女性の仕事に対するニーズは多種多様です。ある方は男性同様にバリバリ働きたいという方もいれば、別の方はアフター5を充実させたいという方もいらっしゃいます。
では、女性に人気の職種というのはどのようなものなのでしょうか。本編は女性の人気職種と年収についてお伝えしたいと思います。
女性はどんなポイントでやりたい仕事を選ぶのか
では、まず、女性はやりたい仕事をどんな観点でさがしているのかをマイナビエージェントの調査を元に説明いたします。
女性が仕事選定の上で大事にしていることは以下の4点です。
- 女性であることを生かした仕事にしたい
- 専門性や資格を生かしたい
- プライベートと両立できる仕事
- 年収を稼ぎたい、福利厚生が充実してい
では、それぞれ説明を加えていきます。
女性であることを生かした仕事にしたい
女性がやりたい仕事として共通していることは、女性的なセンスやものの見方が逝かせる仕事です。
確かに今ジェンダー化が進んできて、仕事において男女の壁というものはなくなりました。
しかし、体力面や出産等のライフスタイルなど女性ならでわのハンデや特徴があるのも事実です。昔であればそれを男女差別の要因として扱われてきましたが。
ただ、現状はビジネスの多様化も起き、女性だから良いという仕事も増え、育児をしながらの在宅勤務を承認する会社も増えてきました。
このように女性の良さを生かせる仕事を選ぶことで長期的なキャリアを形成できるようにもなります。
以上の点から女性の良さを生かす仕事を女性の方は求めているのです。
専門性や資格を生かしたい
専門性は年収を上げるためにも、自分の存在意義を示すためにも非常に重要です。
女性の社会進出が進み、働く女性たちは専門性やスキルの重要性が重要であることが認知されてきています。
専門性が身につけられる仕事に就けば、長期的なキャリアを積んでいくことができるため、女性たちからも専門性の高い仕事をしたいと考えている方もおおいです。
また、専門性やスキルをつけていけば、資格もいかせることができます。資格と専門性の生きる仕事を求める方も多いのです。
プライベートと両立できる仕事
働く女性にとってやりがいのある仕事をしたいというニーズもありますが、一方で私生活を充実させたいとという方が増えています。
女性は男性と異なり、結婚、出産、育児などのライフイベントがキャリアに関わってきますので、どう両立させるのかは、働き方を考える上で重要なポイントになります。
上述では専門性を目指す方が多いとお伝えしましたが、ワークライフバランスを実現できる事務職系の仕事を志望する女性の方も多いのです。
年収を稼ぎたい、福利厚生が充実してい
働く以上、良い条件で働きたいというのは当然考えることです。
そのため、給与はもちろんのこと、福利厚生が充実している会社で働きたいという希望を持っている女性の方は多数いらっしゃるのです。
女性に人気の職種は?
次に、上記を踏まえ、女性に人気の職種をランキング をDODAの調査を元にご紹介いたします。
- 第1位:戦略経営コンサルタント
- 第2位:営業事務・アシスタント
- 第3位:薬事・医療業界の品質保証
- 第4位:営業企画・商品企画
- 第5位:人事
では、それぞれこれらの仕事が人気がある理由についてお伝えしていきます。
第1位:戦略経営コンサルタント
戦略・経営コンサルタントのお仕事は、専門的な知識を求められることに加え、高年収、厚待遇のお仕事になります。
実際、経営戦略コンサルタントの平均年収は650〜700万円程度で、世の中の平均年収が420万円程度の中、非常に高めの平均年収となっています。
ただし、業務の性質上、ワークライフバランスを得られる仕事という訳ではなく、労働時間に関する満足度は高いわけではありません。
しかし、それでも自分の専門知識や業務スキルを必要としてくれる、会社やクライアントとの人間関係の、高い給与が貰える、オンオフがはっきり分かれているなど総体的な満足度が女性から戦略経営コンサルタントという仕事が支持されているのです。
第2位:営業事務・アシスタント
営業事務・アシスタントのお仕事については仕事内容や労働時間に対する満足度が高いという結果が出ています。
特にワークライフバランスを求める層からの支持は非常に高く、アフター5を自分のために使える、出産・育児中に働けるという声も多いです。
また、英語力を有する方は、外資系の営業事務として英文事務の業務を行っている方もいますが、そういった方はスキルを生かして仕事ができるため、人気があります。
ただし、年収は平均して330万円〜350万円程度でけっして高い水準であるとは言えません。高い年収を求める方には決して向いているとは言えないのでその点は注意しましょう。
第3位:薬事・医療業界の品質保証
薬事という言葉にあまり馴染みの無い方もいらっしゃるかもしれません。
薬事とは、医薬品、医療機関、化粧品等を販売するためには厚生労働省から承認を得なければならないのですが、その承認をとるための書類を作成したり、必要な臨床実験の管理を行うお仕事です。
大きな企業では薬事選任で部署を設定されていますが中小規模の会社では、薬事・品質保証業務をセットで行うケースも珍しくありません。
薬事・品質保証職は非常に専門性が高く、給与水準が高い職種であるため、40代、50代でも採用ニーズが下がりません。
そのため、専門性、長期的なキャリアを描けることから理系の女性を中心に非常に人気があります。
年収は平均して500万円程度ですが、英語力を有していれば外資系企業の薬事として1000万円クラスの年収を狙うことができます。
専門性、長期的なキャリアを満たせる仕事と言えます。
第4位:営業企画・商品企画
企画の仕事は、専門性やスキルが問われる仕事です。加えて、会社のビジネスの方針から運用まで作っていく軍師のようなことを行う必要があります。
そのため、企画が失敗すればビジネスが成り立たなくなるためプレッシャーは非常に大きいです。
しかし、女性ならではの感性が生きる仕事でもありますし、平均年収が500万円〜550万円と実入りの大きい仕事です。
以上の点から企画職はやりがいがあると言えます。
第5位:人事職
人事職はご存じのとおり、会社の人材をマネジメントしていく仕事です。
そのため、事務能力、労働法規、企画力など専門性、スキルが求められます。
しかし、人事職で得られたスキルはどの業界においても汎用的に生かすことができます。以上の点から女性の方からも人気のある職種となっています。
なお、平均年収は500万円強と比較的高めの年収帯となっています。
総合的に女性が働きやすい仕事と言えます。
女性の働きやすさは業界や会社規模にもよる
本編では、職種にフォーカスしてお話を展開しましたが、業界や会社規模によって女性の働きやすさは変わってきます。
特に規模の小さな会社の場合、産休で人員が抜けてしまうと致命的になるため、女性をなるべく採用することを避けることもあります。
また、製造業の場合、保守的な会社もありますので、女性の活躍を積極的に支援しているといいつつも制度が整備しきれていないこともあります。
どの職種でキャリアを作るのかと言うことと共に、どの業界、会社でキャリアを作るのかということにフォーカスした職探しも大事になるのです。
まとめ
女性に人気がある仕事というのは上述でもお伝えしたように多種多様です。
働く女性はワークライフバランスを目指すのか、男性に負けないようバリバリはたらくのか、専門性を生かして、確実にキャリアを継続できるようにするかなど、自らのキャリアに関する方針立てが大事になります。
しっかりした方針を立て、適したキャリア形成をしていただけたらと思います。
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