転職エージェントから、転職面接の指導、対策のアドバイスなどをされ経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
そして、面接対策を受けたときにどのようにお感じになったでしょうか。
非常に親身に相談に乗ってくれてよかったと思う方、厳しいけど役に立った、偉そうで腹が立った、何を言ってるかよく分からないなど、あらゆる感想があるでしょう。
同時に、転職エージェントが転職面接を受けたらどうなるのか、同時転職エージェント業界経験4年の筆者が面接を受けた経験についてお伝えしていきたいと思います。
筆者の当時の状況 まずは筆者が転職活動を行う際にどういう状況だったのかを説明いたします。 当時の筆者のステータス
大学を卒業し、別業界で7年ほど就労し、ベンチャー系の人材系を経て大手人材系企業のエージェント部門の営業職として勤務していました。
筆者の転職理由
筆者が転職志した背景は、単に会社と折り合いが悪かったからです。
筆者は特定の分野では、自分で申し上げるのもなんですが、スペシャリストとしての立ち位置を築いていましたが、会社の方針はその分野のスペシャリストはいらないから、ゼネラリストとしてキャリアを形成するように指示がありました。
ただし、筆者はある程度逆らい、ある程度会社に従い1年就労しましたが、一時期社内でも上位の売り上げを誇りながらそこから売り上げは下がり、社内での立ち位置が悪くなりました。
それで、会社からは色々なプレッシャーを受け、会社にいづらくなり、転職するという結論に至りました。
人事職を目場した転職活動
当初、筆者は人事職を目指しました。
その理由は単純明白です。売り上げが全然上がらないので、自信がなかったのと、もう少し楽をしたいからエージェントをやるより楽で採用の経験もあるため、人事の採用・リクルーターが最も適しているという判断でした。
しかし、これは後に誤った判断であったことは後程説明いたします。
転職時期のターゲット
私は転職活動終了時期を7月で8月か9月に入社するイメージで転職活動をしました。そのため、転職活動を5月の終わりにスタートさせました。
この理由は、5月の終わりは求人が出始める時期で、最短距離で内定が出たら8月入社、少し時間が経っても9月入社が実現できる、そう踏んだからです。
利用したエージェント 結論から言えば最終的に別のエージェントで決まりましたが、DODA1本で転職活動を進めたいと思いました。 理由は、今まで利用したことがなかった、それだけです。これも私の感覚で言えば失敗でした。 実際の面接と方針転換
では、実際の面接結果とそこからの方向転換についてお話しします。
企業人事を受けて大失敗
結論から言えば人事での面接は大失敗に終わりました。全て一次面接落ちでした。
なぜそうなったかですが、採用以外のスキルがないことと、万人受けするキャラクターではないことが要因です。
また、基本的に人事としてエージェント経験者がエントリーできる求人は限られますし、採用枠は1しかありません。
しかも、人事は人気職種なので、筆者のような未経験者が集まるというのも特徴です。
そんな中、年収も低く押さえられない、際立って印象が良いわけではない、また、採用しかできない人を採用するにはハードルが高いです。
中には、人事でエントリーしたのに、営業として自社をアピールしてきた人事もいましたが、他業種の営業として働く気はなかったのでやんわり断りました。
結局、人事として採用されるには自分が魅力はない、人事としてのキャリアチェンジは諦めよう、そう考えて5〜6社の面接を受け、人事職は諦めました。
大手転職エージェントに矛先を変える
人事職を受けながら後半に大手どころの転職エージェントを受けましたが、全敗しました。
どこか1社ひっかかるかと思いがありましたので、流石にこれはがくっときましたが、冷静に考えれば当然です。
大きな会社は会社の方針に従える素直さがあり結果を出せる人に興味があります。しかし、筆者にはそれがありません。
大手エージェントは経験者も採用しますが、それ以上に未経験者を採用する傾向があります。
それには、大量採用をするにあたり、母数を集めるためと素直に会社の方針に従えるかどうかというのがあります。
際立ったハイプレイヤーならまだしも、当時の筆者の成績は総じて見れば「並」です。そんな普通の反乱分子を採用するわけがありません。
こうして、気がついたら面接10連敗という不名誉な結果を打ち立てていました。
原点回帰・方向性転換
筆者のここまでの結果を見て、分かったと思いますが、転職エージェントは当たり前ですが面接に落ちます。
なんなら、ひどい惨敗具合です。
しかし、なぜ惨敗したのかを紐解くと筆者の場合、持っている実績、会社の命令に従わない反骨精神などがあり素直で爽やかさが求められるようなところはそもそも合わないし、好かれないという現実がありました。
ますが、仕事に対するやりがいはあり、当時いたエージェントの中で誰よりも仕事の進め方を知っているという自負がありました。
にも拘らず、自身の能力を知らず知らずに過小評価し、中途半端な安定を求めていることに気がつきました。
そもそも当時の会社入社した際、社風が嫌いだったし、会社の考え方も嫌いであったにも関わらず続けてこられたのは、惰性もありますが、この業界で一人前と認められるためのキャリアを作るためで、3年頑張ったら転職しようとも考えていました。
今がその時なのかもしれないと意識転換をし、面接に落ちることを厭わないで、自分の経験を買ってくれる小規模のエージェントに行くこと、頑張ったらそれだけお金をもらえる会社に行こうと決めました。
方針転換から現在に至るまで
実はこの後も2社ほど落ちましたが、最終的に1社から内定をもらい就業をしました。
成果も上場で、初年度は目標の110%、2年目は180%の売り上げを達成し、社内のハイプレイヤーの立ち位置を確立しつつあります。
また、売り上げが給与に直結する会社なので年収も倍近くに跳ねあがりました。
転職に成功した要因
転職になぜ成功できたかですが、筆者のやりたいことをやらせてくれる小規模のエージェントを見つけたからに他なりません。
面接のなかで、自分のやりたいことをやらせて欲しいということを訴え、自身の新規開拓の方法、仕事の進め方をしっかり伝え、放置しても大丈夫だよというメッセージを発信し、一人でも仕事を進められる印象を与えたこと、また、以前の転職に関わり、交流を続けていたエージェントに依頼し、自分のキャラクターに合う案件を紹介してもらえたこと、これに尽きると考えます。
面接に落ちることを恐れない!自分に合う会社に受かればいい
転職エージェントはこうしましょうなど面接アドバイスをしますが、彼らも普通に面接に落ちます。
大事なことは、いくら落ち続けようとも最後に自分にフィットする1社に内定をもらい、その会社で活躍することです。
転職エージェントを利用するメリットは、求人紹介、円滑なスケジュール設定、そして知識を持った人が客観的な視線でアドバイスして転職に導くこと、これに尽きます。
筆者のケースの場合、DODAのキャリアアドバイザーはそのあたりのキャチアップができていなかったため、上手く進められなかった、もうひとつのエージェントはそのあたりのキャチアップが上手かったということになります。
転職活動は、面接のパフォーマンスも大事です。しかし、それ以上に市場と自分を客観視するのがポイントで、転職エージェントの存在はそれを成立させてくれる存在と言えます。
偏りのある内容ではありますが、是非ご参考にしてもらえたらと思います。
コメント