新卒で多少の研修を受け、現場に配属されていざ仕事をすると、分からないことが沢山出てくるというのが通常です。
その時にどう仕事を進めたら良いのかわからないままパニックになるようなケースも良くあります。
その時にどのように仕事を進めたら良いのでしょうか。本編は第二新卒層の就職についてお話をいたします。
仕事を抱え込んではいけない
まず、第二新卒層の最も良くないのは、なにはどうあれ、仕事を抱えてしまうことです。
相談すべきか不明、怒られるかもしれない
業務中に不明なことがあれば、調べて聞くというのが通常であるかと思います。しかし、それでわからないことは沢山あるかと思います。
その時に一番良くないパターンはそのまま抱え込んでしまうことです。
結局、その仕事が進まないことには次のことができないし、場合によってはその対応ができていないことで致命傷に至るケースもあります。
加えて、仮にその答えがわかったとしても、自身の給与を時給換算すると、無駄なコストが発生してしまいます。
そのため、分からないことがあれば、とにかくさっさと上司や先輩に聞いてしまうことが大切です。
上司や先輩に怒られることを心配する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、若い人が分からないなんてことは当たり前で、それを見越して新人を受け入れています。
むしろ質問をしないことのほうが怒られる対象になります。たまに理不尽な先輩、上司がいることも事実ですが、そこは無視して報告するほうが重要と言えます。
プライドの高さゆえに
新人でもプライドが高い人がいます。特に高学歴の方に見られる傾向ですが、結論としてそのプライドは無駄です。
周囲が評価する、成長すると考える人はしっかりわからないことを質問していく人です。
聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥という言葉がありますがこのケースはことわざの通りです。
分からないことを質問するということは、ちゃんと理解するために必要なことです。
分からないことをちゃんと分かるようにするプライドを持ち合わせましょう。
気合いや根性で乗り換えようとしている、限界まで突き進もうとする
仕事に真面目な方だと、とにかく分からないことを気合や根性で解を見つけてこようと考える方もいらっしゃいます。
しかし、気合や根性には限界があります。気合や根性で乗り切ろうとすると、時間がかかってしまう上に、疲労やストレスをため込んでしまう懸念があります。
また、ミスも増産し、クオリティの担保ができなくなってしまうケースが多いです。
致命的なミスをしてしまったり、体力、精神的なダメージを抱えてしまわないようにするためにも、抱え込まないで助けを求めることも仕事をするうえで大事なのです。
過度の責任感
責任感が強すぎる人はできないのに、仕事を抱えてしまう傾向にあります。
仕事をするにおいて責任感はケースは大事です。しかし、仕事をする上での責任感はどんな手を使っても仕事を完遂することで、自分が仕事を抱える責任感は無駄といって良いです。短期間でドロップアウトよりも、継続する方が重要です。
気力体力が限界を超えるまで仕事を抱えるくらいなら、周囲に助け舟を出してもらいましょう。
見切り発車で仕事を進めてしまう
仕事を依頼されて,ちゃんと仕事を理解していないのに見切り発車で自分だけで仕事を進めているケースはありませんか?
これは、非常に良くないです。リカバリーが利くならまだよいでしょうが、リカバリーが利かなくなったら無駄な仕事をしてむしろマイナスな結果になることも珍しくありません。
ちゃっと分かっていないなら、もしくは仕事をちゃんと理解しているか不安だと事前に確認をしたうえで仕事をし、自身で抱えないことが重要であると言えます。
仕事を抱え込まないために、やるべきこと
とはいえ仕事を抱え込んでしまうのは、なかなか改善するのは難しいことであると言えます。では、何をすれば改善できるのかについてお話をいたします。
密に相談をする
とにかく仕事を進める中で、自分の中ではっきりしていない場合には上司や先輩と密にとコミュニケーションを取るようにしましょう。その中で、仕事の手順、確認ポイントなどをしっかり押さえていきましょう。
また、仕事のことだけではなく雑談もしましょう。
仕事以外のコミュニケーションというのは人間関係を作るうえで非常に重要です。何気ないコミュニケーションを重ねておくことで、話しかけやすくなりますし、上司に甘えやすくなります。
実際に上司と距離感が近い方が、仕事が順調であるように筆者も感じます、
仕事に必要なこと、必要でないコミュニケーションに関わらず、上司や先輩とはしっかりコミュニケーションを取っていきましょう。
依頼に対してNOをしっかり言う
仕事の大原則として、頼まれたことはなんでもやってはいけません。優秀な方は、依頼された仕事に対してNOをしっかり伝えます。
依頼された仕事ができていないというのは、自身の評価としても、会社の順調な業務運用においてもマイナスです。
自分しかできない業務ならまだしも、そうでなかったら他のメンバーに仕事が振られますので必ずやらなければならないわけではないのです。
会社というのは複数の人員がいて、自分がやらなければ他の人が対応できるようになっているのが原則です。
毎回断れるわけではないですし、できることできないことがあります。それをしっかり見極めやるやらないの意思表示をしましょう。
作業時間を意識する
作業をするにあたって、当然ですが1つの仕事をやるためには時間を要します。
基本的に、業務をを引き受ける時には仕事をするにあたって必要な「時間+予備時間」を押さえることが大事です。
時間は有限にしかありません。1つ1つのタスクに分け、具体的にどれくらいの時間を必要とするのか意識してないと、後で大変なことになります。
仕事を依頼する人は、相手のキャパシティをしっかり理解していないので、自分でちゃんとできるのか、できないかを計算していくことが必要となります。
また、業務をこなすうえで、見込んだ時間を超えるということはよくあることです。そのためには、しっかりバッファ、すなわち予備時間をしっかり確保していくことが大事になります。
また、バッファを持っていても、それ以上の時間がかかるということもよくあることで、新人、ベテラン問わず在りうることです。
だからこそ、しっかり、何をしなければならないのか、またどれくらいの時間がかかるのかをあらかじめ計算しておき、もし自分の業務が早く終わったら周囲の手助けをしていくということも大事であると言えます。
仕事は抱えるものではない、計算して処理するもの
当たり前ですが、仕事は誰がやり終えてもいいのです。自らが、抱え込み、自分がやらなければならないものでもありません。
そのため大前提として、仕事には一生懸命前向きに進めなければならないものではありますが、それでも抱え込んで苦しくなるくらいなら人に助けを求めましょう。
また、仕事をするには計算が必要です。そもそも仕事を抱えないように、1つ1つ仕事についてどれくらいかかるのか、またどう進めていくのかについてはしっかり考えていきましょう。それを積み重ね、ぜひ仕事ができる人に成長していただけたら幸いです。
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