今の会社を辞めたいと思い、転職活動をはじめようと考えている方はは多いものと思います。
しかし、いつから始めたらいいんだろうと考えたことのある方もいらっしゃることでしょう。
また、今転職活動をしているが、いつ始めたら有利になるのか知りたいとお思いでしょう。
本編では転職活動と時期的な関係について説明を致したいと思います。
基本は思いたった時に始めよう
大前提として、転職活動は転職したいと考えたときにはじめましょう。なぜなら、季節要因によって求人の多い、少ないはあります。しかし、原則年中どこかの会社が採用活動を行っているという現状があります。
転職活動を始めて、応募する会社、面接に行ける会社、内定を出してくれる会社は限られています。また、そこから入社する会社はたった1つです。
入社するところまで導かれる1社というのは、はもはや縁があったとしか言いようがありません。この縁は自分でコントロールできるものではありません。
そのため、転職を思いたったときから活動を始める、気になった求人案件には積極的に応募して良縁を探すくらいの気持ちで良いです。
求人が多くなる時期はいつ?
それでもやはりいつ求人が多くなるのか気になる方もいらっしゃることでしょう。
では、いつ募集求人が多くなる時期は以下のタイミングです。
- 3〜4月
- 5〜6月
- 9〜10月
- 11〜12月
では、それぞれ詳細に説明をいたします。
3〜4月
一般的に4月は「期初」に該当します。期初はあらゆる会社が「採用計画」というどの部門、部署に何人補強するという計画を出します。
それが多少のタイミングは違えども各社で一斉に出てくることになります。
ここで注意しておきたいことは、4月は入社式、異動など最も忙しい時期になります。そのため、求人のオープンは3月中に出されるケースと4月中旬過ぎてでるケースに二分されます。
このタイミングでの転職を考えるのであれば3月前半から中旬あたりから動き始めるのが良いと言えます。
また、賞与を貰って辞めたい方々にとってはこのあたりで動き始めるのが良いでしょう。
5〜6月
転職を考える人が最も多い時期の1つとして5月が挙げられます。なぜなら、ゴールデンウィーク明けで色々な人の話を聞いたり、長期連休開けで仕事に嫌気がさしやすい時期です。
そして、世の中の大半の会社において、賞与が支払われるのは6月です。どうせ会社を辞めるならもらえるものを貰って辞めようと思う方が多数いらっしゃいます。そんな方が転職活動を始めるのが5月です。
5月後半から6月にかけて求人が出てきますのでそのタイミングに合わせて転職活動を始めるのが良いでしょう。
入社時期が現職で賞与をもらえるタイミングからは少しズレることになりますが、一番決まりやすい求人は緊急性の高い欠員補充です。欠員補充の多いこの時期が一番転職するには良い時期の1つだということが言えます。
9〜10月
10月は期のかわるタイミングです。4月同様に10月も新しい採用計画を出す会社が多いです。
9月末から10月の中旬にかけて求人の募集が始まり、ここで募集された求人が年末の賞与を貰って辞める方々が応募するターゲットの求人になります。
冬の賞与をもら辞めたい方はこの時期から転職活動を始めると良いでしょう。
11〜12月
12月は2つのイベントがある月です。1つは賞与を給付、もう1つは外資系企業の期末です。
上述でもお伝えしたように賞与をもらって会社を辞めようと考えている方の退職が決定する時期です。
そのため、欠員が発生する時期です。その欠員補充の求人が出てきます。
また、外資系企業においては、は期末を迎えるのが12月という会社が多いです。そのため、新たな採用を考え出す時期でもあります。
欠員や一部の外資系企業は採用に関し、非常に熱心に行います。そういった点でも採用されやすいじきであるといえます。
逆に採用されにくい時期は?
採用されやすい時期もあれば、採用されにくい時期があるのも事実です。では、どの時期が採用されにくいのかというと以下の通りです。
- 2月
- 5月前半
- 8月
ではそれぞれ詳細に説明させていただきます。
2月
2月はいいも悪いもなにもない時期です。11月〜12月に求人を出し、1月には採用が完了している、3〜4月の採用計画も出ていない、いわば端境期のような時期です。
求人が無いわけではないのですが、世の中には採用が「決まる」求人と「決まらない」求人というのがあり、2月に残っているのは「決まらない」求人であるケースが多くあります。
採用が「決まらない」求人というのは、採用する側が100点満点、もしくは100点満点に近い能力と肩書きを求めているためなかなか選考が進まず、11,12月に求人を出したのにまだ全然採用が進んでいないということも珍しいことではありません。
そういった「決まらない」求人が残っている、新しい求人が少なくなる時期というのが2月になります。
5月前半
5月前半はゴールデンウィーク明けで各社採用活動を後回しにする傾向にあります。
ゴールデンウィーク明けに転職活動をしたいと思っている方にとっては、なかなか転職活動が前に進んでくれないという感覚を持つかもしれません。
また、ゴールデンウィーク明けは転職希望者が増えます。そのため、1求人の競争率が上がるということも認識しておきましょう。
8月
8月はお盆休みに入ります。お盆休みは面接官がいなくなり、お盆後にはたまった仕事を処理する時間となるため、選考が後回しになるケースが多いです。
加えて、この時期は2月同様に求人の端境期になってしまい、「決まる」求人が減ってしまう時期でもあります。
お盆休み明けに転職活動を考えている方にとっては少し、転職先を見つけるには時間がかかる可能性があります。その点を認識しておくと良いです。
それでもトータルでみれば採用は年中おこなわれている
上述の通り、求人が多い、そうではない、また求人は多いけど決まらない時期が存在しています。しかし、転職先が決まる人はどんな時期でも決まります。
逆に、転職先が見つからない方はどんな時期であっても、なかなか転職先が見つからないというケースが多いです。
また、上記でお伝えした時期は年によってはご紹介したような動きにならないこともありますし、それは転職エージェントでもなかなか読めないのが現状です。
そのため、上記でご紹介した求人の動きは参考にしていただきつつも、必要以上に意識しすぎないということが大事になります。
ですので、基本は冒頭でお伝えしたように転職活動を始めたいと思った時期に始めるというのがベストであるとお考えください。
まとめ
求人が多くなる時期、少なくなる時期というのは存在し、それには明確な理由があります。
ただし、求人の多い少ないは景気の状況やカレンダー上のスケジュールなどセオリー通りいかないこともあります。その事は認識しておきましょう。
そして、それより大事なことは、なぜ自分は転職したいのか、どんな会社、仕事をすれば自分は活躍できるのかということであったり、良い会社から声をかけてもらえるように仕事の技術を磨き、その技術をアピールできるようにしてください。
転職はゴールではありません。自身のキャリアにおける再スタートを切るためのきっかけです。
良い転職先を探し出すためには、情報収集と自分磨きをしっかりしていきましょう。
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