ケチと節約は違います。貯金をしたくて一生懸命節約しているのに、「あの人ケチだから」などの陰口を聞いて、落ち込むときはないですか?度が過ぎると、周囲からはケチと見られてしまうかもしれません。
自分はケチではない、節約をしているのだと、自信をもって言うために、ケチと節約の違いについて知っておきましょう。今回の記事では、ケチと節約の違いについて解説します。ケチと言われないための行動を確認してください。
ケチと節約の違い
まずはケチと節約の違いをあげていきます。ただ、どちらもお金持ちになりたいという気持ちはあるように思えます。お金持ちになる人の特徴も気になるという人は、こちらの記事も確認してください。
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周囲に不快感を与えるか
ケチと節約の違いは、周囲に不快感を与えてしまうかどうかです。度が過ぎる節約は、周囲に嫌われてしまいます。飲み会の席での割り勘、ケチな人は本当に割り勘になっているかどうかレシートを確認してきます。さらに度を越すと、自分が会計を行い、自分の分を安く済まそうとまで考えてしまうのです。
楽しく飲んだ席の後、割り勘の話でもめるのは不快です。その話を持ちだした人のことを、もう誘いたくないと感じることでしょう。節約も大切ですが、節度を持たないとケチに発展します。
必要な時に出せるか出せないか
必要なときまでお金を出さない人はケチ、無駄遣いを排除している人は節約と見られます。人生において、支払いが必要な場面がいくつかあり、その時にまで出し渋る人は、周囲にケチと言われることでしょう。
何のために節約をしているのか、いろいろな目標があると思います。それでもいざという時は出すしかありません。まだ着られるからとヨレヨレのスーツをずっと着ている人、節約してお金を持っているはずなのに、買い替えないのはケチと思われても仕方ありません。
賢さとみっともなさ
節約をする人は、どこかしら賢くも見えます。そんな節約方法は思いつかなかったと周囲が絶賛をすることでしょう。しかし、ケチな人は、周囲にみっともなさを見せつけます。
例えば、ドリンクバーに行ったとき、ガムシロップやミルクを複数個持ち帰るなど見ていてみっともないと感じます。その際ドリンクバーを頼んでもいないのに、持ち帰る行動には、周囲がドン引きをすることでしょう。
みっともない行動は、ケチと言われても仕方ありません。ただケチの人は何がいけないの?と不思議に思っていることも多いようです。
計画性があるか
節約には計画性が見られ、ケチの人はとにかく使いたくないという意思が見られます。これが欲しいと周囲に話し節約をしている人、欲しいものがあって頑張る姿に納得です。しかし、ケチの人は何の目標も持っていません。ただお金を使いたくないだけです。
節約は、計画性を持ってその目標金額を達成させようとします。今週の食費はここまでと決め、無理のないよう考えるのです。ケチの人は計画などありません。とにかく使わなければいいと考えます。その考え方の違いが、周囲への印象を変えているのかもしれません。
ケチに見られる人の特徴
それではケチに見られる人の特徴を見ていきましょう。こんな人たちが周囲にいるはずです。
お祝いや会費などのお金でグチグチ言う
お祝いや会費などのお金でグチグチ言う人は、ケチの可能性を秘めています。例えば、会社の中で妊娠し寿退社する人がいたとしましょう。周囲は、最終出社日に何かを送ろうと社員からお金を集めます。そんなお祝いムードのときまでケチな人は、グチグチ言ってくるのです。「退社する人にここまでのお金を払う必要がある?」「仕事を辞めて迷惑するのはこっちなんだから、逆に支払って欲しいぐらい」など、文句を言ってきます。
発案者も嫌な気分になるぐらいにグチグチ言ってきます。高すぎると言って、集める金額を引き下げようと努力する姿に周囲はドン引きです。誰かのお祝いを出すとき、もしくは忘年会などの適正な会費で文句を言う人、これらはケチな人と周囲は思うことでしょう。
恩着せがましい態度
ケチな人はおごったことをずっと覚えており忘れません。いつまでも恩着せがましく話してきます。しかし、おごられたことはすぐに忘れる都合のいい頭を持っています。多くの人は「この前は余分に出してもらったから今回は俺が出すよ」などの話をしますが、ケチな人はそのような考えすら起こしません。余分に出してもらったことを忘れているからです。
さらに割引券を持っており、それで支払う金額が浮いたとしても、ずっと恩着せがましく話してきます。しかも次に食事をしているとき「前回はあの割引券があって助かったね」など、思い出させるような話題の振り方を自分からしてくるのです。
恩着せがましい人はケチの特徴、周囲からも距離を置かれることでしょう。上司がこのようなタイプだと最悪です。
ケチな人と見られないための行動
それではケチと見られないための行動を解説します。節約も度が過ぎるとケチに見られてしまうと話しました。大切なのは、本当に必要な時は使うという姿勢です。
健康面のお金は惜しまない
医療費まで節約するのはケチの代表です。医療費はどうしても金額がかさんでしまいますが、それすら出し渋るのは、ケチと見られても仕方ありません。どうしようもないくらい歯が痛いため、一度歯医者に行ったが、痛みが引くと次の予約をしていたにも関わらず行かない人がいます。面倒だからという人もいますが、中には、歯医者に支払うお金をもったいないと考え行かない人もいるようです。
また、医療費をケチるのは大きなリスクがあります。さらに大きな病気をするかもしれません。血圧が高い人、通院をすることで毎月の薬代も大変です。ケチな人は、医者に言われている通り薬を飲まず、2日に1回など独自のルールを設ける人もいます。これは危険な行為、いかにお金を払いたくないと言ってもこのような行動を周囲が知れば、ケチと言われても仕方ありません。
医療費にお金を使わないのは、節約ではなくケチです。自分の命に危険を及ぼして貯めたお金をどうしたいのですか?医療費を削る行動は絶対にしてはいけません。
他人のお金の使い方を指摘しない
ケチな人と見られてしまう行動に、人のお金の使い方を指摘するケースがあります。明らかな無駄遣いならば、指摘されても仕方ありません。友達が帽子を購入しているのを何度も見ているが、一度もかぶったとこを見たことない、このような状況で「本当にかぶる?いつも帽子を買ってるけど使ってるの見たことないよ」と指摘するのはケチとは言えないです。
そうではなく、「よくこんなものに〇〇円も出せるね」「そんなに高いものを買う必要ない」など、相手を不快にさせるような指摘はケチと見られてしまいます。あなたのお金の使い方を、周囲に押し売りする必要はありません。
ケチな人はそれが常識と思い、自分のお金の使い方を押し付けます。周囲はそれをウザイ行動と見ているのを忘れてはいけません。ケチと思われたくないのならば、自分の節約の価値観を話さない方がいいでしょう。
ケチと思われると、周囲から人がいなくなるかも
節約は尊敬され、ケチは人が去ります。やっていることは似ていても、これほど結果に違いが出ること、まさに紙一重と言ったところです。お金をためても大切な仲間に見放されたら最悪でなないでしょうか。
度が過ぎる節約は、周期に嫌われます。節約がケチに変わる瞬間です。お金で買えないものもあります。周囲に嫌われないような、いい塩梅で節約をするように心がけましょう。
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