営業会社の苦悩、不動産賃貸営業の大変さ

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転職サイトを確認していると、ほとんどのサイトで確認できる仕事に不動産関係の仕事があります。給料は良い条件なのにどうしてこんなに募集しているのでしょうか。

やはり辞めてしまう人が多いのかもしれないと考えながらも、給料の高さからどうしても気になってしまう人は、こちらの記事を参考にしてください。

今回の記事では、経験談から不動産賃貸営業の大変さを紹介していきます。

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賃貸営業の仕事とは?

まずは不動産賃貸営業にはどのような仕事があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

物件登録の苦悩

賃貸営業は集客が重要な仕事になります。そのため不動産サイトに載せる物件登録は毎日必ず行わなければいけない仕事の一つです。不動産会社専門のサイトから新着の物件を確認し、自分の店舗がある地域の物件登録を行っていきます。

有名なサイトではCMでもよく見るスーモアットホームというサイトがあります。ただ色々な不動産会社があるため、これらのサイトでトップに掲載されなくてはいけません。そのため物件の写真を満載にしたり動画を撮影など1件の物件を登録することに、かなりの時間を要するのです。より綺麗な写真を撮影しなければ、お客様からの問い合わせがきません。そのため一つ一つを丁寧に行っていきます。

また、掲載内容に間違いがあるとペナルティを受けます。例えばバストイレが別でないのに別という表示をし指摘を受けることが数回あると、サイトに掲載ができなくなる恐れもあるのです。そのため非常に注意して登録をしていく必要があるという訳です。

急いで登録をしないといけないが間違えてもいけない、これは大変な苦悩となる仕事内容でした。

オーナーに会いに行き物件確保

自分たちのお店で、直接オーナーとやり取りできる物件を確保する必要もあります。その中で自分のお店だけで選任としてオーナーと契約できれば最高です。このお部屋は自分たち以外紹介できないということになるので、お部屋を探している人の希望と条件がマッチすれば、そこで契約するしか手段がないということになるのです。

しかもスーモやアットホームに掲載されるのは自分たちのお店だけ、これを見た人をお店に呼ぶのは、ほかのお部屋を希望する人より楽に呼べるという訳です。

また、もし契約を締結させればオーナーからも手数料を受け取ることができます。もちろん取り決めで仲介手数料は最大1カ月という決まりがあります。本来借りる人と貸す人、両方から仲介手数料を取得するのは禁止されている行為なのです。

よってオーナーからもらう手数料は仲介手数料という名目ではなく業務委託料という名目で取得するという訳です。

つまりオーナーと直接やり取りできるお部屋を増やすということは、1つの契約による売り上げを、大きくできるという訳です。

そのためこのオーナーとの契約も大事な仕事の一つとなります。

集客にも気を遣う

集客も大事な仕事の一つです。ネットで登録したのならばそれを見た人からの問い合わせがメールや電話であります。その問い合わせをしてきた人をしっかりと呼ばなければ叱れることもあるのです。スーモやアットホームに掲載する掲載料がとても高額なものになっているので、呼べなければ掲載料をドブに捨てたと叱られることもあるのです。

これはそのお店のトップによって変わってきますが、集客率を計算し呼べない営業マンはメールや電話の対応をさせてもらえなくなります。そうするとお客様と対応できなくなるので売り上げが落ち、その結果給料が下がるという訳です。

呼べる呼べないは相手の借りたいという気持ちが強いかどうかにも影響します。この点は賃貸営業で苦悩する点となりえるのです。

カウンター営業と案内

お店にお客様が来るのは反響で呼べた反響来店と、サイトを見て気になったからと直接くる飛込来店の2種類があります。お客様が来店されたらカウンター営業を行い、気に入るお部屋があればご案内、そしてクロージングの流れとなります。

上手く申し込みが得られれば良いのですが、もし申し込みがいただけない場合は、られる可能性も考えられます。また決定率が良くなければカウンター営業から外され結果、給料が下がるという訳です。

しかも案内に行って申し込みが取れない場合はさらに叱られます。案内に行くということは、このお部屋で良いという確認に行く作業だと教わってきました。車で案内をするということは、長い時間が必要となります。賃貸営業は契約がいただけなければ売り上げが0になることから、無駄な時間を使っていると詰められてしまうのです。

しかもただお申し込みを取得すれば良いという訳ではありません。これは責任者によって変わるかもしれませんが、少しでも売り上げを高くするお部屋で申し込みを取らなければ、店舗の責任者は満足しないのです。できる限り業務委託料という、貸主からも収入のあるお部屋で契約しなければ、決めて当たり前という態度をとられてしまうことを多く経験してきました。

契約の取り交わし

お申し込みをいただけた後は契約の取り交わしです。これは事務の人がいれば任せることもできました。ただ休みの場合はここも自分でやらなければいけません。

契約に時間をかけると、場合によってはもっと短く契約を行えと叱られることもありました。

賃貸営業で耐える点

次は賃貸営業で堪えないといけない点を考えてきましょう。これらを堪えられれば高額な給料を得られるかもしれません。

先輩社員に手柄を取られる

賃貸営業の場合、基本給は安くなります。そのため売り上げを高めて高額なインセンティブを取得する必要があるのです。一生懸命物件登録をしても自分がお客様の対応をできるとは限りません。

登録作業などの事務を一生懸命行っても、行っていない先輩社員にお客様を取られてしまう可能性もあるのです。

この現実に起こる苦悩を耐える必要があります。どれだけ頑張ってもインセンティブにならない、そんな思いを持ちながら少ないチャンスを活かしていくしかないのです。これを我慢できる忍耐を持つようにしましょう。

朝礼で罵声も

やはり営業なので、朝礼で売り上げの確認や決定率の確認をされることもあります。あまりに低い売上ならば朝礼で叱られることもあるのです。

この責にも耐える必要があります。これは営業を選んだ時点で仕方ないのかもしれませんが、ひどい責任者に当たると長い責になることも予想できます。

休みが取得できない時もある

これも営業会社ならばよくある話です。自分の売上が低いのに休むつもりかと、休みの前日に言われることもあります。

また、自分が休む日に、反響対応していたお客様が来られると売り上げが他の社員に付けられることも考えられます。せっかく対応していたお客様が来店されるのだから売り上げも欲しいところ、誰かに取られるのも辛いです。

そうなると出勤せざる負えないと考えてしまいます。ここは休むか給料か、葛藤から苦悩が生まれるところかもしれません。

納得のいかない営業をする

先ほどほども少々説明しましたが、契約を取るのは当たりまえ、売り上げを1円でも高くするのができる営業マンという説明を受けました。そのため業務委託料が得られるお部屋しか紹介しないという営業方法も強要されることがあるのです。

お客様が希望している条件ならばこちらはどうでしょうかと紹介すると、別の場所で「業務委託料が出ないのになぜ紹介する?その部屋の方がいいのだからそれで決まるに決まっているだろ」と上司に叱られてしまうのです。こんな理不尽な状況に耐えることもありました。

またご契約いただいたお客様さにも抗菌施工や消火器などの販売もしなければいけないのです。引っ越し費用を抑えたいと言われている人にも無理やり販売する上司のやり方に耐えられないこともありました。

お金を稼ぎたいという強い意志が必要

もちろんすべての賃貸会社がこのような実態という訳ではありません。

私の勤めた会社はひどいブラック企業だったと今となれば分かります。
ただここでも給料を高く得ている人がいました。その時感じたことは、お金を稼ぎたいという強い意志がなければ、ここでの仕事はできないということです。

稼ぎたいという強い気持ちと体力に自信のある人ならば、勤めても良いかもしれません。

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