会社の飲み会がすごく嫌いという人も中にはいると思います。
実は私も会社で開催される飲み会が大っ嫌いでした。
今回は私が体験した、飲み会強制参加の体験談を紹介していきます。
なぜ飲み会が嫌になったのか
まずなぜ飲み会が嫌なのかの説明です。私はお酒は嫌いではありません。友人とはよく飲みにも行きました。ただ最初に勤めた会社の飲み会はクセが強く行きたくないと感じていたのです。
初めて勤めた会社の飲み会があまりにも酷かったため、会社の飲み会イコール絶対に行きたくないという感情が生まれてしまったのです。
タバコがひどい
当時は今ほどタバコに対し厳しくなく、自由な会社が多い時代でした。そのため飲み会に行くとほとんどの人がタバコを吸っています。私はタバコは吸わない人生を送ってきました。そのためタバコのにおいにとても敏感なのです。
また会社の飲み会は個室で行われることも多く部屋が密室になることが良くありました。そのため部屋はタバコのにおいでこもり、着ている服にまでにおいが付くのです。
普段着ならばにおいが付くのも洗濯をすれば良いですが、スーツのにおいは簡単に洗濯することができません。その頃はまだファブリーズも無い時代でした。つまり仕事に支障がでてしまうような飲み会だったのです。
これが会社の飲み会に行きたくない一つ目の理由です。
悪口や愚痴がとにかく多い
次に、聞いていて嫌になるぐらいの悪口や愚痴がとても多い会社でした。お酒は楽しく飲むものではないのでしょうか。私が勤めていた会社では、飲むと必ず同僚の悪口が話されます。まず間違いなく参加していない人の悪口を話すのです。
しかも仕事での昔のミスなど、今は関係ないような話題を蒸し返して笑ったり怒ったりするような人が沢山いました。
また、参加している上司に対し、酒の力を借りてかものすごい暴言を言うのです。「課長のせいで俺たちは出世しない」「あなたが異動してきてからろくなことが起きない」など、聞くに堪えない暴言を話します。それをかばうような言動をすると「うるさい」と怒鳴ってくるような人もいました。
日頃のうっぷんがたまっているのかもしれませんが、酒の力を借りてそれを晴らすのはいかがなのでしょうか。また、日ごろのストレスをそこで発散できる人はいいですが、逆にストレスをためてしまう人も存在してしまうのです。
さらに翌日の会社では、酒の勢いということで簡単に謝罪する程度、明らかに人として、そして社会人としてのマナーがなっていないのです。
またとにかく愚痴も多く聞くに堪えないような内容が沢山ありました。「10年以上勤めているのに給料が上がらない」や、新人の私に対して「こんな会社に就職して残念だったな」などの話を平気でしてくるのです。これが新しく社会人になった人へ言う言葉なのでしょうか。返答をすることもできませんでした。
同じ話ばかりされる
とにかく同じ話ばかりしてきます。もうその話何回目なの?というものが多すぎました。オチを知っている話ほどつまらないものはありません。聞かされる身にもなってほしいと常に感じていました。
また、更に最悪なのは、過去の栄光による自慢話です。あの時の営業が上手くいったのは、俺のこの行動のおかげと言う話を何度も聞かされるのです。当時の私はこれを拷問だと感じていました。
過去の栄光を自慢するよりも、これから先どうやって頑張るかを話される方がよほどかっこいいのに、昔の人はそういうことを知らないのでしょう。本当に面倒な人たちが多かった職場でした。
参加費が高い
色々な説明をしてきましたが、それでもなぜ私が飲み会に参加していたかと言うと、歓送迎会だったからです。それなりに大きな会社へ就職したので、人事異動も年に4回ほどありました。
そのたびに必ず飲み会を開催する会社だったのです。そのため記念品を贈ったりする関係で参加費がとても高い印象が今でもあります。新人の私には、1度の飲み会で8,000円という金額を取られるのは本当に生活できなくなる恐れもありました。
それでもお世話になった人の送別会ですし、またはこれから一緒に働く人の歓迎会なわけですから行かないわけにはいかないと考えていたのです。本当に嫌な風習だったと今でも思っています。
本当はお金がなくて行けないと思っても、「参加しないということは異動する〇〇さんのこと嫌いだったんだ」や「お世話になっておいてそんな態度ではこれから先思いやられる」など、ひどい言葉を浴びせられたのです。
ただただ飲み会に行かないというだけで、仕事以外の話はしなくなるということもありました。この職場の人はどれだけ飲み会にかけているのだと、本当に不思議な体験だったと今だから思います。
やはり新社会人では知らない事だらけだったんでしょう。今、無理やり飲み会に参加をさせられそうな人は、本当に嫌ならば断固断るべきです。
飲み会に行かなくなったら体験したこと
色々な出来事から本当に飲み会に行くのが嫌になり、就職して3年ほど経過し後輩もできたあたりから、飲み会い行くのをやめた時期もありました。
そうなると次のような体験が始まりました。
飲み会に参加する人を可愛がる
もう一人で仕事もこなせるようになっていたので、問題はなかったのですが、当時の先輩は飲み会に行くものを可愛がるという傾向がありました。
まぁ素直に先輩と飲みに行く人の方が可愛いというのも分かりますが、あからさまに差別をする点は本当に大人げない人だと感じました。
いつしか職場は、飲み会に行く人と行かない人のグループに分かれるようなイメージになり、何となく2つのグループの仲が悪いのです。
例えば飲み会に参加しない人がミスをすると、参加するグループの人はめちゃめちゃ文句を言ってくるのです。ただ同じグループないの人のミスにはしっかりとカバーをするといった状況です。まるで派閥争いのような環境だと感じていました。
ただ派閥と言っても、飲み会に出るか出ないかの派閥なので、本当に情けないものだと今でも思っています。
飲み会不参加の送別会は開催されない
まぁこれも当たり前の行動かもしれません。飲み会に不参加の人が異動するときは開催がされなくなりました。しかも異動者が2人いるのに参加する人のは行い、参加しない人のは行わないなど、あからさまなことも行われたのです。
行かないので仕方ないかもしれませんが、ここまでくると大人の態度ではなく子供のように感じます。本当に嫌な職場へと変わっていってしまいました。
もちろん私が異動するときも開催されませんでした。入社したばかりの時は、あれだけお金を払ったのに、こんなものかと少々残念な気もしましたが、まぁどうでもいいやと感じるようになっていたのです。
異動先でビックリ
そして次の移動先に行った時のこと、そこでは歓迎会を開いてもらえたのです。しかも強制参加のような飲み会ではないというのが、職場の雰囲気で分かりました。本当に良い異動になったと心から嬉しかった気持ちを今でも覚えています。
よく考えれば、異動前の職場では、3人の飲み会を開催したい人が強制的に色々やっていただけのように思えてきました。しかも年齢も高い方なので、異動というものを断っているから質が悪い、常にその人たちがいるような職場になっていたのです。
私の勤めた会社は、異動をすると出世をするような会社でした。つまり異動をしないということは出世がだいぶ遅れるということなのです。あの3人は出世もいらないから現状維持で居たいと考えていたのかもしれません。
ただ私の会社の飲み会というイメージがよくなることはありませんでした。やはり就職して最初の職場のイメージは長く引きずってしまうもののようで、なかなか考えを変えることができなかったのです。
もっと良い場所に就職していればよかったのにと、今でも残念な思いでとして残っているという訳なのです。
楽しく飲むお酒ならば参加するのがおすすめです
年をとると飲み会にも参加するようになりましたが、若い頃の経験から参加を強要するような行動は絶対しませんでした。ましてや参加するしないでの区別もする訳がありません。
昔はそういう時代だったのかもしれませんね。今ならばあんな態度をすればパワハラで訴えることもできたかもしれません。
今、飲み会に参加するのが嫌だと思っている人は、無理に参加する必要は無いと思います。ただ参加することで得られることもあるかもしれません。プライベートの時間が大事かもしれませんが、嫌な思いでがないのならば一度参加してみてはいかがでしょうか。
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