どんなお仕事！未経験から人事職を目指す人に

人事職と言えば、管理系職種で最初に想起されやすい職種で、人気職種の1つといえます。実際、未経験の人事採用求人には多くのエントリーがあるという性質があります。

しかし、人事の仕事内容って言われてピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、人気職種である人事職は実際どのようなお仕事をしているのか、またどうすれば未経験から人事職になれるのかについて説明させていただきたいと思います

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人事のお仕事について

人事のお仕事は一言で言えば会社の財産である人を採用し、守り、かつ育成するお仕事です。また、人材の評価をするお仕事であるといえます。

では、具体的にどのような仕事があるのかというと以下の通りです。

採用

採用は大きく新卒採用と中途採用の２つに分かれます。

それぞれについて説明をいたします。

新卒採用

新卒採用は1年間のうちの半分以上を使って採用活動を行うことになります。

具体的に言えば、以下の通りです。

• 説明会などの卒業予定学生に向けたプロモーション活動
• 大学の学生課への訪問
• 新卒サイトに掲載するサイト選定
• 書類選考
• 面接対応
• インターンシップ関連業務

新卒採用は、会社の未来を担う学生を自社に呼び込む仕事で、会社の認知をしてもらい、かつ良いイメージを持ってもらうことからはじめなければなりません。

そのため、大学の学生課に自社を売り込んだり、会社説明会を企画・運営して学生に直接訴求するといったところから行わなければなりません。時にインターンシップを行い、自社を見てもらうことも行います。

また、新卒学生に訴求するためには新卒サイトの広告も重要になりますので、どの新卒サイトに掲載するのかも重要になりますのでその選定や、記事のチェックなども行います。

そして、何より重要なのはやはり面接です。優秀な学生に自社を選んでもらえるように、また自社に必要な人材を見極めるというのも大事な仕事となります。

このような業務を年間の半分ほどをかけて実施します。

中途採用

中途採用は、欠員や業務が忙しくなってきたときの増員対応、および事業方針に基づいて必要な人員が発生したときの採用を行います。

業務内容としては、転職エージェントや転職サイトの企業担当者と打ち合わせをし、人材を集め、日程調整、面接、、内定、および入社対応を行うというのが主な業務です。

これは会社により異なりますが、多くの人事は新卒、中途採用を兼任するケースは非常に多いです。

教育・研修

会社の業務、一般教育において教育プログラムを構築するのが教育研修担当のお仕事です。

職種別に、また社員全体やマネージャー層の指導の仕方などに至るまで、課題を見つけ、必要な研修を自社でやるのか、また外部研修を取り入れるのかということの企画も行います。

いわゆる、育成の仕事の役割を担うのはこの教育・研修担当の仕事となります

制度・企画

人事評価制度というのは、いわゆる社員の年収に関わってくることなので、人材の外部流出に関わる大事な問題です。また、完璧な人事評価制度は存在しないので、常にこの人事評価制度を確認していく必要があります。

また、評価制度は作るだけではなく、しっかり運営されているのかということも重要なポイントです。

人事評価制度を構築し、なるべく運営も含めて完璧なものを作り上げていくのが制度・企画のお仕事です。

また、制度・企画のお仕事に関しては年中評価制度に関わっているわけでもなく、会社の人事的課題をみつけ、解決するための企画・運営を行うことも多くあります。

いわゆる人事における頭脳的な役割の仕事だと思ってもらえたら良いでしょう。

労務 労務とは、一言で言えば、社員が安心して働く環境作りを行う事務業務です。 具体的には、給与計算、労働環境整備、また労働時間の管理などが労務の仕事に該当します。 業務内容を見れば非常に地味な印象を受けるでしょうし、給与計算に至っては、外部委託をされることもありますが、実は非常に専門的なお仕事です。 労働時間、給与計算、労働環境など労働基準法をはじめとする労働法規をベースとしてチェックしていかなければならないですし、もしも問題が状態的に発生している場合は企画担当者と密に打ち合わせをしながら改善策を講じるケースも発生します。 何より、従業員を守るという点においては非常に責任のある仕事であるとも言えます。 人事の業務においてはもっとも大事な仕事であるといってもいいかもしれません。 人事の仕事は結構大変

人事を志望される方の中で、営業や販売の仕事がつらいから、事務仕事の１つの選択肢として人事職を志望される方もいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、人事の仕事は結構大変です。では、どんな点が大変なのかについても説明をいたします。

採用業務は営業とそんなに変わらない

採用の仕事は、新卒採用の場合だと、採用目標人数が会社から降りてくることになります。

その目標人員数を採用することは、いわば営業職の方が売り上げ目標を決められているのと似ていますし、その目標を達成するためには大学等に足を運んだり、どのようにプロモーションしていかなければ考えなければならばいという点で、やっていることは企画寄りの営業職そのものであるといっても過言ではありません。

また、人事業務を行うにあたって、未経験の方は、一番仕事が分かりやすい採用に回されることになりますし、少なくとも、数字に追われることが嫌な方は人事には向かないとお考え下さい。

各方面からいろんなことを言われる

人事は名前の通り、会社の中の人材に関するあらゆる仕事をするのがお仕事です。

そのため、社内の中でもあっちが立てばこっちが立たないというような状況が当然のように発生し、その調整ごとを行うことも珍しくありません。

また、中途採用担当の方は、転職エージェントからの書類選考の催促を受けるものの、社内では書類選考が進まないということはもはや当たり前なので社内外から色々なことを言われるというのも普通にあることです。

その辺の調整に関する面倒ごとは多いと考えましょう。

専門知識の習得が必要

労務関連の仕事をする方は、労務関連の専門知識が必要ですし、制度・企画には評価制度に関する知識が必要となります。

知識習得も人事にとっては大事な仕事となります。

未経験から人事に採用されるポイント

では、未経験から人事に採用されるポイントとしてはどのようなことが考えられるかについても説明をいたします。

とにかく良い印象を持ってもらう

上述でもお伝えしたように、未経験人事の場合は採用担当としてとして採用されるパターンが多いです。

採用の仕事を行うにあたっては、大学の学生課、学生、転職エージェント等から良い印象を持ってもらうことが仕事をうまくできるコツです。
そのためには良い印象を持ってもらうことが１にも２にも大事です。

面接では明るくふるまう、面接官の目を見て話す、ハキハキ話すなどコミュニケーションとして当たり前のことをしっかりやりましょう。

人事として必要な知識・経験をつける

未経験の人事職は、とにもかくにも人気求人です。そのため、何か面接官に訴求するようなことが必要です。そのためには、労働法規を勉強するなどのアピールする材料が必要ですが、一般的には転職エージェントや転職サイト営業の経験を持っている方が採用されやすい傾向にあります。

今すぐ人材業界での経験をしましょうとは言いませんが、その点も認識いただけると良いかもしれません。

人事は大変な仕事！軽い気持ちで応募しても採用されない

未経験人事は人気の求人ですが、 そんなに楽な仕事ではないですし、何より採用はなかなか難関であるといえます。

そのためには、他の転職希望者との差別化が必要となります。
まずは印象を、できれば経験や知識をしっかりつけながらチャレンジしてみると良いといえます。