社会人になって、仕事が覚えられず上司に怒られたり、同僚、他の社員からの視線がとって気になったりする方というのは少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本編は、新卒で会社に入社して、仕事が覚えられなくて辛い、どうしたら仕事が覚えられるようになるのかわからない方に対しどのような方法で仕事を覚えていけばいいのかについてご紹介いたしたいと思います。
仕事ができない、覚えられないというのは当たり前のことだとまずは開き直ろう
まず、大前提として、新入社員が仕事を覚えられないというのは当たり前です。
今までアルバイトのような単純作業しかやってこなかった方にとって、いきなりプロフェッショナルとしての技能を求めることが無理があります。
そして、採用側もそんなことは100も承知しています。
今あなたが上司や先輩から「なんでそんなこと覚えられないのですか」ということで叱責等を受けているのかもしれませんが、一部の方を除いて、その上司、先輩たちも同じことを言われて育ってきています。しかし、仕事ができるようになってくるとえてしてそういったことを忘れてしまう傾向にあります。
ここで、まずお伝えしたいことは、仕事ができないというのはある意味やむを得ないのだから、まず肩の力を抜いて、これからしっかり覚えていこうという前向きな気持ちになっておくことが大事です。
前向きさやリラックスした状態でないと物事を覚えることはできません。そう認識しましょう。
仕事の大局を理解する!メモは要所と細かな作業詳細だけでいい
上司や先輩より仕事を教わるとき、仕事を覚えるためには、まずメモを取る、これは誰もがやっていることと思いますが。メモを取っているのに仕事を覚えられないなんてこと思い当たる方はいませんか?
それは仕事の大局を理解していないからです。
ここでいう大局というのは何かというと、何のためにその作業をやっているかということです。
結局仕事を覚えようとする際、1つ1つ言われたことを大量にメモし、結局何を書いているのかわからない、作業内容は記載されているけどなんだかよくわからないというそういった状況になっているからです。
そもそも1つ1つ口頭で業務を教えようとする職場というのは、このご時世はっきり言って教育についてちゃんと考えていないとしか思えませんが、そういう状況を嘆いていてもしょうがないのでやるべきことは以下の通りです。
- まずはメモを取る
- 何がしたいのか、メモの要点、言いたいことは何かwordなどを使ってまとめなおす
- 新しい知識を得たらまとめなおすとともに、これまでまとめた内容と照らし合わせ関連性はないか確認をする
- わからないことは上司や先輩に都度確認する
メモは短期記憶を呼び起こすにはちょうどいい方法ですが、長期的に記憶とし、また自らの知識として定着させるにはメモをメモのままで終わらせてはいけません。
メモを自らの知識にできるようなツールとして持ち合わせておく必要があるのです。
失敗を恐れず、積極的にチャレンジする
仕事のできない人の共通点として、仕事をチャレンジしないという傾向にあります。
これは仕事だけにとどまらず、スポーツや趣味の世界でもいえることですが、覚えるためにはチャレンジすることは絶対必要です。
泳げるようになるために畳の上でフォームの確認をするより、プールに行って水に入りとにかくもがけば何かしら泳げるようになるというのはよくある話です。
このように知識を得る、理解することもはもちろん必要ですがですが、やはり体に身に付かせる、実践していくというのが最良の方法といえます。
失敗は会社、上司ともに想定しています。むしろ、失敗していない新入社員のほうを会社も上司も心配します。
とにかく失敗して、怒られても命は取られない、むしろ自らの成長において必要なことであるということを考えていきましょう。
最悪転職するというのも1つの方法
先ほど水泳の例えを出しましたが、何度泳げるように水に入り、泳げるように修練を行っても、泳げない人というのは存在します。
つまり向かないものは向かないと割り切るというのも時に大切なことになります。
人間誰にでも向き、不向きというものがあり、苦手なことを仕事としても、プロフェッショナルとして成果を出していくというのは非常に困難なことです。
ただ、この判断は1か月、2か月で行うものではありません。くれぐれも簡単に判断を下さないでください。
1年くらい頑張って、それでも如何ともしようがない場合に初めて考えるものです。
余談ですが、筆者も最初金融の仕事をはじめ、営業職として新規開拓で個人宅や中小企業の飛び込み訪問を行いましたが、全くできない、商品のこと、発注のこと、何にもわからないし、仕事ができないことに吐き気を催し精神的にボロボロになり仕事を休んだことがあります。
その後事務の仕事を5年はさみ、金融の仕事とは全く関係のない仕事をした後、また営業に戻されました。しかし、不思議と仕事をすぐ覚えられ、早く成果を出すことができ、今では業界は変わりましたが、営業職として常に成果を出せるようになりました。
当時は不向きだと思ったことでも、何かコツさえつかめばすぐ成果を出すことができる、不向きだと判断しなくて済みます。
それでもだめならそんな時は転職を視野に入れてみましょう。ある程度の我慢やチャレンジは必要ですが、自分が好きな仕事や興味のある仕事のほうが成果を出せるようになります。
その場合は、転職エージェントに足を運んで相談をしてみるとよいです。
仕事を覚えられないのは恥ずかしいことではない!努力と判断で解決していこう
仕事を覚えられない人というのは全体を通してみて、余裕のなさがうかがえます。
仕事を覚えられないことに恐怖感を抱き、緊張しすぎて、実際話をきいても頭に入ってこない、メモを取っても何のことやらさっぱりわからないなどそういった状態を生んでいます。メモはあくまでも短期記憶のツールであって長期記憶のツールではありません。
長期記憶を行うためには、しっかり自らのメモを体系的にまとめ、かつ、そのメモや教えてもらったことになる仕事におけるベースになることをしっかり勉強する、復讐するということが大事になります。
また、仕事が一番できるようになる方法はとにかく実践です。失敗したって命を取られることはありません。ただ怒られるだけです。しっかり怒られて、学んで、体で仕事を身に着けていくという前向きさも仕事を覚えていく上で重要なことです。
それでもどうしても仕事が覚えられない、仕事ができないというのならば、転職という方法だってあります。今やリクルートエージェントをはじめ、DODA JAC マイナビなど星の数ほど転職エージェントはありますし、転職サイトだってあります。安易に転職をするということをお勧めしてはいけませんが、だめだった時の救済法はいくらでもあります。
まずは肩の力を抜きましょう。必要以上のプレッシャーは不要です。
そこから全体を見渡して、何を覚えないといけないか、何を努力しなければならないのか見極めましょう。
そして、やるべきことが決まったら、精いっぱい努力しましょう。それでも頑張ってだめならあきらめて、次の仕事を転職エージェントなどを使って見つけていきましょう。
それくらいの考え方、割り切りをもって明日からの仕事に精進してみてください。
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