妊娠の喜びに包まれたあとに待っているのがつわりです。そして仕事を続ける人の中には、満員電車に乗らないといけない人もいるのではないでしょうか。つわりと満員電車、これは最悪の組み合わせです。心ない行動をする人もおり、乗ることを怖いと感じても仕方ありません。
それでも仕事続けるのならば、少しでも対策をするようにしましょう。今回の記事では、妊娠中の通勤電車が怖い理由と、対策方法を解説していきます。
妊娠中の通勤電車が怖い理由
まずは妊娠中の通勤電車が怖い理由をあげていきます。つわりがひどすぎて、何が原因がわかっていない人もいるようです。いくつも潜む怖い理由を考えてみましょう。
匂いが怖い
妊娠をすると匂いに敏感になります。大好きだった匂いが大嫌いになることもあるのです。朝のモーニングコーヒーの匂いを嗅ぐのが大好きだった人が、妊娠をすると気持ち悪く感じる人もいます。中には、旦那さんの匂いがつらく感じる人もいるほどです。個人差はありますが、匂いに対し抵抗が出る人はたくさんいます。
そんな匂いに敏感になった状態で、朝の満員電車に乗ったことを想像してみましょう。いろいろな匂いが渦巻く中、気分が悪くなるのは当たり前です。つわりも起きているのならば、なおさらではないでしょうか。
匂いに敏感になると、近くにいる人がタバコを吸う人かどうかもわかります。もし近くの人が朝食に納豆を食べていたら、その匂いに気づく人もいるのです。いろいろな匂いを嗅ぐ状況、気分が悪くなって仕方ありません。
しかし、これは誰かを責めることはできるでしょうか？できるわけがありません。誰も悪気があって行っていることではないのです。満員電車の充満する匂いとも上手に付き合っていかなければいけません。
また妊娠中に限らず、満員電車に悩まれている人は、こちらの記事も参考にしてください。
通勤時間が長いから会社を辞めたいは、社会人として良いのか悪いのか？
人混みが怖い
妊娠初期はつわりと匂いに悩まされました、段々とつわりが治まってくると、次に怖いのが人混みです。駅の人混みが怖いと感じるようになります。朝の満員電車はたくさんの人がいるのは当たり前です。中には走って電車に駆け込み乗車をする人もいます。周りのことなどお構いなし、突き飛ばしてでも乗ろうとするのです。
お腹が出始めるころ、あまり無理をしないようにとゆっくり歩くこともあります。ゆっくり歩いている人を「邪魔だ」と言わんばかりに後ろから走ってくるのです。このような状況に怖いと感じないわけがありません。前に「朝の通勤電車はみんな急いでんだからちんたら歩くな」と怒鳴っている中年男性を見かけました。イライラする気持ちもわかりますが、みんな急いでいるとは限りません。余裕を持って行動している人もいます。朝のラッシュ時は言動も自分勝手になっているのです。
それならばとホームの端を歩くようにしようと思うかもしれませんが、これも怖いです。万が一、急いでいる人に突き飛ばされ線路に落ちたらと考えると、恐怖を感じます。
混んでいる階段の上り下りも怖いです。一気に駆け上がる人もいるから恐ろしい、乗り換えがある人は、苦痛ではないでしょうか。乗り換えのある駅では、人混みが途切れません。ちょっとでも空いてから階段を利用しようと考えても、なかなか途切れません。妊婦にとって人混みが怖いと感じるのは当たり前のことです。気にしてはいけません。
満員でおなかを圧迫されるのが怖い
妊娠も後期になるとお腹もだいぶ目立ってきます。そこで怖さを感じるのが満員電車による圧迫です。これは、まだお腹が目立たないころから気になり始めます。押圧迫されるたびに心の中で「大丈夫？ごめんね、あとちょっとだから」と思います。
これも誰が悪いわけではありません。何とか耐えていくしかないのです。ただ圧迫されるたびに恐怖を感じることはあります。
人の感情が怖い
一番怖いのは人の感情かもしれません。もちろん妊婦になると優しい対応をしてくれる人もいます。席をゆずってくれる人もいるのです。
しかし、ある日このような陰口を聞いてしまいました。「妊婦が前に立つなよ」という声です。席を譲らないといけないと思ったのでしょうか、そして声に思わず出してしまったのでしょうか、理由はわかりません。ただ、この言葉を聞いてから人がどのように思っているのか、怖くなってしまうのです。
妊婦に対し、心無い言葉を言う人もいます。それをじかに聞いてしまうと、人の感情が怖くなることもあるでしょう。座席の前に立つのも恐ろしくなるのです。自分が席を譲れと脅迫しているのでは？と勝手に思い込んでしまう人もいることでしょう。ほとんどの人が何も思っていません。ただ、一度でも言われた経験から恐怖を感じてしまうのです。
妊娠中の通勤電車の対策法
それでは妊娠中の通勤電車の対策法を解説します。仕事を続ける理由があるからこそ通勤電車を利用しているはずです。
マスクとエチケット袋は必需品
匂い対策にはマスクを欠かすことができません。また風邪の予防対策にもなります。満員電車に乗るときは必ずマスクをして乗るようにしましょう。ただ、マスク独特の匂いすらダメになる人もいます。そのような場合はアロマなどを利用しましょう。匂い対策を十分に行います。
また、万が一のことを考えエチケット袋を常備しておきます。持っているだけでも安心するから不思議です。気持ちを楽にするために、何が起きても大丈夫なようにしておく、これが安心につながるのです。
エアコン対策を忘れない
満員電車は、エアコンが利いています。妊娠中に体を冷やすのはよくありません。カーディガンなど簡単な寒さ対策を、夏でも行うようにしましょう。
最初から期待をしない
席を譲ってもらえないかな、と最初から期待をしてはいけません。期待をするから裏切られるのです。そしていろいろなことを気にし始めます。周囲は妊婦に対して冷たいと考えてしまうのです。最初から期待をしなければ、このような考え方になりません。席は譲ってもらえないのが当たり前と思っておきましょう。
だからこそ、もし譲ってもらえた時は感謝ができるのです。過剰にならないよう、お礼をしましょう。正しいのは謙虚でいることです。譲ってもらうのが当たり前と傲慢に思っていると、周囲から反発を受けることがあります。通勤電車は同じ人と会う可能性が非常に高い通勤手段です。翌日も会うかもしれない人たちがいることを忘れないでください。
無理をしなくていい
無理をしないでください。あと3駅で会社だから我慢しようと思ってはいけません。遅刻してもいいと考え、心に余裕を持ちましょう。無理をして体調を崩し、気を失ったら電車を遅延させるかもしれません。実際に、無理をしすぎて気を失う人もいます。無理をせず、次の駅で降りるようにしましょう。もし電車が走行中でも、気分が悪くなったのならば、その場で座り込んでも構いません。無理をするのは危険です。
マタニティーマークを付ける
マタニティーマークを付けることには賛否両論あります。人の感情を受けやすい人は、抵抗があるかもしれません。中には、席を譲ってもらいたいからではなく、万が一の時に妊婦だと知ってもらいたいという気持ちだけで身に着ける人もいます。
それでも心ない言葉を言う人がいるかもしれません。ただ、マタニティーマークにはメリットの方が大きいです。強制ではありませんが、検討をしてください。
早めの空いている時間で通勤する
できるだけ満員電車を避けるために、朝の空いている時間を利用します。早く出ないといけないのでつらいかもしれませんが、満員電車に乗るよりはマシです。朝食を家で取るのではなく会社の近くで取るようにします。これにより電車内で気分が悪くなることを防ぐ効果もあります。
ルートを変えたり車両を変えたり、自分にとって最善の方法を見つけましょう。きっとよりよい通勤の仕方があるはず、もし会社に相談できるのならば、通勤時間を遅らせるのも得策です。
妊娠中の通勤は無理をしないのがだいじ
妊娠中は、通勤で無理をしてはいけません。仕事をする理由があるからこそ、通っているのだと思います。だからと言って、すべてにおいて無理をしてはいけません。通勤は無理をしない範囲で頑張りましょう。
一番だいじなのは、赤ちゃんに会うことです。それを忘れてはいけません。周囲の感情が気になる時期かもしれませんが、あまり考えないようにしましょう。心ない言葉を発する人を相手にしてはいけません。
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