最近よく見かけるのが、電車やバスなどに乗っているとき、子供が近くにいながら、スマホを見続けている母親です。飲食店でも、子供が食べている前で、スマホを見続ける母親がいます。たった一言「おいしい?」という会話もなしに、食事されている光景は異様です。寂しさを感じます。
今回は、スマホ依存が子育てに与える影響と、それを脱却する方法を解説します。
スマホ依存が子育てに与える影響
まずは母親のスマホ依存が子供に与える影響を解説します。スマホに依存する人は多くいますが、子育てとどちらがだいじか考えてみましょう。子供の顔を見るのと、スマホを見続けるの、どちらがだいじなのでしょうか?
また、スマホの依存が仕事に影響することもあります。コチラの記事も参考にしてください。
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子供が攻撃的な性格に?
母親がスマホ依存でいると、子供が攻撃的な性格になる可能性があると言われています。理由は簡単です。子供は自分を見て欲しい、当たり前の欲求を持っています。母親がスマホを見つめている時間の少しでもいいから、自分のことを見て欲しい、そのように思うのは、ごく自然のことです。ただ、母親にはスマホ依存があるので、子供のそのような思いなど関係ありません。子供よりも、スマホを見続ける時間を優先します。
すると子供は自分に興味を持ってもらいたいことから泣き叫びます。自分を見て欲しいことを、泣いてアピールをするのです。それでも母親はスマホに依存します。すると次に、悪いことをし始めます。お水をこぼしたり、お皿を割ったり、ここまですれば、母親はスマホから目を離し自分に目を向けてくるのです。ただ、母親は自分の時間を邪魔されたことで、イラついた状態で子供と接します。それをトラウマに感じない子供はいないでしょう。結果、子供の心は閉ざされていくのです。
こうなると自分の欲求が満たされないことから、集団の場でストレスを発散しはじめます。同い年の集まる保育園で暴力をふるうのです。それがストレスの発散となり、攻撃的な子供になる理由になります。あくまで推測ですが、このような状況になる確率は非常に高いと考えられています。
子供なのに目の輝きが無い
スマホ依存の母親の子供は目に輝きがありません。遠くを見ているのか、どこを見ているのかさえ分からないこともあります。すべてに諦めてしまったような目をしているのです。人生が始まって数年しかた経っていない子供が、人生に疲れ悟ってしまった夢も希望も無いような目をしているのは、本当に恐ろしいです。
これは、スマホ依存で子育てをしない母親の子供に見られる特徴です。子供は自分の話を聞いて欲しいことから、一生懸命話しかけます。何度も何度も話しかけますが、母親はスマホ依存、子供の話など興味がまったくありません。それよりも自分のいいねの数を気にします。話しかけても聞いてくれない日々が続けば、子供でも落ち込みます。「もう何をしても僕を見てくれない」母親にこのような思いを抱けば、目の輝きが無くなって当然です。
スマホ依存を脱却する方法
自分がスマホ依存かもしれないと感じているのならば、一度子供の顔をじっくりと見てください。子育ては単に、食事を作ったり、身の回りを世話するだけではありません。子供の笑顔を守るのも子育てです。
子供の顔を見たとき、子供が目をそらしたり、笑顔を見せてくれないのならば、事態は深刻です。すぐにでもスマホ依存の脱却を開始しましょう。
スマホの利用時間を決める
これができれば、まだスマホ依存は初期の段階でしょう。スマホ依存の怖さは、決めたことを守れない点です。利用時間を設定しても、まず守られることはないでしょう。ただ、なにもしないよりはマシです。まずは、これでスマホ依存から脱却できるかを試してみましょう。
スマホは軽く持ち運びが便利な点がメリットです。そのため、常に自分の近くにおいてしまいます。それすらも禁止できれば依存の脱却も近いでしょう。夫にもスマホをなるべく見ないようにしたと伝えておけば大丈夫です。ただ、これで簡単にスマホ依存を抜け出せるとは思えません。
スマホでつながりのある人に宣言をする
スマホを利用して、子育てに時間をかけたいからしばらくSNSを自重すると、スマホで周囲に宣言をしましょう。これはSNSに時間をかけている人には効果があるかもしれません。YouTube動画に依存している人には、あまり意味のない行動です。
ただ、周囲がスマホ依存に消極的な考えの人もいます。その結果、引き止められることもあるので、その点は注意しておいてください。
スマホは子供が寝ているときだけにする
最初はここから始めるのが良いかもしれません。いきなりスマホをまったく使わないというルールを作ると息がつまり、逆に八つ当たりをする可能性も考えられます。最初から飛ばすのではなく、スマホは子供が寝ているときだけに利用すると決めるのも一つの方法です。
だからと言ってイライラしたら本末転倒です。子供が寝ればスマホが使えると思い「早く寝ろ」と怒鳴り散らすのは、問題をすり替えているにすぎません。そうではなく、自然に寝た中で利用するようにしましょう。ただ夜中にスマホを利用し続けるのも問題です。自分が休む時間も確保しなければいけません。自分の良い方法でルールを作ることが大切です。
思い切ってガラケーを契約
これはスマホ依存を基からなおす最終手段、スマホを解約しガラケーで契約をします。いまの時代、携帯を持っていないのは何かと不便です。そのため通話機能やメールができるガラケーにするという方法です。
スマホのような便利さはありませんが、十分役立ちます。スマホを持っていなければスマホ依存もできません。依存のもとをなくす究極の方法です。
もともとスマホ依存のある人は、子育てに消極的なめんを持っている可能性が非常に高いです。「子供なんて生むんじゃなかった」という言葉は絶対に言ってはいけない言葉です。ただこのような言葉を簡単に子供の前で話すことも考えられます。そのような母親を客観的に見てください。ともて残念な光景に思えませんか?最低な母親になるまえにガラケーにするのも一つの手段です。
今しか見られない子育ての瞬間を大切に
子供の成長はとても速いです。子育てなど一瞬にして終わります。ただこれは、子育てを終わらした人の意見です。現在子育てに奮闘中の母親でスマホ依存の人は、このような考え方に否定的になることでしょう。
しかし、本当に子育て中の子供の顔は、その時にしか見られません。スマホの画面を見る時間と子供の顔を見る時間、どちらが楽しいですか?そしてどちらの時間を大切にしていますか?どちらも何気なく普通にできる時間なので、気にしていないことでしょう。ただ、スマホは過去にさかのぼってみることができても、子供の時期の実際の笑顔は、そのときにしか見ることができません。この時間を愛おしい時間と考えることができるようになって欲しいです。
子供がご飯を食べている前にスマホがあり、母親の顔がある順番は、本当に見ていて辛いです。外でご飯を食べるときぐらい子供を見てください。その時間を大切にする心が子育てに必要です。自分の子供を一番笑顔にできるのは、母親の私しかいないという自信を持って、子育てに接するようにしましょう。
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