保育士は、専門の知識をや技術が必要なお仕事、転職先に選ぶのならば、それなりの覚悟が必要です。最近は、保育士の慢性的な人手不足から、資格なしでも働ける保育補助の仕事もだいぶ増えてきました。まさに売りて市場とも言えます。
ただし、多くの子どもと接する仕事なので向いている人、不向きな人がハッキリと別れてしまう仕事なのではないでしょうか。保育士に転職をしても大丈夫か、最初に自分が向いているかどうかを確認しておくことも大切です。
今回の記事では、保育士に向いている人、不向きな人について解説していきます。転職の参考にしてください。
保育士に向いている人
最初に保育士に向いている人の特徴から見ていきましょう。
子どもが大好き
やはり子どもが大好きでなければ、向いている人ではありません。子どもが嫌いな大人もいます。嫌いな人が保育士を選択すれば、毎日がきつくなることでしょう。まれに、子どもを好きになるために保育士の仕事を選ぶ人もいますが、子どもとその家族にとっては迷惑なお話です。保育士への転職を選択するのならば、せめて子どもが最初から大好きであることが、絶対条件ではないでしょうか。
子どものことを嫌いない人に、子どもがなつくでしょうか。はじめは、わからず子どもも集まりますが、だんだんと近寄らなくなります。中には気を使って寄ってくる子どももいるかもしれませんが、子どもに気を使わせて、いいのでしょうか。
子どもを差別する、子どもが嫌いな人は、自分の思い通りになる子どもをひいきする可能性が高まります。保育士は、子どもを平等に相手する必要があり、差別をしてはいけません。子どもが大好きな人は、まんべんなく子どもと仲良くできるはずです。
体力に自信がある
子どもと一緒にいるのは、非常に体力を消耗します。体力に自信がなければ向いている人とは言えません。何をするか予測もつかない子どもと一緒にいるのは、非常に疲れることなのです。
人気のある保育士を相続してみましょう。元気いっぱいの人が思い浮かびませんか?元気よく子どもと遊んでいる保育士は、保護者から見ても安心できます。まさに体力勝負の世界です。
メンタルがとても強い
保育士に向いている人は、メンタルがとても強いです。子どもを相手にする仕事、自分の思い通りにならないのは当然ではないでしょうか。思い通りに行かないからと言って、その都度ストレスをためていたら仕事になりません。
また、保護者からの注意を受けることもあります。理不尽な注文を話してくる保護者もいることでしょう。これらも上手にかわす必要があります。
さらに、保育士の職場は、女性が多い特徴を持っています。女性の多い職場で困るのが人間関係です。保育士が慢性的に人手不足なのは、人間関係が原因で辞める人も多くいるからと言われています。
これらすべてのことを考えると、メンタルが強くなくては務まりません。メンタルの強い人は、保育士の仕事に向いている人と言えるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
メンタルと同様に必要なのがコミュニケーション能力です。コミュニケーション能力が備わっている人は、保育士に向いている人と言えます。
保育士の仕事は、子どもの相手をするだけではありません。保護者との相手をする必要があります。初対面と話すのが苦手と言う人に務まるものではありません。モゴモゴ話す保育士に、安心して保護者は子どもを預けることができるでしょうか。ひどければ保育士の変更を求める保護者も出てくるかもしれません。
職場内のコミュニケーションも必要です。人間関係を良くするには、コミュニケーションをだいじにする必要があります。一人が好きという人には、キツイ内容かもしれません。克服したいと考える人は、こちらの記事を参考にしてください。
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忍耐力がある
保育士に向いている人、それは忍耐力のある人です。子どものやることにその都度怒っていてもしかたありません。聞き分けのない子どももいます。すぐにりつけるのではなく、忍耐をもって接するしかありません。
保護者へも同様です。保育園に通わせる親の中にもモンスターペアレンツはいます。常識では考えられないような注文を付けてくることもあるでしょう。そのような場面でも怒ってしまえば、保育士の負けです。根気よく人間関係を構築する必要があります。
何事も根気よく行うことが大切です。人を相手にするのですから、これが正解と決めつけられないことも多々あります。失敗を多くするかもしれません。忍耐力で困難を乗り越え、保育士として成長する必要があります。
視野が広い
保育士に向いている人は視野の広い人です。働く内容にもよりますが、1人で何十人もの子どもの面倒を見ることがあります。外で遊べば広い範囲に目を配らなければいけません。視野が狭い人には難しいことでしょう。
子どものちょっとした異変に気づけること、保育士にとって重要なことです。子どもたちは、グループにわかれて遊びます。保育士は、ある一つのグループと遊んでいるときでも、ほかのグループを見ることを忘れてはいけません。
保育士に不向きな人
保育士に不向きな人は、先ほどの向いている人の逆の人です。子どもが嫌いな人は確実に不向きな人、転職を考えるべきではありません。
潔癖症な人
潔癖症の人は、保育士に不向きな人です。子どもは泥んこ遊びが大好き、潔癖症の人は耐えられますか?まず無理ではないでしょうか。
また、体調の悪い子どもは、食事の最中にもどすこともあります。トイレが間に合わない子どもが出ることもあるでしょう。それらの片づけをするのは保育士です。もし、これらを嫌そうに保育士が片付けていたら、子どもはどのように感じるでしょうか。もしかすると保育園に行きたくないとまで思うかもしれません。
さらに、ほかの子どもから、その子がからかわれることもあります。潔癖症の人は、片付けることだけに夢中になり、子どもの心のケアを忘れるかもしれません。潔癖症ならば、まず耐えられるかどうかを想像してみましょう。
恥ずかしがり屋さんな人
恥ずかしがり屋さんは、保育士に不向きな人です。子どもの前で大きな声で歌ったり、動作を大きく踊ったりと、いろいろなことを披露します。恥ずかしがっていてはできません。
また、子どもの前だけとは限りません。保護者の参観日になれば、大人の前でも披露する必要があります。恥ずかしがり屋さんが大勢の前で披露できるでしょうか。萎縮をすれば、保護者が不安を抱くかもしれません。
集中力がない人
集中力がない人は保育士に不向きな人です。子どもは何をするかわからないものです。子どもの様子だけを見ていても、事故はふせげません。いろいろなことに目を配る必要があります。もし気を抜けば、大事故が起きる可能性もあるのです。
常に気を抜かない集中力が保育士には必要、すぐに注意力が散漫になる人は、いつか事故をおこすかもしれません。
保育士へ転職するのがおすすめな人は子どもが大好きな人
何よりも大切なのは子どもが大好きなことです。保育士に向いている人は、子どもが大好きなのは絶対条件、もちろんそれだけではありませんが、それほかは保育士で働きながら成長もできます。
嫌いなことを好きにさせるのは大変です。好きな子どものためなら、変わろうとする考えも起きるのではないでしょうか。転職を考える前に、自分が向いている人なのかどうかを、考えるようにしましょう。
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