俺はこんなはずじゃない！もっと評価されるべきだ！このように考えている人はいませんか？年齢の若い人が年功序列の会社に勤めてしまうと、このような考えをしてしまう傾向があります。
あの先輩より俺の給料が安いのはおかしい、もっと評価される会社に行きたい、そう考えてる人はちょっと待ってください。落ち着いて自分を評価してみましょう。
今回の記事では、自分を過大評価する人が会社を辞めるとどうなる？について解説していきます。
自分を過大評価する人の特徴
自分が過大評価する人は、その事実を理解していません。人は周りの評価よりも自分をちょっと上に位置付けているものです。その差が大きくなるほど危険な考えとなるのです。
いい点をばかりを評価
「自分の運転は周りの人よりも優れている」そのように思っている人はいませんか？このような人は自分のいい点ばかりを評価する傾向があると考えておきましょう。
周囲よりも優れていると考えてしまうポイントはなんでしょうか？右折のタイミング？車線変更？事故を起こしたことがない？縦列駐車？いったい何を見てそう思っているのでしょう。本当に優れている人は常に事故を意識している人です。そして事故を意識している人は「自分の運転が優れている」と考えることはないでしょう。
また、仕事でも同じです。自分を周囲と比べて優越感に浸っている人は過大評価をする傾向があります。「あいつより俺の方が仕事をスムーズにこなせる」「もっと俺を使ったほうが会社の利益になるのに」そう考えている人は危険な状態です。この思いが強くなってくると、自分をもっと評価してくれる会社があると考え、転職に意識が向いてしまうのです。
このように考える人は確かに仕事が優れているかもしれません。コツを見つけスピードアップする方法を何かしら取得しているのでしょう。ただ「本当に〇〇さんは仕事が早いね」という言葉をかけてもらいたいことから、そのコツを周囲に知られないようにする傾向があります。
この状況は自分のいい点をずっと評価して欲しい、その結果自分を見失うのです。本当に仕事のできる人は周囲のレベルも上げていきます。
失敗しても注意を嫌がる
人は失敗から多くを学ぶものですが、それを嫌がる傾向があるようです。自分が間違えたことを「認めたくない」「指摘されたくない」「周囲に知られたくない」このプライドが過大評価につながっていくのです。
さらに他人の失敗は喜ぶという傾向も考えられます。他人が失敗したときは、進んでその問題を解決したがるのです。解決することで得られる感謝、そして注意できる状況、これに優越感を得る快感を求めてしまいます。
自分の失敗は見ないふり、他人の失敗は注意したい、この感情に思い当たる人は自分を過大評価している傾向があります。認めるのは辛いかもしれませんが、自己分析をするため、正直に考えてみましょう。
自分を理解しているのは自分と思っている
自分の一番の理解者は自分、この考えを持っている人は過大評価をしていると思って間違いありません。他人の評価が自分の思い描いた評価より下だったことに対し、このような思いになったのでは無いでしょうか。
他人の意見を受け入れない状態、これは自分を過大評価しているために起きているのです。例えば自分ではできると思っている仕事に対し、ほかの人を上司が選んだ時、「やっぱりあの上司は何も分かっていない」と考えてしまうことはありませんか？さらに自分が「あの仕事は絶対自分にふってくる」と考えていたのならば最悪です。
自分の評価が正当にされていないと感じ転職を考えだしてしまうかもしれません。ただ上司も適材適所や色々な状況を考えて仕事の割り振りを考えています。
今の考え方は上司の仕事にまで自分の考えを指摘しているのです。まさに自分を過大評価、上司になり替わっている気分になっている状態です。「俺が仕事を回した方が上手くいく」そのように考えている人は、自分を見つめ直す必要があるはずです。
過大評価する人が転職すると感じること
先ほどの状態で転職すると、多くの人が失敗します。成功するのは本当に運が良かった人だけです。ここでは、過大評価する人が転職して感じたことを説明していきます。
前の職場の良さを知った
隣の芝生は青く見えるとはよく言ったものです。転職して初めて気づく前職の良さ、あなたの過大評価に周囲が付き合ってくれていたということを理解できる瞬間かもしれません。
前職は新入社員で入社し段々と成長してきました。その過程で評価されはじめ、段々と過大評価する傾向になっていったという順番があります。ただ新しい転職先では、あなたは新入社員でも新社会人ではありません。周囲の期待もちょっと高めに設定されています。今まで過大評価できた自分のプライドがズタズタになったとき、転職しなければ良かったと感じてしまうもです。
今働いている会社の良さは、ほかに行かないと実感できないかもしれません。転職を考える前にもう一度、自己分析をしてください。
未経験の仕事は辛い
自分を過大評価しているので、なんだってできると考えてしまいがちです。ひどい状態だと「空も飛べる」ぐらいに考えている人もいます。そのような状態だと、高単価な仕事に魅力を感じます。自分の評価＝お金、これは誰もが思い描くことです。つまり沢山の給料を得られる営業職という未経験の会社を選ぶ傾向があるようです。
ただプライドの高い状況で行く職場、結果がでるわけがありません。自分が考えていた結果をだせないことにいら立ち、ある日やっと自分が過大評価していることに気づくことでしょう。ただ時すでに遅し、もう前の職場には戻れないのです。
好条件だったのに・・・
入社してみて分かったこと、この会社は好条件だったのに社風が合わない、このような状況になる人も少なくありません。とにかく体育会系のノリ、大きな声で挨拶すれば問題なしという社風に今までとのギャップの違いを感じる人もいます。
なぜ自分はこんな会社に転職したのだろう？そう考え転職を繰り返すことになってしまいます。理想は最初に勤めていた会社以上のところ、そうしなければ自分のプライドが許さないのです。
このような状態で良い結果がでるわけがありませせん。
転職を失敗しないために
もし「もう遅い辞めてしまった」と考える人は考え方を変えていきましょう。とにかく仕事をしなければ生活もできない、この現実をしっかりと受け止めることが大切です。
転職に目標を持つ
まずは目標を持ちましょう。前の会社よりも良い会社に就職するというような目標ではありません。前向きな目標を考える必要があります。自分のビジョンが明確に見えるような職場を選ぶことが大切です。
必要なのは長く続けること、自分のやりたいことを明確にしてから目指す目標を定め仕事を探していくのです。このとき前の職場の事を考えるのはいけません。きっと前向きな気持ちで無くなってしまうはずです。。前向きに仕事を探したいのならば、過去の栄光は引きずっていても仕方ないのです。
自分を客観的に見る
今回の転職は何回目ですか？そろそろ自分が過大評価していたことに気が付いたのではないでしょうか？自分の価値は現在どれくらいなのだろうか？この点をしっかりと分析する必要があります。
これは自分を謙虚に評価するということではありません。客観的に見て評価することが大切です。信頼できる人に相談しても良いでしょう。
井の中の蛙大海を知らず
井の中の蛙大海を知らずという言葉を知っていますか？過大評価する人はまさにこの状態ではないでしょうか。蛙は不幸なのか？それとも幸せだったのかは、蛙にしか分かりません。
もしかすると今の職場に居ることが幸せということもあり得ます。自己分析をしっかりと行い後悔のない行動をするようにしましょう。
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