「うちの子は落ち着きがない」子育て中にそのような悩みを持たれていませんか？もしかするとお子さんには、聞く力が必要かもしれません。人の話を聞ける子供、それはいろいろなことに役立ちます。
まずは、子供にとっての聞く力とは何なのかを確認していきましょう。今回の記事では、子育て中の聞く力について解説していきます。同じ間違いを何度も繰り返す、落ち着きがないなど、子育てで悩みを抱えている親は、聞く力を伸ばす方法を試してみてください。
子育て中の聞く力とは？
子育て中に必要な聞く力とは、どのようなことでしょうか。ただ単に聞く事ができる、これと別のお話です。
脳で理解をしているか
子育て中の聞く力は、聞いたことをしっかりと脳で理解をしているかどうかです。よく「右の耳から左のみ耳へ通り抜けてる」ような言葉を話す人もいますが、まさにこの状況です。ただ音として聞いているだけの状態では、聞く力が乏しいと言えます。
聞いたことを、脳に届け理解し記憶しそれを行動に移すなど処理をすること、これが聞く力です。同じことを何度も間違える、これは注意した言葉が脳に届いていないから、つまり注意されたことを記憶していない、もしくは悪いことと処理されていないとも言えます。
落ち着きがない子供も同様です。理解をしていなから落ち着かなくなります。聞く力を持たせることで、気になる行動をとめることができるかもしれません。
聞く力がないとコミュニケーション不足に
参観日に行くと恥ずかしい思いをする、このような状況に悩まされている人もいるはずです。先生が話をしているのに、一人で騒いでいる状況です。保育園では、一人で踊りだすような、そぶりをする子供もいます。となりのお子さんは先生の話を聞きたいのに、我が子がうるさいせいでそれを邪魔している状況、恥ずかしくて仕方ありません。
人の話を聞けない子供、まさにコミュニケーション不足による状況です。空気を読むとよく言いますが、聞く力が無いために空気を読むことができないくなっています。今は静かに話を聞く時間、それを理解していないのです。
このような行動が続くと、周囲が面倒と感じ、避けられるようになるかもしれません。コミュニケーションが取れない子供、話す方も疲れてしまいます。聞く力は大切なコミュニケーション不足に陥ることを知っておきましょう。
聞く力のない子が増えた理由
最近は、このような聞く力が無い子供が増えてきました。その原因は親にあります。親が子供と接する時間がない、共働きで忙しいなどの理由から、聞く力を伸ばす行動をしていないことが理由です。
しかし共働きでも、子供との時間を大切にしている親もいます。反対に時間があるにも関わらず、子供との時間を作らない親もいるようです。要は親が子供に対し、関心ががあるかどうかなのかもしれません。
話すことに重きを置く親が多い
子供に「何とかいいなさい」「何が悪かったかわかっているの？」など、子供に話をさせることに重きを置いていませんか？子供へ「いったい何がしたいの」と怒鳴り口調で話しても、うまく説明できる子供はまずいません。
子供へ話しをさせることでは、理解を示せません。なんでこのようなことが起きたのか、それを知りたいとせっつく様に話を聞きます。多くのは子供は「ごめんさい」と誤れば良いと感じることでしょう。それでも親は「謝って済む問題ではない」など追い詰めます。
話させることに重いきを置ていることから、子供は理解をしていません。なにをどう説明すればいいのでしょうか。親が怒っている＝謝罪しか頭にないことでしょう。無理やり話させようとした結果、よくか考えずにこのような行動にでます。その結果、この子はダメと決めつけるのです。ダメなのは自分とも考えず、親はまるで自分の物かのように決めつけます。
親が命令ばかりする
親に時間の余裕がないことから、子供に対し命令ばかりすることはありませんか？「〇〇をしなさい」「ダメって言ってるでしょ」「急いで」など、命令で子供を動かそうとします。
子供をロボットとして扱っている、相手の感情を考えない子育てです。子供は怒られたくありません。親の命令にしぶしぶ従うことでしょう。その状況を見てさらに親は追い打ちをかけます。「忙しいって言っているでしょ、早くしなさい」子供にしてみれば聞きたくもありません。
毎日聞きたくない言葉を浴びせられる子供、聞く力が育つわけありません。自ら聞きたくないと閉ざしている状況で、言葉が脳に届いているはずがありません。これは、自ら届けたくいと感じているのでしょう。
子育て中に聞く力を伸ばす方法
子供の聞く力が大切なのは分かりました。聞く力の成長を妨げている親が多くいること、忙しいを言い訳に利用してはいけません。ここからは、子育て中に聞く力を伸ばす方法を解説していきます。
先ほど話しましたが、子供と接する時間があるにも関わらずスマホばかり見ている親もいます。スマホと子供の未来、どちらが大切でしょうか？詳しくはこちらの記事も確認してください。
スマホと子供どっちが大事？母親のスマホ依存が子供に与える影響と脱却策
話しかけた後時間を置く
急ぐあまりに話しかけた後、子供が話しているにも関わらず途中で遮るような会話をしていませんか？「今からやろうと…」「いいからすぐにやりなさい」など、子供が話している途中で、親が話している状況です。これは最悪とも言えます。
子供の話を最後まで聞くのは当然のことです。さらにこちらから話した時は、ちょっと間が空くぐらいの時間を置くようにしましょう。子供が聞いたいことを脳に届けるのには時間がかかります。それは当然のこと、親も昔に通ってきた道です。
しかし、忙しい親は子供を急かします。自分の物差しで考える、子供の聞く力を、大人の自分と同等と考えているようです。ただし都合の悪い時は子供扱いをします。自分勝手な親の典型的なパターンです。
脳で理解をさせるためにも、話しかけたあとは時間を空けるようにしましょう。そして子供の話を最後まで聞きます。とても簡単なこと、心に余裕があればできる行動です。
相談をする
相談をすると言っても、周囲にではありません。子供に相談をします。「今日の夕飯はなにがいいかな？」など、子供に相談をしてみましょう。「何時から買いもにに行きたい？」など、子供の主張も聞いてあげます。「見たいテレビが見終わった〇時が良い」と言われれば、子供が考えている証拠です。「でもそれじゃ遅くなるから録画しておいて後で見るのでもいい？」など提案をすれば、さらに考えるようにもなります。子供に「買い物に行くからテレビは後にして」と命令するのとは違い、聞いている、考えて話している状況を作り出してください。
しりとりをする
空いた時間にしりとりをする、これは聞く力を伸ばします。一緒にお風呂に入っているとき、しりとりをしながら入浴するがおすすめです。親の言葉を聞いて、最後の文字から、いろいろな言葉を想像します。
相手の言葉を聞き、覚えておかなければ同じ言葉を言ってしまうかもしれません。子供はしっかりと脳へ言葉を届けようとすることでしょう。聞く力が伸びる最もお手軽な遊びです。
子育て中は子供の聞く力を伸ばしていこう
子供の聞く力を伸ばすのは親の役目です。うちの子はダメと漏らす親もいますが、それは周囲に自分の子育てはダメと話しているようなものです。自分のことをダメと言っている姿、傍から見ればとても滑稽ではないでしょうか。
子供は親の持ち物ではありません。最後まで話を聞いて、こちらの思いを告げるだけで会話が成立です。命令ばかりしている親で、自分は子供としっかり会話ができていると勘違いをしているケースもあります。会話とは一方的にボールを投げる状況ではありません。キャッチボールを正確にするようにしましょう。
子供の聞く力を伸ばせば、多くの悩みが解決します。結果的に子育てが楽になることでしょう。
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