったのでしょうか。それは、「一緒に働くイメージが沸かなかった」ということが言えます。
その根拠として、「コミュニケーションが強すぎる」、「悪くはないがもっといい人がいる」という面接の悪い評価があるということです。
つまり、アクが強すぎて一緒に働く人材としては厳しいという判断をされているということです。
また、加えて筆者の当時の年齢は29歳、新しいことを始めるのには決して早い年齢とは言えません。
以上の点から面接官のからは、受け答えなどはしっかりし、やりたいことは明確であるものの、一緒に働きたい人物ではないという判断が下されたということを示しているとお考えください。
これらの出来事が示すこと
では、これらの出来事がどのような教訓が得られるのかというと以下のことが示すことができます。
- 面接には相性があるため一喜一憂しない
- 面接に落ちた理由はしっかり確認する
- 自分が変えられることは変えようと努力する、変えられないことは気にしない
- 1社決まればそれでいいと認識する
では、それぞれ補足を加えていきます。
面接には相性があるため一喜一憂しない
面接には相性のいい面接官のもいれば、相性の悪い面接官もいます。相性の悪い面接官から選考見送りになるのはむしろ幸運なことです。
なぜなら、その面接官は大抵内定となったら自分の上司にあたる人となります。そんな相性の悪い人と働くというのは人生においてプラスにはなりません。
それくらいの割りきりを持ちましょう。
面接に落ちた理由はしっかり確認する
転職エージェントを利用していると、面接の見送り理由を確認することができますが、その理由はしっかり確認をしましょう。
面接に落ちた理由は自分の改善を図るための最大のチャンスです。あまり見たくもないかもしれませんが、しっかり向き合うことが大事なのです。
自分が変えられることは変えようと努力する、変えられないことは気にしない
面接の見送り理由についてしっかり確認し、変えるべきところは変えていきましょう。
筆者のような強すぎるコミュニケーションは相手を威圧する可能性があります。柔らかいコミュニケーションができるように努力することは、目の前の面接をクリアすることはもちろんのこと、将来のためにも相手を意識したコミュニケーションを取るように心掛ける必要があります。
一方、自分の心情に関わることであれば無理に変える必要もないでしょう。変えようと思うこと、変えないことを明確にして、変えるべきところを修正してくということも大事です。
1社決まればそれでいいと認識する
当たり前のことですが、自分が働ける会社は1社だけです。
何社落ちようと、最終的に1社受かればいいのです。そして、その1社が自分に合う会社であれば良いですし、仮にその転職が失敗だったとしても次の転職に生かせたら良いのです。
面接に落ち続けると精神的に辛いものです。だからこそ自分に合う1社に出会えたら良いという気持ちで転職活動を続けることを考えましょう。
まとめ
筆者はあらゆる会社の選考を結局落ちるに落ちて、やっと受かった会社に入社しましたが結局その会社に1年足らずで退職する羽目になります。
しかし、それでも筆者は営業職として社内でもトップクラスの営業として働いています。
その要因は何かというと、「改善」と「継続」です。この会社で学んだ経験、1社目から学んだ経験を生かし、次の会社で更に失敗をし、それでもキャリアを継続しました。
失敗は成功の母という言葉があります。何度も失敗するうちに、1つ経験が生まれ、継続していくことにより成功が生まれていくことになります。
裏を返せば何度でも失敗しても継続することにより成功に導くことができます。
今駄目でも、諦めないこと、試行錯誤しながら継続していれば成功に導くことができると考えましょう。
ただし、転職の世界には年齢制限というものが存在します。それだけは忘れないようにしなければならないということも併せて知っていただきたいです。
筆者がこの転職を頑張って最終的に成功をさせたことは転職ができる年齢だったことも挙げられます。
ちゃんと成功できる可能性のある舞台で勝負することも大事なのです。
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