一時期ほどの売り手市場ではなくなりましたが、転職市場は活況となっています。
このチャンスに乗じて、転職をしたいとお考えの一方、初めての転職でどうしたらいいの?のと思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、本編では転職活動のいろはについてお話をしていきたいと思います。
企業が中途採用をする背景
なぜ企業がわざわざ中途採用をするのかという背景をまずはお伝えします。
大きくは以下の3点に分類されます。
- 増員のため
- 欠員がでたから
- 優秀人材の確保のため
- 新卒採用枠が余ったから
当たり前ですが、会社は多すぎず、少なすぎずの人員でビジネスを進めたいと考えます。
特に人員不足は深刻で、人員が足りてなければ日常業務も回らなくなりますし、ビジネスチャンスを逸してしまう可能性もあります。
そのための人員確保として事業拡大をする場合は増員を行い、従業員の退職や産休などが発生した場合は欠員補充として転職市場から人員の確保にはいります。
また、人員がは足りていなくても、ビジネスを行うかたで、稀有な存在であり、必要人員であると認識されたら採用されるケースもあります。
加えて、最近では、新卒採用がうまくいかず、組織構成上若手の方を採用したい場合は、第二新卒に採用を切り替える会社もあります。
企業はあらゆる背景のなかで、採用活動を行っており、だからこそ転職をすることができるのです。
どうやって求人をさがしたらいい?
次に、転職先をどのように探せばよいのかを説明いたします。
転職の方法は具体的に以下4点です。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 知人からの紹介
以下それぞれ説明いたします。
転職サイト
リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職などテレビコマーシャルに出てくる転職サービスは大抵転職サイトなのですが、位置付けとしては求人広告です。
複数名の採用や、企業側の採用コスト軽減のために使われることが多いです。
転職エージェント
転職エージェントとは転職希望者と採用企業の間に仲介者として支援する立ち位置のサービスです。
転職エージェントと言ってもリクルートエージェントやDODAのような全ての業界、職種をカバーするエージェントもあれば、特定の業界や職種、年齢層に特化したエージェントサービスも存在しています。
細かい情報を持っているケースも多いため、色々な情報収集する際も利用メリットは大きいとお考えください。
ハローワーク
ハローワークは職業紹介を行っている公共機関です。
転職希望者はもちろんのこと、採用企業も無料でつかえます。
ただし、今ハローワークでの転職というのはあまり利用されなくなりつつあります。
ただし、地方採用においてはエージェントがカバーしきれないため、ハローワークは根強い指示を得ています。
知人からの紹介
知人からの紹介はリファーラル採用とも言われ、ITエンジニアなどで一般的な採用方法になりつつある方法です。
興味のある会社に知人が勤めている場合はリファーラル採用をやっていないか確認しても良いでしょう。
転職活動の事前準備としてしておくこと
転職活動の事前準備として以下の対応をしておきましょう。
転職サイトに登録をする
まずは、転職サイトに登録をしましょう。
転職サイトに登録することで、そのサイトを運営している会社のエージェントやスカウトと呼ばれる他のエージェントからの求人案内などが行われますので、最小の労力で求人を集めることが可能となります。
履歴書・職務経歴書を作成する
求人エントリーには履歴書・職務経歴書が必要となります。
最近はワード、エクセルで作るのが主流となっていますので、手書きの履歴書は求められたときだけ作成しましょう。
なお、履歴書、職務経歴書の雛型は転職エージェントが持っていますし、ネット上で簡単にダウンロードできるようになっていますので活用していきましょう。
転職エージェントとの面談調整
転職エージェントから面談の依頼がきたら、面談の調整を進めましょう。
履歴書・職務経歴書は事前にそのエージェントにメールで送っておくとスムーズに転職活動をすすめることができます。
転職面談、求人エントリー
事前準備が終わり、転職エージェントとの面談から求人エントリーまでのプロセスを説明いたします
転職エージェントと面談
転職エージェントから面談の流れとしては、転職理由、希望年収、希望勤務地の確認を行い、これまでの経験を確認したあと、求人の紹介を行い、エントリーしたい求人があればその場でエントリーできます。
このとき、転職理由、どんな会社に行きたいかという点についてもイメージしておくと良いです。
求人にエントリーする
興味がある求人には、早い段階でエントリーしましょう。転職エージェントと転職サイトの求人を平行してエントリーしていくと良いです。
求人はナマモノ同じです。いつなくなるか分からなくなりますし、昨日書類選考通過したのに、今日はできなくなるということも珍しくはありません。
そうなる前に早めにエントリーしていくことが望ましいと言えます。
ちなみに転職サイトの求人より転職エージェントの求人の方が選考はスピーディーにすすめてくれますので転職エージェントのほうをメインに進めていくほうがメリットが大きいのです。
面接から内定まで
次に面接から内定までの流れをご紹介いたします。
面接訪問
エントリー後に書類選考が通過をすると面接です。
面接内容は各社で異なりますが、聞かれることとしては、志望理由、転職理由、これまでの経歴、そして自分の長所・短所です。
これらのことを考えたらうえで、面接に臨むと、スムーズに話ができて面接を通過しやすくなります。
内定承諾・退職交渉
面接は会社によりけりですが1〜3回の面接を経て、それらが通過したら内定がでます。
それが希望する会社なら内定に対して承諾しましょう。その際のポイントは3点です
- 内定承諾は退職交渉前にする
- 内定承諾も退職交渉も迅速に行う
- 入社日は1,5か月以内にする
よくある悩みとして、退職交渉を完了させてからじゃないと内定承諾してはいけないのではないかということが挙げられますが、そんなことはありません。
むしろ内定承諾を先にした方が良いです。
その背景として、内定承諾期限は内定日から3日〜1週間程度です。そのため、期限内に回答がもとめられるため退職交渉前に内定承諾し、その既成事実を元に退職交渉をしたほうが早めに話が進みます。
内定後から入社まであまり余裕はないためとにかく迅速に進めていくことが重要です。
また、たまに3か月後や半年後という先の日程を提示する方もいますが、内定が取り消される可能性がありますので、止めましょう。
現職の方は1か月~1,5か月後を目処に入社日を設定するのが望ましいと言えます。
転職エージェントはこの手の調整について長けているケースも珍しくないので、積極的に相談しましょう。
転職活動は迅速に効率的に行おう
転職活動は大半の方が働きながら行うことになります。
そのうえで、事前準備・スケジュール調整など色々なことをしなければいけません。非常にハードだと言えます。
本編で押さえていただきたいのは全体の流れと効率的な動きです。
転職サイトに登録すれば、大手の転職エージェントやスカウトからの転職エージェントへの登録から面談スケジュールまでの調整が進めます。
転職エージェントを有効活用すれば面接調整から内定までがスピーディーに進められることも珍しくなく、相談しながら内定承諾から退職交渉をうまく運ぶこともできます。
転職活動は効率性、迅速性を担保しながら進めていくことをおすすめします。
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