社会人として働いているなかで、看護師として働きったいと考えている方は一定数いらっしゃいます。
実際、社会人から看護師に転職に成功している方というのはそれなりに存在していることはその証明となるでしょう。
とはいえ、看護師になるためには当然看護師資格を取得しなければなりません。
では、社会人として日々働く中でどうやったら看護師資格を取得して看護師になれるのでしょうか。
本編では社会人から看護師になるためにどうすればよいかお話をいたします。
どうすれば社会人から看護師になれるのか
まず、前提として社会人になってから看護師になることは上述でもお伝えしたように可能です。
とはいえ、看護師にには看護師の資格が必要で、、看護大学、看護短期大学、看護専門学校等に行き資格取得をしなければなりません。
なお、看護師は厳密に言えば、正看護師と准看護師に分かれています。
何が違うのかというと看護師は医師のサポートを行う立場で、准看護師は、医師に加えて看護師のサポートを行うという補助的な立ち位置です。
とはいえ、は看護師も准看護師も大きく業務は変わらなくて、給与、昇格において正看護師のほうが優位なのだと考えてください、
社会人で看護師資格をとるにあたり
では、社会人で看護師資格を取るためにどうすればいいのか、大学に行く場合、専門学校に行く場合それぞれを想定しながらお話をいたします。
看護大学に行って看護師になる場合
看護大学に行って資格を取る場合、以下3つの点でハードルがあります。それはお金、期間、受験です。
看護大学に行くと、公立の場合は初年度100万円程度、私立は200万円程度程のコストがかかり、4年で大学を卒業するためには年間それぞれさらに100万円ずつくらいはかかります。
短大でも３年に短縮されることになりますが、初年度、年間にかかる費用はかわりません。
加えて、3〜4年という年月を通学に要しながら、受験勉強もありますので非常にハードルは高いと言うことが言えます。
専門学校で看護師になる場合
結論から言うと、社会人が看護師になるためには専門学校のほうが適しています。
なぜかというと、理由は3点あります。１つはコストが抑えられる点です。
専門学校の場合だと初年度の費用が30万円〜50万円程度で収まり、比較的リーズナブルです。
２つ目は、通学方法です。通信教育や夜間学校を運営する専門学校も存在していて、社会人で看護師を目指すための仕組みがあるからです。
そして、３つ目は期間です。看護短大であっても３年の通学が正看護師になるために必要となりますが、准看護師は２年で取得可能で准看護師として7年間准看護師として働けば、看護師国家試験受験が可能になるからです。
看護師になるための費用が捻出できない場合の対応
確かに専門学校から准看護師を目指すことでかなり必要コスト抑えることができますし、働きながら資格取得ができます。
それでもそれなりのコストを必要としますし、お金を作るにも一定期間必要とします。
一般的なのは、返済が求められる日本学生支援機構の奨学金ですが、返さなくてもい奨学金、支援金をご紹介します。
病院からの奨学金
看護系の専門学校には病院が経営している学校があり、そのような学校では、月間３万～５万円をするような奨学金があります。
この奨学金は卒業後、その病院の系列で一定期間働けば返済せずとも問題ありません。
ただし、あらかじめ指定された期間を経過せずに退職に至った場合、一括で全ての奨学金を返済しなければなりません。
その点は注意しなければならないと言えます。
専門実践教育訓練給付金
2年以上社会人として働いた方であれば、雇用保険から専門実践教育訓練給付金というものを貰える権利ができます。
専門実践教育訓練給付金は、入学金、授業料の50％(最大40万円/年間)が支給され、卒業して看護師として1年以内に就職したら、さらに授業料の20％支給される制度です。
社会人を目指すためのモチベーション維持
お金の面は、奨学金を貰ったりすることで何とか最小限のコストで看護師を目指すことができるのは上述でもお伝えした通りです。
とはいえ、一定期間勉強をしなければならないためモチベーション維持はなかなか大変です。
少なくとも社会貢献性や、やりがいだけでモチベーションを維持していくのは難しいです。
そこで、何がモチベーション維持に繋がるかについてもお話致します。
一定の年収を稼げる
働くうえで年収のことは切っても切り離せません。そういった面で看護師の年収は全国的に見ても超高額とはいえないものの、一定の年収を稼ぐことができます。
事実、全国の労働者の平均年収は420万円程度であるのに対して、看護師の平均年収は500万円ほどになります。
そして、看護師はどの地域でも人手不足ですので、圧転職先には困らないケースが多く、都心はもちろん地方でも一定の年収で働くことができるのです。
しかも、残業したらしっかり残業代が支払われるのも特徴と言えます。
社会貢献度だけでなく、お金もちゃんと稼げるお仕事なのです。
将来につながる出会いがある
実は病院、看護師というのは出会いがあります。
というのも、看護師は仕事が忙しく、かつシフト勤務になり、一般的には出会いがないとおもわれがちですが、女性看護師であれば、病院内には男性の方が多く働かれています。
そのため、職場結婚が多く、医師をはじめ、病院で就労している男性とご結婚をされるというのはもはや定番であると言えます。
また、病院には医師の他にも理学療法士、臨床工学技師から病院に営業に来る医療機器営業、MRなど出会いに繋がるケースはいくらでもあります。
しかも、病院内のスタッフは国家資格取得者で、仕事年収も安定していますし、医療関係の営業の方は高年収をもらっています。
非良い出会いは職場に沢山転がっているのです。
良い出会いをもとめるのであれば、看護師は非常に良い職場と言えます。
好きな場所で働ける
上述でもお伝えしたように看護師は人材不足です。
もちろん各病院の募集状況は一概には言えないものの、総じていえば、人材不足なので、看護師資格を持つことで就職は有利になります。
また、この傾向は東京、大阪だけではなく地方においても顕著です。
そのため、地元でUターン就職をしたいというニーズにおいてもしっかり応えることができるのです。
看護師は大変な仕事だが大変な分だけ見返りも大きい
看護師は人の病気やけが、時に死にも対峙することはありますし、夜勤もあるハードワークなお仕事です。
そのため、看護師を早々と退職する方も多いの事実です。
その一方で、看護師は病気やケガの患者さんに医師と力を合わせて寄り添い治療に携わっていく非常に社会貢献性の高いお仕事です。
また、それだけではなく、年収もそれなりの金額も得られ、かつ雇用が東京をはじめとした都会だけではなく地方にも充分にあります。
また、出会いの場もあり、生涯の伴侶を見つけられるかもしれません。
金策、また仕事と勉強の両立、資格取得など看護師になる前からハードなことは数多くあり、働き始めたあともハードであることに代わりはありません。
それでも、それにみあったメリットも多いのが看護師の仕事であると言うことが言えるのです。
もし、本編を読んで、それでも看護師を目指されたいとお考えであれば前向きに看護師を目指して頑張ってください。
コメント