転職活動で内定が出るのは嬉しいこと、なのに何となく素直に喜べない自分がいると思っている人はいませんか?内定がでたのに迷う人もいるはずです。ではなぜ迷うのでしょうか?
本来は、自分を評価いただけたのだから喜ぶはずです。素直に喜べないのは、何かしらの迷いがあり、それをスッキリさせる必要があります。
今回の記事では、転職活動で内定が出たのに迷う理由についての解説です。迷ったときの行動を知り、後悔ができるだけ起きないようにしましょう。
転職で内定が出たのに迷う理由
まずは、内定が出たのに迷う理由を解説していきます。
内定をもらったが疑問や不安がある
内定をもらったが、面接時のやり取りで、疑問や不安が生じると迷うことがあります。さらに、内定が出たことを友人や家族に伝えたとき「その会社あまり良いうわさきかないけど…」など、言われてしまうと気になってしまうものです。
自分の希望条件に合っていた会社なのに、何かしらの不安材料が見つかることで迷うことがでてきます。「本当にこの会社へ転職しても良いのだろうか?」一度考えだすと、なかなか不安は収まりません。
企業に直接聞くことができる内容ではない、そう考えると確認する手立てもなくなります。毎日「どうしよう」と迷う日々が続くことでしょう。失敗はしたくないと思えば思うほど悩んでしまうものです。
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転職活動をしているうちに希望条件が変わってきた
転職活動を続けていると、企業への希望条件が変わってる場合があります。当初に考えていた条件より高くてもいけるのではないか?このような思いを巡らす人もいることでしょう。当初の条件とマッチした会社から内定が出たとしても、もっと上を目指したいという気持ちが強まり迷い始めるのです。
しかし、もし内定が出た会社を断ったらどうなるでしょうか。今後、条件を上げたことで内定が出なくなることも考えられます。自分には相応の会社なのではないか?など、考えか行ったり来たりし、迷うことでしょう。
すでに他の企業から内定が出ている
すでに他の企業から内定が出ており、2社のうちどちらがいいかで迷うこともあります。また、第一希望の企業から連絡が来てないとなると、その連絡を待ちたいという気持ちも生じるはずです。
2つの中から迷いが生じるのは、人として仕方のないことです。余談ですが、営業マンは2つの選択肢にさせないよう、考えて営業をすると言います。2つだと決断できず、購入事態をやめる人が多くいるのです。逆に3つの中から選ぶ方が、決断がさせやすいと言われています。
さらにその2つが僅差だったらどうでしょう。「給料はこっちがいいけど休みはこっち」「最初からこの企業が第一希望だったけど、条件はこっちの方がいい」など、決定的な違いがなければ、迷うことは収まりません。
内定が出ていない人からすれば、うれしい悲鳴と言ったところですが、それぞれに良さがあれば迷うのは当然です。
そもそも転職自体を迷う
長く転職活動を続けていると、そもそも転職をして大丈夫なのだろうか?という気持ちになることがあります。この状態で出た内定、今の気持ちで転職をして後悔しないのだろうか?と迷い始めることでしょう。
転職活動をしていると、今の会社の条件がさほど悪くないのでは?と思いはじめる人もいます。だったら大変な思いをしてまで転職をする必要がない、嫌な部分もあるが、我慢して続けてみようかと思い始めるのです。
今の仕事を続けるか、でもまた転職をしたいと思い始めるかもしれない、その時はまた一から始めることになる、こんな思いを巡らし迷うことでしょう。転職への熱い気持ちが冷めてしまうパターンに陥った状態です。今の職場が良い日もあれば悪い日もある、この繰り返しで悩む人もいることでしょう。
転職活動で内定を迷ったときの行動
それでは、転職活動で迷ったときの行動を解説します。
転職理由を思い出す
転職理由を常に明確にしておきましょう。今勤めている会社をなぜ辞めたいと思ったのでしょうか?その気持ちを忘れないよう、常に書き出しておくと、転職してもいいかで迷いが生じることも少なくなります。
「今の会社を何となく辞めたい」そのような気持ちだけで転職活動を始めた人は、そもそも転職をするべきではないのかもしれません。転職は、したいと思う明確な理由が必要です。人間関係、休み、給料、スキルアップ、やりたいことなどの明確な理由もなく転職活動を始めた人は、迷うことも多々あることでしょう。
もし2社の内定が出て迷っているのならば、自分の転職理由がより強くかなう方を選ぶのも一つの方法です。休みを増やしたい思って転職活動を始めた人が、2社のうち給料が良いからで選び結局休みがあまりとれないのでは、転職をした意味がありません。なぜ転職をしたいと思ったのか、その思いは転職活動を始めたきっかけです。迷うことがあるときは、今一度思い出すようにしましょう。
信頼ができる人に相談をする
転職活動で迷うときは、より信頼できる人へ相談をしてみましょう。自分の今の状況を話し、客観的な立場で意見をもらえれば、悩んでいたことの出口が見つかるかもしれません。
相談する相手は誰でも良いわけではないので、真剣に相談に乗ってくる人を選んでください。背中を押してくれることもあれば、止めることもあります。どのような答えをもらえるかはわかりませんが、声に出して相談をすることで、気持ちも楽になることでしょう。
ただ、結果をすべてその人に委ねるのだけは止めておきましょう。客観的に見てもらうための相談です。その人がこう言ったから言われるままに行動したと思うと、失敗した時の言い訳に利用できてしまいます。
失敗の言い訳を準備して行動すると、残念な結果になる可能性が高くなることもあります。最終的に決断をするのは自分です。その点だけは忘れないようにしましょう。
2社以上で迷っている時は比較をする
2社以上の企業から内定が出て迷っている人は、冷静に比較をして判断をするようにしましょう。そのためには、それぞれの会社を単体で見つめ直すことも大切です。冷静な比較を最終的にはしますが、まずは、一つずつ丁寧に会社と向き合ってみましょう。
まずは自分が転職活動を始めた理由や、給料や休み、待遇面の点数をつけてみてはいかがでしょうか?給料だけの部分を2社で比較をするとこっちだな、という方法ではありません。1社だけを見て、総合点数が何点なのかを導き出します。先ほど伝えたとおり、1社だけと向き合うということです。
迷う2社に総合点が出せたら、なぜ迷ったのかを考えてみましょう。なぜ迷うことになったのかは、理由があると思います。面接官の態度が威圧的だったなど、迷う理由となったことがいくつかあるかもしれません。迷うきっかけになったことを、考えたら、その気持ちが消えるかどうかの確認です。
どうしても許せない、そこまで考える内容もあることでしょう。気持ちが拭えないのならば、その企業に転職をするべきではないのかもしれません。先ほどの面接官が威圧的だったという内容ならば、その面接官だけが職場の人間関係という訳ではないので、気にする必要はないと判断できます。
そうではなく、どうしても妥協できない内容ならば、無理をしてその企業に転職をする必要はないのかもしれません。妥協すらも納得できる企業を選択するようにしましょう。場合によっては内定をすべて断ることもいいのではないでしょうか。
転職活動で内定が出たのに迷っても焦らないで考えよう
転職活動で内定が出たのに迷う状況になると、焦る人も多くいます。早く決めなければ相手の企業に失礼だと感じる人もいることでしょう。その気持ちは、大切なことです。
ただ、気持ちばかりが焦ると、判断を鈍らせ結果的に時間がかかることもあります。まずは冷静に総合点をつけながら慎重に考えるようにしましょう。焦りは後悔の原因にもなりかねません。
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