人は生きていくために何らかの収入を得なければいけません。多くの人は労働者となって収入を得ているはずです。
もし会社を辞めてしまったら、収入を得るために転職活動を行わなければいけませんが、注意してほしいのがブラック業界の存在です。
今回の記事では、ブラック業界に行くのならば慎重に判断してほしい、入社するのならばしっかりと確認してほしい業界について解説していきます。
ブラック業界の種類
ブラック業界とは、ブラック企業が出現しやすい業界の事です。業界同士で競いあうので、相手よりより上に行こうとすれば、ブラック企業になりやすくなるのかもしれません。
どのような業界の企業がブラックになりやすいのか、事前に知っておくと良いでしょう。
ただこの業界だからすべてがブラック企業という訳ではありません。企業によってはしっかりと経営されているところもあるので注意してください。
飲食業界
大手企業が遺族に訴えられたというニュースはよく耳にします。社員よりは店長が被害者となっているケースも多く、残念な結果になるニュースが後を絶たないこともありました。
飲食業界は特別な資格が無くとも入社できる求人が多くあります。その理由は過酷な労働環境が関係しているのです。ほとんど休みもなく営業し続けている飲食業、重大な人材不足も関係しアルバイトが増えている業界ともいえます。
そのため社員にかかる負担は重荷、お客様のクレーム処理やアルバイト同士の人間関係、売り上げの管理などやることが山積みなのです。アルバイトが急遽休めば社員が出勤するしかありません。
このような状況が続くと、休みが取れなくなり長時間労働が続くという訳です。
サービス業界
保育や介護の人手不足は、誰もが知っている事実です。労働の過酷さや低賃金という問題があり、長時間労働が問題視されている業界となっています。必要な仕事なだけにストレスがたまり、職場によっては人間関係も良くないというケースが考えられます。
またホテルや旅館などもサービス業界の中ではブラックと言われています。お客様の要望を聞かなければいけないという環境下から、急な時間外業務も発生、その場合でも残業代が支払われないというのは有名なお話です。
拘束時間も長くプライベートな時間が無くなるといったことから、離職率も高くなっている業界となっています。
不動産業界
これは誰もが知るブラック業界です。ただ休みはいらない高い給料が欲しいと考える人ならば成功するかもしれない業界となります。
高いノルマにより上下関係がはっきりとされており、パワハラなどの被害も多く報告されている業界です。精神的に追い込まれてしまう人もいるようで、ひどい場合は最悪な結果になることもあり得ます。
法律の隙間を考えた業務を行う会社も多く、ダメなことも裏をかいて良くしてしまう傾向があるのです。
例えば賃貸業、本来家を貸すときは事前に重要事項説明を行い誰かがお亡くなりになっていないかを説明する義務があります。ただ企業によってはこのような事故物件に新入社員を一度住ませ、説明をしなくてもよい状態にしてしまうのです。
事故が起きた後、違う入居者が居れば、重要事項において説明をする必要はないと言われています。このような法の裏をかくような行為が多い業界となっているのです。
簡単に言えば「ダメだということに対し、こうすれば良くなる」という発想をする、その結果、知らない消費者が損をすることになる可能性があるのです。
また、売買に関しては、マンションを売るために大手企業へ電話し社員へ電話から営業を無理やり行うような会社もあります。
その場合のマニュアルには、社員をわざと怒らせ謝罪のために会うというチャンスを作るマニュアルが存在しています。謝罪の出会いを営業のアポのように考えてしまう会社も実際にあるのです。
このような発想をする会社が社員にまともな雇用を行うわけがありません。ブラック業界が多く存在するのは当たりまえなのです。
IT業界
IT業界で問題なのは給料ではありません。労働時間の長さが問題視されています。どうして労働時間が長くなってしまうのか、その理由は納期に関係してきます。企業に依頼された納期を守るために、長時間労働となってしまうのです。
IT業界も会社が増えてきました。依頼を受けるためにはお客様の依頼に応えなければいけません。そのため無理な納期で引き受けてしまい、結果長時間労働になってしまうという訳です。
企業によっては家に帰れず、会社に寝泊まりするのも当たり前という企業も多く存在しています。
他社と差別化を図るために、労働者が厳しい環境になる、良くある話なのかもしれません。
コンビニ業界
最近注目されているのはコンビニ業界です。飲食業と同じような悩みを抱えています。社員不足からアルバイト頼みになっており、もし学生ばかり雇ってしまうと、試験期間で人手不足になることも考えられます。
そうなると社員が無理でも長時間労働をしなければいけません。しかも24時間営業しているので、必ずお客様がいるという状態、これでは事務の手続きをやる暇もありません。
また最近何かと話題になっているのは、フランチャイズチェーン店です。辞めたくとも辞めれない縛りがあるような業界、足を踏み入れるのは少々躊躇してしまいます。
ブライダル業界
幸せな瞬間を演出するブライダル業界、こちらも給料が安く、長時間労働で有名な業界です。サービス業になるのでストレスが溜まりやすく、人間関係も酷くなる可能性が高いと言われています。
一組のお客様に対し社員が一人つくケースが多く、万が一自分のお客様から急ぎの連絡があると、休日でも電話が何度もあります。そのため休みが休みと感じられないという経験談もありました。
もちろん一生に一度のこと、お客様も真剣なのです。そのため社員が休みでも連絡が行ってしまうのは仕方ないのかもしれません。
ブラック業界に転職したいと思ったら
もしブラック業界の仕事に魅力を感じ、行ってみたいと感じたのならば、慎重な会社選びが必要となります。先ほども説明した通り、ブラック業界の企業がすべてブラックなわけではありません。
まともに経営されている企業も存在するのです。そのような会社を見つけ就職するのが良い方法と言えるでしょう。
そのためには、事前に調べる必要があります。もし気になった会社があれば、お客様のふりをしていけるような会社ならば行ってみるのも一つの手段です。お店の雰囲気を感じることができるので、来店するようにしましょう。
お店のような会社でなければ、夜に会社を外から見るのも良い方法です。遅くまで電気がいつもついているような会社はブラック企業の可能性が高くなります。
また、インターネットにより調べるのも良い方法です。気になる企業の名前を入れて検索サイトで検索すれば口コミ情報を見ることができます。もしかすると実際に働いていた社員の口コミが見れるかもしれませんので、参考にするようにしましょう。
インターネットの情報はできるだけ多くの情報を得る必要があります。もし情報が少ないのならば、参考程度にしてくのが良いかもしれません。
ブラック業界の闇は深い
いかがでしたか?ブラック業界の説明を業界別にしてきましたが参考になりましたでしょうか。
ブラック業界に行きたいと希望するのならば、覚悟をしておく必要があります。相当闇が深いと考えておいてください。そのために大事なのが会社選びなのです。
ブラック業界の特徴として入りやすく辞めにくいということもあります。会社選びは慎重に行うようにしましょう。
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