どこにでもいる図々しい人、この人のおかげで面倒な仕事はすべて自分、職場は好きだけどなんだか毎日損している気分です。もう利用されている私が居なくなった方があの人のためになるのでは、仕方ないから仕事を変えようかな?
図々しい人のために、自分が仕事を変える必要など一切ありません。本人に自覚がなければ、図々しい人は他の人に迷惑をかけるだけです。
今回の記事では、図々しい人の特徴から対処法を考えていきます。
図々しいの意味は?
まずは図々しいの意味を調べてみましょう。図々しいという言葉だけで嫌なイメージがあるますが、どのような意味になっているのでしょうか。
意味と定義
図々しいとは「普通の人ならば遠慮してやらないことを平気でやるさま」とありました。図々しいという言葉を使ってはいましたが、意味や定義で考えると、本当に失礼な人だというイメージがわいてきます。
「図」とは企みや計画を意味する言葉、それを重ねて作られた形容詞と考えると、なんだかさらにずるいイメージがでてきます。「図太い」などでも使用される文字なので、考えてしまうとあまり良い印象を持てる文字ではなくなってしまいました。
類義語
図々しいの類義語には「厚かましい」「ふてぶてしい」などがあります。先ほどの図太いも類義語に含まれているようです。
人にお願いをするとき「厚かましいお願いで申し訳ございませんが・・・」と使用することもありますが、これなら聞いていも「わかりました」ということができます。
ただこれを毎回使用されると、「ホントにそう思ってます?」と問いただしたくなるような言葉かもしれません。しかし「図々しいお願いですが・・・」と言われるよりは、受け手にはよいかもしれません。
図々しい人の特徴
それでは図々しい人にはどのような特徴があるでしょうか?
周囲の目を気にしない
正に周囲の目を気にしていないからこそ、あのような態度ができると考えられます。他人の評価などお構いなし、そんなの気にしてたら疲れちゃうといった感じにもとることができます。
自己中心的な考え
図々しい人は「自分さえよければそれで良し」「物事はすべて自分を中心として回っている」という考えを持っています。自分の欲求が満たせれば周囲がどうなろうとお構いなし、どんな手を使っても我を通そうと考えているのです。
さらに自分のわがままが通らない状況になると、機嫌は最大級に悪くなり、自分のことを棚上げして怒ったりもします。しかしその場に居合わせた人が気を使い、わがままを聞いてあげると機嫌が一瞬でなおってしまうのです。ただ「はじめからそう言いなさい」と嫌味の一つは言うかもしれません。
これは自分が偉いと勘違いをしている可能性がとても高いと考えられます。子供のころから周囲が自分のわがままを聞いてくれた環境で育てられたのでしょう。社会にでてからも「なぜ私の言うことを聞かない」とぐらいに思っているのかもしれません。
「私が笛を吹いたら踊れ」こんな感情が図々しい人の中にはあるのでしょう。周囲にしてみれば本当に迷惑なお話です。こんな考えな人がいたら仕事を辞めたいと思ってしまうかもしれません。
感謝をしない
人から何かをしてもらうのは当たり前、よって感謝をするという気持ちはありません。感謝をすればいつかお返しをするという感情が生まれるはずですが、感謝をしないからいつでも施しを受ける立場となっているのです。
究極に図々しい人になると「ありがとう」という言葉すら言いません。なぜならば当たり前なことをしてもらっているからです。
図々しい人によくある行動
図々しい人が起こす行動をあげてみました。
・列は無視して平気で割込む
・ケチなので他人に奢ってもらうばかり、自分は決して奢らない
・他人の物をすぐに「欲しい」と声に出して言える
・誘っていないのに現れる
・とにかく人を利用しようとする
・誕生日が近づくと猛烈にアピールしてくる
・プレゼントをするのは倍返しをさせるため
・非常識な行動が普通にできる
・周囲の成功には自分も関わったとアピールする又は奪う
・みんなで食事をすると、必ずみんなの食べ物を一口食べてしまう
・都合が悪くなるとすぐに逃げ、責任は一切取らない
・人のものを借りても貰ったと思いこんでしまう
・会話に無理やり割り込んでくる
・必ず自分は正しいと思い、最終的には正当化してしまう。
・サービスに文句をつける
・自分に都合の良いことは絶対忘れず、都合の悪いことは必ず忘れる
こんな行動をとっていることはありませんか?もし取っていたら図々しい人と周囲に思われているかもしれません。
図々しい人への対処法
それでは図々しい人への対処法をまとめて行きましょう。正直図々しい人に関わるのは時間の無駄と考えても良いかもしれません。
関わらない
よってできる限り関わらないようにするのは得策です。自分のプライベートの話も一切しないようにします。図々しい人はプライベートにも侵入してきますので気を付けるようにしましょう。
ただ無視をするという訳ではないので気を付けてください。無視はいじめと同じ行為です。それを行うのは周囲からあなたたの価値を下げてしまうかもしれません。話はするが、距離を置くようにするイメージで対応するようにしましょう。
挨拶ぐらいは必ず行い、早々にその場を立ち去るイメージです。
ハッキリと断る
最初に仕事を振られてもハッキリと断ることが必要です。もし一度でも仕事を受けてしまえば、「この人はなんでも聞いてくれる人」と思いターゲットにされてしまうのです。
「まさかここまで図々しい人とは思わなかった」と感じたときにはすでに遅い状態です。そうなる前に「アレ?もしかしたら」と感じたとき、ハッキリと断るようにしなければいけません。
その結果「この前は聞いてくれたじゃん」「どうしても今日は手が離せない」など色々な理由を言ってきます。それでも考えを覆すことをせず断るようにしましょう。最後には「ケチ」などと言う言葉を使ってくるかもしれませんが、それでも受け入れてはいけません。
壁を作る
図々しい人には壁を作る必要があります。一番良い方法は、事務的な態度で感情を持たないようにして対応する方法です。親しげなそぶりを少しでも見せてはいけません。
それを続けると周囲にありもしない噂話をけしかけたりするかもしれませんので、周囲の人間関係はしっかりと保つようにしましょう。2~3人程自分を分かってくれる人がいれば、図々しい人がたてた噂など、すぐに払拭することができるはずです。
話すときも常に敬語「はい、なんでしょうか?」など感情が無い話し方をすれば相手も、この人には頼めないと感じるようになるはずです。
ただもしかすると情に訴えてくる可能性も考えれます。ここで「なんだかかわいそう」と感じたらあなたの負けです。図々しい人が、なおることは滅多に無いと思いながら対応するように心がけてください。自分の利益しか考えない人なので、あの手この手を考えてきます。
一度でもあまい顔を見せると一気に付け込まれます。再度一からやり直しとなる可能性も考えられますので、同情をしてはいけません。
上司に相談する
図々しい人は立場の偉い人に弱いという特徴もあります。よって上司に相談し改めてもらうという手段もとれるはずです。
ただ、長い物には巻かれろという考えを持っている人も居ます。自分が図々しく生きるため、すでに上司を取り込んでいる可能性もあり得るのです。その場合、この手段はとれないかもしれません。
図々しい人は本人に自覚がない場合が多い
図々しい人に自覚はありません。自覚があれば、あのような対応ができるとは思えないです。だからこそ、なおそうと考えるよりは壁を作るという判断が一番良いのかもしれません。
徹底的に戦うと考えるのも良いですが、正直ストレスが溜まることなので、あまりおすすめできる手段とは言えません。いつか痛い目を見て欲しい、いやきっと見ると考えているぐらいでちょうど良いのです。
図々しい人のことで悩む時間がもったいない、辞めるとすぐに考えず、距離をおくことで対応していきましょう。
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