毎日会社へ行っても時間が経つのが遅すぎる、1分はこんなにも長いんだと感じることがありませんか？もしこのような体験をしている人は、もしかすると「社内ニート」かもしれません。
傍から見ると「何もせずに給料が貰えて良いご身分」と言われる人がいるかもしれませんが、本人にしたらとっても不安な状況です。毎日が苦痛で仕方ないことでしょう。
今回の記事では、社内ニートとは何かを解説、なってしうまう原因とその辛さを解説していきます。
社内ニートとは？
社内ニートとは、会社に勤めているのでニートではないのですが、会社内で特に仕事をしない社員に対し使われる言葉です。1日会社に居てもやることがなく、掃除や自分の席にいるだけを繰り返したりもします。ではなぜこのような労働者がいるのでしょうか？
また、会社内で居場所を無くす前に、分からない仕事はしっかりと確認しながら取り組むようにしましょう。もし悩んでいる人はこちらの記事も参考にしてください。
分からない仕事を相談できない、辛い状況を乗り越える方法
昔で言うところの窓際族
昔はこのような状態を窓際族とも呼んでいました。定年間近になると窓際族になるというイメージを昔は持っていたのですが、状況はそれに似ています。ただ、窓際族は、年配でよく見られる状況でしたが社内ニートは、若年層に多く見られる現象です。その点が大きく異なっています。
相違点は年齢層
若いのに社内で仕事がないという点に矛盾を感じるかもしれませんが、実際に社内ニートは増えいます。一度雇用してしまうと、会社でも中々クビにすることができません。いくら仕事ができなくとも、在籍させるしか無い状況もあるのです。コネ入社を利用されたらなおさらクビにできるわけがありません。
昔は仕事をできない人を叱れる上司もいましたが、叱ったことにより、労働基準監督署へ通報をする若者もいたそうです。簡単に通報を行ってしまいます。その結果上司は叱れなくなってしまうことでしょう。叱る人を時代錯誤のように罵る若者までいるのです。
相手のためを思って叱る上司が、叱ると嫌がられる、そうなれば仕事をさせない方がマシという考え方にたどり着くのに時間はかかりません。ただクビにもできないので、社内ニートのような状況になってしまうこともあるようです。
社内ニートの特徴
社内ニートの特徴はとにかく仕事がない点です。上司に嫌われた結果、雑用しかさせてもらえないようになります。仕事が少ないことから、短時間で仕事を終え、9割以上の時間を何もせずに過ごすことになるのです。拘束時間があることから、これは当たり前のことといえます。
周囲にあまり良いイメージがないことから、仕事をしているようなフリをしますが、そだけで乗り越えるのも大変です。仕事中はどうやって時間をつぶそうかと悩んでいるのが特徴ともいえます。
中には仕事中にネットサーフィンを行いながら、口コミなどで会社の悪口を漏らす社員までいるようです。スマホを持ってトイレで遊ぶため、常にスマホを充電させている人もいます。
社内ニートになる原因
それでは、社内ニートになる主な原因について解説していきます。自分に心当たりのある人は、社内ニートにならないためにも、早急に改善していく必要があるのではないでしょうか。
仕事のミスが多くスピードが遅い
もしあなたが上司だった場合、仕事のミスが多くスピードの遅い社員に仕事を託しますか？完成してきた仕事内容を必ず確認しなければいけない、任せられない社員を信じることができるでしょうか。多分仕事を与えないという選択をするはずです。
いや私はそんなことをせず必ず育てると言う人もいるかもしれませんが、忙しい中でその気持ちはいつまで続くでしょうか。多分早い段階で、大人なのだからもっと自分で考えろという気持ちになるはずです。
上司が考えてはいけないことですが「自分でやった方が早い」こう思ってしまうのが仕方ない社員というのはどうしてもいます。ただ上司として、このような考え方は成長を妨げるので、してはいけません。それを分かっていてもしてしまうのです。なぜならばミスのせいで痛い目に合ったから、ミスを確認するより自分でやった方が早いからなどの考えがでてしまうからです。
社員も変わろうと必死になっていれば、上司の対応も変わるかもしれませんが、もともと諦めていたら期待をしません。その結果、社内ニートへとなるのです。
人間関係が悪い
仕事のできるできないは関係なし、ただ単に人間関係が欠落したために社内ニートになることも考えられます。人間関係が悪く、仕事を貰うことができないのです。理由はまったく分からないこともありますが、とにかく相手にされないという状況です。
この場合は、早めに自分が嫌われている原因を聞くのが良いかもしれません。状況によっては、相談しやすい上司に話、異動を検討してもらうのも良い手段と言えるでしょう。
ただ異動が叶ったときは失敗できません。もし異動先でも人間関係でトラブルをおこしたら、あなたに問題があるのでは？と周囲に不安がられます。そうならないためにも異動ができたときは、心機一転全力で頑張るようにしましょう。
本人にやる気がない
これはもう論外です。自分から社内ニートになりたくてなったのかもしれません。本人にやる気がない状態で社内ニートになったのならば、自分自身は勝ち組と思われている可能性考えられます。ただ周囲から見れなまさに給料泥棒と言えるのではないでしょうか。
社内ニートは辛いです
周囲が考えているほど社内ニートは楽ではありません。なりたくてなった人でなければ、毎日辛い状況といえます。
社内ニートのしていること
社内ニートを嫌っている人に聞いてみました。社内ニートの人は何をしていると思いますか？と、回答は「息をしている」と言われたのです。この回答内容からも周囲が冷たい目線を送っていることが分かりました。
多くの社何ニートは、仕事に関することは1時間程で終わるルーチンワークです。上司からは、決められたことだけ最低限やってあればいいよと言われます。それが終わればもうやることがありません。何か仕事をしているフリをするだけになります。
これは本当に辛いと思いませんか？周囲が忙しそうにしているときにボーっと見ている傍観者になるのは、精神的に追いやられてしまうのです。
周囲の社内ニートへの思い
先ほども話しましたが、あまりよく思っていない周囲の人が多くいます。中には何もせずともお金がもらえるからずるいと、境遇を羨ましいと思っている人もいるようです。
そのため特に話をしなくなったりと社内ニートを追い詰める行動を、考えもせず行ってしまう人もいます。会社＝仕事をするというのは当然のこと、これをできない人へ冷たい態度になってしまうのは、仕方ないことかもしれません。
存在価値を見失う人も
これらのことから、社内ニートに望まないのになってしまった人は、自分の存在価値を見失うことがあります。自分は何をしにここにきているのだろ、必要とされていないこの場所にいることは意味があるのか？など、自分への価値を考えるようになってしまうのです。
これは、良い精神状態とは言えません。もしかするとうつ病になる可能性もあります。ただ自分がうつ病になったとしても、誰も困らないと更に自分を追い詰めてしまうのです。
このような感情になる前に自分から社内ニートを抜け出さなければいけません。病気になる前に望まない社内ニートならば転職を考えるようにしましょう。
社内ニートで転職する場合は、自分を見つめ直すのが大事
社内ニートで転職する場合は、自分をもう一度見つめ直す必要があります。今のままで転職しても、同じことを繰り返すかもしれません。なぜこのような事態にまでなってしまったのかを考える必要があります。
新しい職場では精神的に辛い社内ニートにはならないという強い感情が必要です。その気持ちのもと、新しい職場て心機一転頑張るようにしましょう。望まない社内ニートならば、早めの行動をおすすめします。
コメント