パワハラを受けていて会社を辞めたい！そう思っているかもしれませんが、辞める前にちょっと待ってください。その前にしっかりと対処してから会社を去るようにしましょう。
今回の記事では、パワハラの中でも身体攻撃型パワハラの対処方法について説明していきます。
身体攻撃型パワハラとは？
身体攻撃型パワハラとは6つあるパワハラの内の一つ、暴力や傷害を受ける一番分かりやすいパワハラとなっています。まずはどのような内容かを確認してみましょう。
殴られる
上司から殴られたら明らかにパワハラです。仕事中だから、上司だから訴えることができないと思われるかもしれませんが、程度がひどければもちろん訴えることもできます。
頭を軽くはたかれた、それだけでも暴力行為とみなされます。ただそれぐらいで訴えることはできないと思われるかもしれませんが、身体攻撃型パワハラはどんどんエスカレートしていきます。
最初は軽く叩かれた程度が、最終的には思いっきり足をけられたというところまで発展したという事例もあるぐらいです。
中にはあばら骨を骨折したという人の話も聞いたことがあります。この人も最初は軽く叩かれていただけだが、営業成績がまったくあがらなく最終的に骨折まで起きてしまったとのことでした。
段階を踏みながら事態が悪化するかもしれません。早い段階で行動に出るようにしましょう。
ものを投げられる
これも身体攻撃型パワハラの内の一つです。近くにあるものを投げつけてくるのです。昔は机の上に灰皿があり、それを投げつけてくる上司もいました。
それよりもひどいのは、中身の入っている缶コーヒーなどを投げつけてくる状況です。服は汚れるし、周りの書類も汚れる、後始末が本当に大変な行為でした。しかも書類を汚した責任も、押し付けてくるのです。自分が投げたことが原因なのに、投げさせるような行動をしたお前が悪いと、攻めてくる場合もあるのです。
また、カバンをドアに投げつけ「帰れ！」と怒鳴るような上司もいました。中のものは破損するし本当に迷惑なお話です。
ものを投げるような身体攻撃型パワハラをされる人には十分注意するようにしましょう。
書類を投げられる
これは提出した書類が上司の考えと一致しなかった時に起こる身体攻撃型パワハラです。作成した書類を怒りに任せて投げつけてくるのです。
これは本当に悔しい出来事でした。一所懸命作成した提案書類を一方的に投げつけてくるのです。しかも何が悪いか説明もないままに、こうなると次に訂正しても提出しづらくなります
周りから見ても一番情けない状況に見られるのが書類を投げつけらる身体攻撃型パワハラではないでしょうか。書類を拾い集めるときは、本当に情けなくなり、みじめにもなるのです。
昔営業会社にいた時、申込用紙をお客様に記入いただき確認のため上司へ見せに行きました。私も確認不足で生年月日が抜けていたものを上司に提出してしまったのです。その時、書類を投げつけられた悔しさを今も覚えています。しかもお客様の大切なお申し込み用紙を投げつけてきたのです。確かに生年月日を確認しなかった私もいけませんが、大切な替えのきかない書類を投げつけてくることに不快感を覚えました。
「生年月日が抜けて審査出したら落ちるに決まっているだろ！どれだけお客様に迷惑かけるつもりだ！」と言われましたが、その大切なお申し込み用紙を投げつけてきたじゃんと理不尽な人だと感じていました。
タバコの火が近くに
身体攻撃型パワハラで最も嫌なものがタバコの火を近づけてくることです。昔の不良のいじめ見たいに思われるかもしれませんが、この被害にあった人も実際にいるのです。
最近はタバコを吸ってはいけないとされる会社も増えてきました。そのためだいぶ減ってきたパワハラですが、喫煙所に呼ばれて叱られると思わずやられてしまうこともあるようです。
胸ぐらを掴まれた
これも身体攻撃型パワハラに含まれます。実際に殴られたわけでなくとも、胸ぐらを掴まれるという行為はパワハラに該当します。
もしかすると最も多い身体攻撃型パワハラかもしれません。実際に殴っていないのでパワハラと言われても言い訳ができるかもしれないと考える上司もいるはずです。
ただ胸ぐらを掴まれるという行為は、やられているほうは危険を感じる行為です。たとえ殴られていないとしても、恐怖というものは心に残ってしまいます。
私も昔、胸ぐらを掴まれワイシャツのボタンが取れたことがありました。それ以降、その上司の顔を見るのすら嫌になったことを覚えています。やはり営業会社に勤めたことが間違いだったのかもしれないと、今でも後悔しています。
身体攻撃型パワハラへの対処方法
それでは身体攻撃型パワハラへの対処方法を解説していきます。すべてを実践し、必ず泣き寝入りをしないようにしましょう。
記録を残す
身体攻撃型パワハラを受けた日や時間状況を必ずメモで残しておくようにしましょう。しかも被害を受けた状況も重要です。もし服が汚れたり、足をけられてあざが出来たのならば、それも写真に収めておきましょう。
最近はスマホという大変便利なものがあります。昔ならば簡単に記録することができませんでしたが、今はスマホを利用すれば、簡単に記録しておくことができるのです。操作を覚えて利用するようにしましょう。
メモもできればスマホに残し、ノートに書くのは家でやるといった方法がおすすめです。万が一メモを落とし、上司の手に渡ったらゾッとします。記録はスマホ、帰ってから写すこれがバレない一番おすすめな方法です。
証人を見つけておく
これが一番大切なことですが、状況によっては難しいことかもしれません。人はいつ裏切るか分からないものです。自分の利益のためには、平気で裏切る人もいるのです。
もしかすると、本当に証言してほしいときに裏切るかもしれないのです。よくテレビドラマでもあるシチュエーションですが、実際に起こるからこそ、ドラマでも採用されているのです。
証人を見つけたしても、その人は会社に残るかもしれません。つまり本当のことを証言してくれるか分からないのです。もしかするとパワハラ上司に「私にこんなことを頼んできました」と伝えてしまうかもしれないのです。
十分に相手を考えてお願いするようにしましょう。
ボイスレコーダーの利用
先ほどの証人の時にも利用できるのがボイスレコーダーです。もし信頼できそうな人を見つけたのならば、証人をお願いするときもボイスレコーダーを忍ばせておきましょう。
また、普段から持ち歩いておくと便利です。身体攻撃型パワハラが起きたときは、すぐにボイスレコーダーの録音を押し、すべて記録しておくようにしましょう。
この証拠がそろっていれば言い逃れはできません。最近は高性能なボイスレコーダーも安く購入できるようになりました。これを利用しない手はありません。
うっかりと落とさないように注意しながら活用するようにしましょう。
身体攻撃型パワハラの注意点
身体攻撃型パワハラを受けている人への注意点はただ一つ、やり返さないことです。もし本当に腹が立ち上司を殴ってしまったらアウトになります。
普段から身体攻撃型パワハラを受けていたのかもしれませんが、たった一度の暴力で立場が逆転するかもしれないのです。
だからこそ、早めにボイスレコーダー等を準備し記録を残しておくのです。いざとなったらこれで必ず後悔させてやると思えば、我慢できるのではないでしょうか。
もしカッとなりそうと感じたら、何か別なことを考えグッとこらえるようにしましょう。カッとなったらグッとするです。これを忘れてはいけません。
泣き寝入りはダメ、皆のために対処をしましょう
身体攻撃型パワハラを受けて泣き寝入りするのはやめましょう。ほかに残された人のためにも、上司を懲らしめる必要があるのです。
他にも被害者が出る可能性があります。なぜ自分がそこまでやらなくちゃいけないと思われるかもしれませんが、それではパワハラは無くなりません。
辞めるのは簡単かもしれませんが、その前に相手に一泡吹かせてから去るようにしましょう。
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