なぜ日本は社内恋愛が多い?昔とこれからの恋愛事情

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結婚した方に、今の配偶者の方と出会った場所はどこですか、と問われて一番多い回答というのは「会社」です。

日本社会は実は社内恋愛が非常に多く、中には社内恋愛を暗に推奨している会社も非常に多くあります。

婚活パーティーや出会い系アプリなどと異なり、最も市民権を得ている出会い方であると考えても過言ではありません。

では、日本ではなぜ職場恋愛が多いのでしょうか。本編ではその謎を紐解いていきたいと思います。

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職場結婚はすべての結婚の1/3を占めている

ある調査によると、出会いのきっかけの1位は職場、2位が友人の紹介、3位がインターネット、次点が学生時代に出会って、というのが出会いの経緯となってなっています。

婚活パーティーや出会いアプリなど色んな出会いの方法がある中、古典的ではありますが、職場恋愛というのは未だに一番多いというのが現状なのです。

世界的に見ても日本の職場恋愛・結婚は多い

では、他の国ではどうなのかというと、結論としては日本ほど職場恋愛の多い国はほとんどないとお考え下さい。

実際、恋愛の盛んな国であるという印象のあるフランスでは職場恋愛は10%にも満たないですし、アメリカにおいても職場恋愛は10%程度となっています。

隣国韓国でも、職場恋愛は15~20%という調査があり、日本ほど職場恋愛は多くありません。

他国と一言で言ってもいろんな環境がありますが、多くの国において職場で恋愛するというのはあまり良い印象を持っていないというのが一般的であると考えてもらっても良いでしょう。

むしろ、アメリカ企業では、セクハラなどの訴訟問題にも発展する懸念があったり、職場で色恋を持ち込まれると、ビジネスの世界において適切ではないと考えているため、職場恋愛を禁止している国すらあるというのが現状です。

アメリカ映画では職場恋愛を描いたものも散見されますが、実情としてはあまり良いイメージが浸透していないのです。

会社での出会いは最も安心できる出会い

では、なぜ日本ではこのように職場恋愛が盛んになったのかというと、日本の結婚の歴史を振り返ってみると分かりやすいといえます。

日本人の結婚は、突き詰めていえば、家と家との間で行われるものでした。

そのため、自分の好き嫌いは関係なしに、親が選んだ人と結婚するそういう時代が日本では長く続いていました。

しかし、戦後以降、自由恋愛が浸透していましたが、当初はお見合いが主流で行われていました。お見合いは、双方の家が保証した人なので安心した出会いができる、すなわちお見合いは昔の流れを踏襲した出会いの方法となりました。

そして、高度経済成長期に突入し、労働の主体が徐々に会社にシフトし、会社での出会いというものが増えてきました。

では、なぜ会社での出会いが結婚につながりやすくなるのかというと、身分保障につながるという点です。

結局、日本の結婚に関しては、令和の時代に突入した現在においても、個人同士が行う者でもありますが、家同士の結びつきというカルチャーも残っています。

その時に双方の家が気にするのはお互いの信用性です。

この時、会社に所属していること、特に大企業に所属していることは何より大きな身分、経済力保障になりますし、お互いが同じ会社に所属しているのであればなおさらです。

こうして、家同士が知っているという保証から、会社に所属していることが身分保障になってきているという遷移をたどり、今日に至っているということになります。

会社も職場恋愛を認めている

また、会社恋愛が日本社会に浸透している要因としては、会社が職場恋愛を認めていることであるとも言えます。

もちろん、会社が堂々と、うちの会社で職場恋愛をしてくださいとは言っていません。

しかし、大企業の従来の採用はというと、会社の幹部候補である「総合職」に男性社員を採用し、地元地元採用の「一般職」に女性を採用するという形式をとっていました。

この形だと、一般職の女性社員と、総合職の男性社員が結婚してもいいようなおぜん立てが出来上がっています。

加えて、バブルが崩壊するまでは、終身雇用、年功序列の形が出来上がっていたので、もらえる年収も年齢とともにある程度想定することができますので、結婚する側も安心できます。

また、飲み会や、社員旅行など男女間の距離を近づけるようなイベントも多くありますので、なおさら社内での出会いが生まれやすくなっていたのです。

職場恋愛により発生するデメsリット

しかし、職場恋愛には大きなデメリットもあるのも事実です。

では、どんなデメリットがあるのかという点についてもお話をいたします。

遊びの恋愛ができない

職場恋愛の難しさは、一度付いた、別れたの話が出たら、社内でたちまち噂になってしまいます。

それだけならまだいいのですが、仮に結婚の前提のない恋愛となった場合は、後で社内での立場も悪くなってしまいます。

付き合ったら、確実に結婚をしなければならい雰囲気が特に男性にはのしかかります。

そう考えると柔軟な恋愛がしにくいとも言えるのです。

共働きがができなくなる可能性がある

転勤のある会社になった場合、総合職の男性と一般職の女性が転勤となった場合は、総合職の男性についていくというのが一般的です。

そのため、バブルの時代であれば、一般職の女性社員は寿退社をして、家族で転勤族になるというのが通常でしたが、現状においては、高度経済成長期、バブル景気の時代のように右肩上がりに給与が上がるわけではありません。

そのため仮に総合職の男性が転勤となった場合、女性は会社に居続けたいとなったとしても周囲の目を考えたら、退職し、一緒についていかざるを得ない状況が生まれてくるのです。

仕事とプライベートの差別化がしにくい

職場恋愛となると、どうしても共通した会話の内容というのが、どうしても仕事の話となってきます。

社内ゴシップの話でお互い盛り上がれるくらいならまだいいのですが、業務内容、社内評価、仕事のダメだしなどといったところにまで話が及んできた場合は、オンとオフの区別がつきづらい状況となってしまいます。

結果、プライベートで会っているときも、仕事の感覚が抜けなかったり、職場恋愛から結婚に発展したとなった場合は、家庭に仕事を持ち込むような事にもなりかねません。

以上の観点から考えても、職場恋愛というのは、非常に結婚においては安心できる出会いですし、何より何の苦労もせず、接点を作りやすいため良いのですが、その分デメリットも多く、結婚後のデメリットもそれなりにあると考えるのが適当であると言えます。

職場恋愛が多いのはこれまでの日本文化の集大成!ただし世の中は変わっていく

このように職場恋愛がなぜ日本では多いのかという問いに対し、結婚が家制度の流れを汲んだものであるから、この理由に尽きるといえます。

家と家とのつながりである以上、お見合いという家同士のプロデュースする出会いがあるわけですし、会社員であること、この安心感や、会社も出会いを生み出すような採用やイベントを行っているため、職場恋愛、ひいては職場結婚が生まれてきました。

しかし、今や終身雇用も年功序列型の賃金も崩れ、会社員の転勤の文化も徐々にですが薄れてきつつあります。

以上のことから職場恋愛が今後も恋愛の多数を占めるということにはならず、多様化が進んでいくことでしょう。

だからこそ、出会いが欲しい人は、自ら出会いの場を作り、アピールをしていかなければならない、そのように考えて頂いても良いといえるのです。

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