今の仕事をしながら期間をかけて勉強、その結果新しいスキルを手に入れれば、転職活動が楽になること間違いなしです。スキルアップを目指して資格を取得してみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、勉強期間が2年以内で取得できる資格をご紹介、今の会社が不満で転職を希望している人はぜひ参考にしてください。
2年以内で取得できる資格
転職がしたいが次は失敗したくないと強い気持ちがあるのならば、勉強期間を長めにとるのも一つの手です。勉強期間が長くなれば、就職活動も楽になること間違いありません。
もちろん自分の就きたい仕事のために資格を取るのもありです。さらには年収を上げたいからという希望も自分のやる気のためには必要ではないでしょうか。
また、2年は長すぎるや、もっと時間をかけて確実にと考えている人にはこちらでも紹介しているので、参考にしてください。
司法書士
難易度が高いが人気も高い、そんな司法書士は毎年受験者も多い資格となっています。
司法書士とは?
司法書士とは、司法書士法に基づく国家資格です。人々の財産と権利を守り、トラブルの法的解決を行う職種になります。通常国家試験に合格して資格を取得しますが、裁判所や検察局で10年以上のキャリアを積めば、法務大臣の認定を受け司法書士の資格を有することもできます。ただ裁判所や検察局に勤める方が難関と思われるので、多くは資格試験の合格を目指しているのです。
司法書士の仕事内容は主に次のものがあります。
・裁判所、検察局、法務局に提出する書類の作成
・登記・供託の手続き、審査請求
人々の権利を守り、平等な社会にする、これが司法書士が行う役割となるのです。
勉強期間
司法書士の試験に合格するには、累計3,000時間の集中した勉強が必要となります。そのため1年から2年の勉強期間を設けている人が多くいるようです。ただ、普段の仕事が忙しくて集中して中々勉強ができないという人は、もしかすると2年以上の月日が必要となるかもしれません。平均的には2年以内となっています。
筆記試験の内容は憲法、民法、刑法、会社法、民事訴訟法、民事保全法、民事執行法、司法書士法、供託法、不動産登記法、商業登記法です。これだけの勉強をするのですから、しっかりとした計画をたて無駄のない3,000時間を使わなければ、合格は難しいのです。筆記試験が受かれば、口述試験です。内容は不動産登記法、商業登記法、司法書士法になります。内容を見ただけでも難関なことが良く分かります。
受験資格と時期
司法書士の魅力は受験資格がない点です。どなたでも試験を受けることができます。高卒の人が資格を有さないからと言って諦めることが無い資格なのです。ただ、だからこそ合格率3%なのかもしれません。しかし受験資格がないのならば「努力次第で誰でも有することのできる資格」と思えませんか。そう考えるとやはり魅力的な資格です。
願書の提出は5月、筆記試験が7月に実施され合格者のみ口述試験を受けることができます。口述試験は10月、合格発表は11月ごろとなっています。
就職先
司法書士試験に合格した人は、日本司法書士会連動主催の中央研修や各仕法書士会主催の研修に参加し、司法書士としての登録を行わなければいけません。登録後に最も多い就職先は、司法書士事務所になります。
一般企業に法務部や総務部がある場合は、そこで就職をすることもできます。また開業をしたり、家業を継いだりする人もいるようです。
不動産鑑定士
不動産鑑定士の資格を宅地建物取引士と勘違いしている人もいるようですが、違った資格になるので注意してください。これは不動産鑑定士の仕事があまり知られていなからかもしれません。
不動産鑑定士とは?
不動産鑑定士とは、地域の環境や条件を考慮して不動産の有効活用を判定、そこから適正な地価を算出する資格です。資格の名前だけを見ると、不動産の価格を鑑定するイメージですが、不動産の適正な活用についても判断を行う資格です。
主な仕事は不動産の評価をすること、依頼主から評価依頼を受け、鑑定業を行います。
勉強期間
不動産鑑定士の試験に合格するには、集中した累計勉強時間約2,300時間が必要のようです。よって2年以内で取得できる資格になっていますが、数字に弱いや記憶に自信がない人だと2年以上の期間がかかる可能性もあります。
ただ平均すると約2年程度の期間で取得できる資格となっているようです。試験内容は、マークシート式で不動産に関する行政法規から土地基本法、都市緑地法などが出題されます。その他不動産の鑑定に関する理論から不動産鑑定評価基準及び不動産鑑定評価基準運用上の留意事項などになります。また、論文形式の試験もありますので、知識が豊富に必要となる試験になっています。
受験資格と時期
受験資格は特にありません。どんな人でも試験を受けることができます。新たに不動産関係の仕事に就きたいと考えた人ならば、どなたでも資格試験に挑戦することができるのです。
願書の申し込みは2月、短答式試験は5月、論文試験が8月に開催されます。最終的な合格発表は10月中旬ごろになっています。
就職先
主な就職先は不動産鑑定事務所になります。もしくは信託銀行などの金融機関、不動産会社、建設や土木関係の会社でも募集を行うことがあります。仕事の内容から、やはり大都市圏での募集が多くなっているようです。
中小企業診断士
あまり聞きなれない資格の中小企業診断士、最近は取得したい資格で上位に来る人気の資格になります。
中小企業診断士とは?
中小企業診断士は経営のプロフェッショナル、幅広い専門知識と思考力が必要となります。中小企業診断士は国から認められた中小企業の経営コンサルタントです。これから先の時代、日本の経済が活発になるためには中小企業の存在が不可欠です。新しいビジネスの支援や古いビジネスに対しての改革、企業と人をつなぐ役目が必要となってくる魅力ある資格と言えます。
中小企業診断士は、現在の仕事で活かすこともできますし転職や独立開業など、将来の自分をキャリアアップさせることもできます。
勉強期間
中小企業診断士に受かるには累計勉強時間で約1,300時間が必要とされています。そのため、合格までに1年~2年ほどかかるようです。働きながら取得するには少々難易度の高い資格です。いつまでに中小企業診断士を取得するという明確な目標をたて、毎日の計画を立てる必要があります。
試験の科目には、企業経営理論、財務・会計、運営管理、経営情報システム、経済学・経済政策、経営法務、中小企業経営・政策などがあります。これらの内容を2日間かけマークシート式で回答していきます。
2次試験は記述と面接による試験です。中小企業の診断および助言に関する実務の実例が出題されます。助言を求められる試験内容なので、暗記をすれば良いというものではありません。自分の視野を広げ、色々な人の意見を聞きながら勉強していくと効果も早く現れるようです。
受験資格と時期
受験資格は特にありません。やる気があれば誰でも取得できる資格となります。合格率は毎年変動はありますが3~6%とかなり難しいことが分かります。
願書の受付
・1次、4月下旬から5月下旬ごろまで
・2次、8月下旬から9月中旬ごろまで
試験日程
・1次、8月上旬の2日間
・2次、10月下旬
・口述、12月中旬
就職先
資格試験に合格後、実務補修を受けてると登録申請を行うことができます。さらに資格を維持するためには、5年ごとに更新登録が必要となりますので注意してください。
就職先は経営コンサルタント会社、一般企業などが多くなります。また独立も可能とする資格になるので、企業する人もいるようです。
資格を有して未来を明るくしよう
今回の資格は2年ほど勉強期間が必要ですが、資格を取得するのに受験資格が特に必要のないものばかりです。つまりやる気さえあれば誰でも持てる資格なのです。
今の仕事からキャリアアップをしたいならば2年間の勉強を頑張ってみませんか?「このままこの会社で終わるのかな」と何となく考えていた気持ちが変わり、やる気に満ちあふれるかもしれません。
資格を取得したときのことを考えながら頑張てみてはいかがでしょうか。
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