20代女性において、転職の際にワークライフバランス、結婚・育児、自分らしい働き方など色々考えられる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、実際にどんな進路に進めば良いのか迷われる方もいらっしゃるでしょう。そこで、本編では20代女性におすすめしたい管理系職種についてご紹介をいたします。
管理系職種とは?なぜおすすめ?
まずは20代女性におすすめする管理系職種とは、人事、総務、経理、財務、経営企画、法務といった会社の経営を管理・サポートする部署のことを差します。
では、なぜ管理系職種が20代女性におすすめなのかというと、以下の理由が挙げられます。
- 忙しい時期もあるが概してワークライフバランスがとりやすい
- 将来的なキャリア形成につながる
- いざとなった時も業界関係なく転職ができる
以下それぞれ説明をいたします。
忙しい時期もあるが概してワークライフバランスがとりやすい
管理系職種というのは、内向き、すなわち社内に顔を向けて働くお仕事です。そのため、締め切りや納期といったものに左右されにくいお仕事です。
また、今は東京を中心にノー残業、ワークライフバランスの動きが進んでいます。全社的に推進する場合は管理部門が先頭を切って実践をしなければなりません。
以上の点からもワークライフバランスが実現できやすくなるのです。
将来的なキャリア形成につながる
20代のうちから管理部門のキャリアを形成していると、30代になっても人事は人事、経理は経理でキャリアを形成していくのが一般的です。
つまり、早い段階で管理部門の働き方ができているということは、そのキャリアを形成がしやすいということです。
自身のキャリアを形成するうえで、もしも管理部門を選ばれるというのであれば、20代のうちに管理部門での就労をしておくことで30代以降のキャリア形成がしやすくなるのです。
いざとなった時も業界関係なく転職ができる
管理部門の良さは、業界関係なく転職ができることです。景気の動き、会社の状況、社内人事など転職をしないといけなくなる状況は考えられます。
他の職種であれば30代になると業界内でしか転職ができなくなりますが、管理系職種の場合だと業界横断で転職を実現することができます。
業界に縛られない働き方ができるのが管理系職種の特徴と言えます。
どれくらい稼げる？管理系職種の年収
では、管理系職種の平均年収はどれくらいになるのでしょうか。
以下DODAの2018年に算出した平均年収をもとにご紹介をいたします。
- マーケティング:490万円
- 営業企画：530万円
- 経理:491万円
- 広報・IR:472万円
- 人事:506万円
上記をご覧いただいても分かるように比較的年収は高めに設定されている職種であると言えます。
どうやったら管理系職種に転職できる？資格は？
管理系職種に職種転換することで長期的なキャリア形成ができ、年収を手にすることができます。
しかし、一方で未経験からの管理系職種はかなり人気があり、なかなか希望しても転職が叶うわけではありません。
では、どうすれば管理系職種への転職が実現できるのかというと、以下の要素が必要となります。
- 人物的によい印象を持ってもらう
- 明確な志望理由を持つ
- 関連資格を取得する
では、それぞれ説明をいたします。
人物的によい印象を持ってもらう
管理系職種の有効求人倍率は実は0.5%を切っています。これは、経験者も含めた数値です。
つまり、簡単ではないということです。
そんな中で管理系職種として、必ず求められるのは印象の良さです。裏を返せば、未経験の管理系職種において印象の悪い人から順に選考から落としていきます。
そのため、明るくしっかりとしたコミュニケーションを取るということは必要不可欠であると言えます。
明確な志望理由を持つ
未経験の管理系職種の特徴としては、営業の経験者であれば営業の仕事が辛いから、ワークライフバランスが取れそうだからなど極めて後ろ向きな理由で志望するケースは少なくありません。
しかし、そういう転職希望者は容赦なく書類、面接で選考から落としていきます。そうならないようにするためにも明確な志望動機を持ってエントリーする必要があります。
また、できれば、現職に関連する管理系職種を志望するというのがベストです。
例えば人事であれば、人材紹介や広告の営業、広報であれば広告代理店、企画系やマーケティングであればコンサル系やリサーチ会社などがこれに該当します。
経歴が荒れるのが難点ですかあえて現職→人材系→人事のように関連業界の経験を一枚噛ませてから転職するという方もいます。
関連資格を取得する
関連資格を有しているということは、育成の段階での基礎教育を一部省略して早めの戦力化ができますし、資格を持っているということはそれなりのやりたい意欲を持って努力をした成果です。
資格オタクは何がやりたいのかわからないため、好かれない傾向にありますが、目標を持っての資格取得は高く評価される傾向にあります。
では、どんな資格を有しておくと良いかというと、一例として以下のようなものが挙げられます。
- 日商簿記2級:経理
- 社会保険労務士:人事
- ビジネス法務検定:法務
- 秘書検定:秘書
- TOEIC:全般(700点以上)
特に日商簿記2級や社会保険労務士の資格は非常に難関資格です。社会保険労務士に関しては、働きながら取得できる資格の中では最難関だとも言われています。
これらの資格を取得するためにはプライベートを犠牲にすることも覚悟しておきましょう。
絶対ダメ!離職からの転職
このように資格が関連する職種を志望するするときに、資格取得の勉強時間確保のために現職を辞めてしまう方もいらっしゃいますが必ずそれは避けましょう。
なぜなら、働きながら資格を取得するというのは会社員としてよくあることです。特に管理部門に入って間もない時期は色々資格をとるよう命じられたり、知識を習得が求められることも珍しくはありません。
しかし、その度に仕事を辞めていたら何回会社を辞めればいいのかきりがありません。
少し極端な言い方をさせていただきましたが、採用側が一番大事にすることは定着性です。定着性の見られない経歴の履歴書は即座に書類選考の見送り要因となりますので、現職に留まりながら資格取得と転職活動を平行するということが望ましいです。
とはいえ実務をしながらでないと資格取得に関しての知識を習得しづらいという側面も否定できません。
もしもやりたい管理部門仕事があるものの、資格取得、自己啓発が平行してできないのであれば敢えて上記のような関連する業界へ転職してから資格習得を行うというのも一つの手であると言えます。
まとめ
今回20代の女性におすすめの転職作業として、管理系職種全般という広い枠組みでおすすめをさせていただきましたが、大事なことは自分がこの分野でキャリアを積みたいという思いと適性です。
これがなければ、長期的なキャリアを形成していくのは難しいです。
そのため、まずは、自分は何がやりたいのかとなぜそう思ったのかという根拠を明確にしましょう。
そして、そうなるために何が必要なのかをしっかり認識した上で必要な行動をとることが必要です。
その中で今回ご紹介した人事、経理などの管理系職種にチャレンジしたい、適性があると感じたならば、本編をご参考にしていただき、必要な行動をしていただきたいと思います。
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