様々な感情からやっと会社を辞められた！さぁここからは転職探し、そのためには履歴書の準備と考えいざ書き始めると、「自分の長所て何？」と書くのが止まる人は結構いるようです。
前回のとき、長所はなんて記入したかな？久しぶりすぎて忘れたと考えこむ人はいませんか？会社を辞めた後、履歴書の長所欄の記入でつまずく人が多く居ます。
今回はなぜ企業は長所を聞いてくるのか？そこから考える記入方法を解説していきます。
履歴書に長所を書かせる理由
そもそも自分で優れているところを書くのが恥ずかしい、どうして長所なんて聞いてくるのかと思っている人はいませんか？長所を聞くことによって企業側はあなたの事を確認することができるのです。
自社との相性や雰囲気がマッチしているかを確認
採用をする担当者が長所から知りたいのは、自社との相性や就職後に雰囲気がマッチするかどうかです。せっかく採用するのにすぐに辞めてもらっては困りもの、一人採用するにも企業側は費用を使っているのです。そのため長所を聞いて慎重にあなたが自社とマッチしているかを確認したいと考えています。
適材適所という言葉がある通り、企業の考えがあなたの考えと一致しないことはよくあります。長所やそれにまつわるエピソードを聞くことで、あなたという人柄を分かろうとしているのです。
採用した人材に長く勤めてもらう、あなたが今まで経験したことは自社にあっているのか？これをしっかりと見抜こうとしています。採用担当者も良い人材を見つけ「あの社員を採用したのは素晴らしい」と褒められたいはずです。また「あんな人なんで採用したの？面接したの誰？」と言われるのは避けたいものです。
面接官が長所を聞いて確認するのは当たり前のことだと考えられます。
客観的な自己分析の確認
自分の長所を客観的に自己分析できるのは、どんな場面でも大切なことです。仕事の場合だけではありません。職場でのチームワークにも客観的な自己分析ができる人が大切だと考えることができます。
自分を知っているからこそ相手を知ることができる、そのため職場に必要のない不穏分子になる可能性が低くなるという訳です。これはどの世界でも大切な考え方と言えるでしょう。
もちろん仕事にも重要です。長所を理解することによって、自分の能力を最大限に発揮し、より高い生産性を示すことができます。自分の長所のエピソードが面接官から見ても正しいと感じることができれば、合格に一歩近づけるという訳です。
履歴書にNGな長所
長所の重要性が分かったので、次はNGな長所を考えてみましょう。長所にまつわるエピソードを面接で聞かれるかもしれないからと言って、なんでも馬鹿正直に書けばいいものではありません。だからと言って嘘をつくのもいけない事です。
ここではたとえ本当に長所だとしても、意味のない長所は書かないほうが良いという説明です。
仕事に活きない長所
仕事に関係の内容な長所を記入するのはNGです。「食べ物の好き嫌いが無い」「家族への思いやりがある」など長所になりますが、仕事に活きるとは考えにくいです。
長所は自分がアピールできる大切な個所です。そこに意味のない言葉を記入する人は、理解していない人という判断ができます。企業がそのような人を採用するでしょうか。長所はなんでもいいから書くという個所ではないのです。書くことが無いとしても、仕事に関係のないことは書かないようにしましょう。
企業が求めない長所
企業が求めている人材と違う内容の長所を記載するのもNGです。相手の会社を理解していない人材と捉えることもできるのです。例えばスピード重視の仕事に対し「なんでもこだわって自分の納得いくまで考える力があります」と言われたら企業が求めている人材とは言えません。
そもそも真逆な考えを持っているのならば、自社にとってマイナスになると考えるのは当たり前の事です。さらに言えば、面接に来た人のためを思うならば、うちで採用してはいけない人と考えることでしょう。
面接を受ける企業の事を理解したうえでウソ偽りのない長所を記入する、これが大切なこととなります。
長所と短所が意味不明
たまに長所と短所が交差している人もいます。例えば「一つのことに集中して取り組むことができます」と長所に書いてあるのに、短所には「飽きっぽい」と書いてあるのです。二つの意味は相反するものだと考えられます。忍耐力があるのに飽きっぽいとなれば、本当のあなたは何？と考えてしまうのです。このような人を採用するわけがありません。
また「今までの職場でリーダーシップを発揮してきました」という人が短所に「マイナス思考な点」と記載していたら、リーダーシップでマイナス思考という他の社員にも良い影響を与えない人が出来上がるのです。
長所や短所を考えるときは、最初にメモ書きで色々書き、悪いイメージにならないかをしっかりと考えるようにしましょう。この長所から短所になると最悪な性格になってしまうこともありえるのです。
履歴書に使える長所案
それではどのような長所を書くのが良いのでしょうか？自分に当てはまる長所を見つける参考にしてください。
・協調性があります
チームワークを必要とする職場に必要なのが「協調性」です。前職からエピソードも考えやすいのではないでしょうか。
・責任感が強いです
任された仕事をやり遂げることができる力、それが「責任感」です。多くの企業が求めている人材となります。
・前向きに仕事ができます
どんな困難な状況でもへこたれることなく「前向き」に仕事をする人は魅力的です。
・臨機応変に対応できます
急なお客様からの要望に対しても柔軟に行動できる力「臨機応変」接客業などに求められる長所です。
・素直なところです
上司の指摘に対し「素直」に受け入れることで、成長が早いと判断することができます。最近は素直な人が減っているので長所でアピールするのも良い手です。
・努力家な点です
楽をせず「努力」を積み重なることで目標の達成をする人材です。目標を明確に持っている企業に好まれる長所となります。
・明るいところです
仕事が上手くいかない時があっても「明るく」落ち込まずに行動できる人は、面倒が無くて良いと考える人もいます。
・気配りができます
今多くの企業が求めているのが「気配り」ができる人材です。相手の事を思いやる若者が少なくなった昨今だからこそ、企業が欲しい人材となる訳です。
・人に教えるのが得意
「人に教えるのが得意」ということは理解する能力に長けているというこです。理解しなければ人に教えることができないと考えられます。
・どんな時も冷静に行動できます
ことが起きたとき「冷静」に行動できるのは大切なことです。大げさにリアクションをとる人はトラブルを引き起こす可能性が高くなると考えられます。
・社交的です
誰とでもコミュニケーションをとれる「社交的」な人材は、職場内にいざこざを持ち込まないと考えられます。
・謙虚な点です
「謙虚」な人は、周りへの感謝を忘れません。謙虚な姿勢は大人の対応を期待できるのです。
・几帳面な点です
「几帳面」な人は、職場での発注ミスを防いでくる人材と考えられます。商品管理を主とする職業に喜ばれる長所です。
自分に当てはまる長所とエピソードを考える
上にあげた中から自分に当てはまる長所を選んでみてはいかがでしょうか。もちろん合わせてエピソードを考える必要があります。なぜそれが長所と考えられるかの裏付けです。この内容が適当だと長所として判断されず、マイナスなイメージとなってしまうのです。
自分の長所を考えるのは恥ずかしいかもしれませんが、長所が適当な人など企業が欲しがるわけがありません。しっかりと自分を見つめ直し、企業が欲しがる人材になりましょう。
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