入社して何カ月か経ったある日、同期の社員と扱いが違うことに気が付いた、彼はもうステップアップの仕事をしているのに私はまだの状況です。一体にどうして?自分の何が原因だったのでしょうか?もう差別を受けるなら辞めたいと考えてる人はいませんか?
もしかすると新人社員の心構えがなっていなかったため、周囲の先輩がカリキュラムを変更した可能性も考えられます。その場合ならばどこの会社に行っても一緒の結果になるはず、まずは自分の考えを直さなければいけません。
今回は先輩が使えない新人と判断してしまうポイントについて解説していきます。
使えない新人と思われた理由
それでは先輩社員が新人社員を使えないと思うときはどのような行動からでしょうか?まずは自分に当てはまる事が無いかをしっかりと確認していきましょう。
メモを取らない
仕事を教えている際にメモとペンを持っていないのは致命的です。まず教わる気構えが無いと判断されます。本人は見れば覚えられると思っているかもしれませんが、それが生意気に見られることもあるのです。
先輩社員から仕事を教わるときは必ずメモを取ります。さらに聞いたことを質問するような行動は慎みましょう。先輩から教わった後はメモ帳が先生になります。しっかりとメモを取っていれば同じことを質問するような失態は行わないはずなのです。
これは誰に教わるというような内容ではありません。メモをとるという行為は教わってするのではなく、本人が必要だと感じ、するかしないかの資質になります。言われて行うような行動ではなく、出来る新入社員は自分から進んで行っている行動です。
極端に自信がない又は自信があり過ぎる
これはどちらに偏っても面倒な新人社員です。極端に自信を持たない社員はオドオドしており、教えてて「これは大丈夫?」と心配になります。何か一人で仕事を任せようとという気持ちになれないのです。
逆に自信がある過ぎる社員も見ていて不安になります。「分かった?」という質問に対し「余裕です」と返答されるとイラっとする先輩がほとんどではないでしょうか。最近増えたのがこの「余裕」という言葉を使う人です。正直何の根拠があって使用しているか分かりませんが、「じゃぁもう教えなくていいね」という感情を先輩社員は抱いてしまうのです。
極端な感情はどちらも好ましくありません。
プライドが高い
ある程度のプライドは必要ですが、異常に高いプライドは必要ありません。異常に高いプライドは「素直」という感情をなくします。素直の社員は先輩に教わったことをしっかりと吸収し成長していきます。プライドの高い社員は、教わったこと以外の事をやり始め、基本を疎かにする傾向があるのです。これではスムーズに成長するわけがありません。
さらに「ミスを隠す」「自分勝手」「安請け合い」などの行動も見受けられます。一度でも高いプライドを見せてしまうとそれを維持するのは大変な事、最初から飛ばす必要などないのです。
新入社員に必要な気持ちは「謙虚」不要なプライドは捨て、しっかりと立場を考えて行動するようにしましょう。
初歩的なミスや指摘されたミスを繰り返す
誰でもミスはつきものです。ミスをしながら成長をしていくのも分かっています。だからこそ新入社員のミスをカバーするのは教える先輩の役割なのです。ただあまりにも初歩的なミスをされたり、同じミスを繰り返す新入社員には誰でも呆れてしまいます。
新入社員にとって大切なことは、ミスを起こさないようにするよりもミスを起こしてしまった後の行動にあります。もちろんミスを起こさないようにすることも大事です。ただミスを起こした方が成長が早いこともあります。もう二度と同じミスをしない、その経験値が新入社員をより強い社員へと成長させていくのです。
ミスを後悔しない、悔やまない社員は成長をしません。先輩社員は即戦力になる社員が必要なのです。この点をしっかりと把握しなければいけないのです。
積極的でない
積極性は成長を早めてくれます。分からないことを質問してくる、この行動ができるのとできないのでは成長の早さは当たり前ですが異なります。すべて受け身な姿勢だからこそ、このような行動になるのでしょう。
さらに先輩社員の仕事を見学しない新入社員もいます。仕事は見て盗むのが基本、そのような積極性のない社員では、おくれをとること間違いなしです。
また自分から挨拶をしないような新入社員もいます。新入社員は自分から積極的に挨拶をする方が好ましいものです。そのような行動ができない新人社員を先輩社員は「基本すらできていない」と考えてしまうのです。
気配りがない
気配りができる人材を企業は求めています。これは育ってきた環境に影響するかもしれませんが、もちろん意味を理解し考えて行動をすることもできるのです。
気配りとは「失敗が無いように気をつけること」「相手を思いやり気を付けて行動すること」です。相手を思いやる気持ちは生産者としては重要となる感情です。この気持ちを持ち続けることができる社員は、常に消費者の気持ちになって行動できることになります。
新入社員にとって、上司からの「気配りがしっかりとできてる」という言葉は最大級の誉め言葉です。このような言葉をいただける新人社員を目指しましょう。
指示待ち社員
指示待ち社員は使えないと思われてしまいます。指示されたことを終えてボーっとしてる新入社員、これは傍から見ていても「あの新人大丈夫?」と心配されてしまうのです。
これは当てはまる人が多く居るのではないでしょうか。与えられた仕事が終了したら、必ず指示をされた社員に声をかけなかけばいけません。「そのあとの行動を指示されていなかったので・・・」このような言い訳が通るわけがないのです。
もしこれに近い言葉を話したことがあると思う人は高い確率で「使えない新入社員」と思われています。気持ちを改める必要があると考えましょう。
報連相ができない
報告、連絡、相談今では誰でも知っている内容です。いまさら知らない人はいないはず、だからこそ当たり前にできなければいけないのです。報連相を行う事に特殊な能力は必要としません。しているかしていないか、このどちらかでしかないのです。
報連相ができない新入社員、これは使えない新入社員と思われても仕方ありません。誰でも出来る事をしない、それは仕事を放棄していると捉えられてしまうからです。
これぐらいのことは教わらずにできる、そんな社会人にならなければいけません。
学生気分の社会人
最近は学生気分の新入社員が増えていると聞きました。数カ月前まで学生だった人もいるかもしれませんが、そんな幼稚なレベルに先輩社員は付き合うほど暇ではないのです。
「つい最近まで学生だったから仕方ない」このように思われてしまっら挽回するのは大変と考えるようにしましょう。つまり思われない行動を最初からしておくという必要があるのです。
学生はお金を払って学ぶ立場、社会人はお金をもらって働く立場、このお金を「払う」と「もらう」という大きな違いを理解しておかなければいけないのです。この部分を理解しないから「バイトテロ」という言葉が生まれてしまったのではないでしょうか。
やる気がない
これはもうそもそも何で就職したの?という考えになってしまいます。やる気を出させる、小学生の子供に勉強のやる気を出させるのと訳が違います。誰が好き好んで新入社員のやる気スイッチを探すでしょうか。そんなもの予め持っている新入社員を優遇するに決まっています。
やる気が無いから新しい仕事を教えない、やる気がない人は事故を起こしやすい傾向があります。ミスをする可能性の高い新入社員に誰が仕事を教えるでしょうか。子供を相手にしているわけでは無いのです。
今まで上げた理由と特徴に該当すると思ったら
いかがでしたか?自分が該当する項目はありましたでしょうか?言われないと気づかない、それは仕方ないことかもしれません。大事なのは気づいた後にどのように行動するかです。
新入社員がすぐに会社を辞めるという傾向がみられますが、本当に会社が原因ならば仕方ありません。ただ自分に問題があるのならば、どの会社に行っても同じ結果となることは間違いないです。自分自身の再確認をしっかりと行うようにしましょう。
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