転職面接ではなぜ趣味を聞くのでしょうか?趣味を聞くことで知り得る情報、それが応募者の選定に役立つのか、疑問に思う人もいるはずです。疑問に思いはじめると、答え方に迷いがでます。上手に答えるためにも、転職面接で趣味を聞く理由を知っておきましょう。
今回の記事では、転職面接で趣味を聞く理由と、答える時の注意点について解説していきます。転職面接で答える際の、参考にしてください。
転職面接で趣味を質問する理由
最初に、転職面接で趣味を質問する理由の解説です。趣味は、履歴書にも書く必要がある項目、転職面接で聞かれることを忘れずに履歴書を作成しましょう。
アイスブレイクのため
趣味を聞く理由は、応募者の緊張をほぐすための、ジャブのようなものと考える面接官もいます。転職面接でも、ガチガチに緊張している応募者はいます。実力が発揮できず本心が聞けないのは、企業としても残念です。まずは自己紹介と趣味を聞くことで、緊張を和らげていきます。
そこまで趣味に関して重きを置いていないこと、そう取ることもできます。ただし面接官によっては、趣味の内容までもメモをする人もいるので、一概にアイスブレイクだけが目的と決めつけることはできません。あくまで聞く理由の一つと思ってください。
本来の人柄を知りたい
趣味を知ることで、本来の人柄を知ることができます。読書が趣味の人ならば、語彙力に期待ができますし、野球が趣味の人は、チームワークに期待ができます。
転職面接という短い時間で応募者を知る必要があります。趣味を聞くことで人柄を知り、それが以降の質問の答えと、違和感がないかの確認もできるのです。自分の長所は活発的な点と話した人が、趣味は読書と聞くと「ん?」となりませんか。本来の人柄がどちらなのか?もしかしたらウソをつく人かもと、考えることができます。
業界への適性の確認
応募者の趣味が、企業の仕事にマッチしていればアピールポイントです。好きなことが仕事になる、長く勤めることができるポイントと言えます。ただし、アピールできるからと言って、作り話をするのはいけません。後で詳しく説明をしますが、本当の趣味を話すようにしてください。
転職面接で話す趣味の種類
趣味と聞かれると困ると言う人もいます。ここでは、転職面接でよく書かれる趣味を紹介しますので、参考にしてください。
- 音楽鑑賞
- 映画鑑賞
- 読書
- 料理
- 旅行(ドライブ)
- スポーツ(スポーツ観戦)
趣味はありませんと答えるのは印象がだいぶ悪くなります。自分の趣味がわからないという人は、好きなことから考えて見つけるようにしましょう。
マイナスイメージになる趣味
自分の好きなことならば何でもよいという訳ではありません。マイナスなイメージになる趣味を答えるのは避けてください。ウソをつくと言う訳であありません。マイナスイメージな趣味を話さず、別の趣味を説明します。
ギャンブルを連想させる
ギャンブルを連想させる趣味はマイナスイメージです。最近は、FXやバイナリーオプションなど、手軽に行る投資も増えてきました。これらもギャンブルのイメージを連想させることから、避けるようにしましょう。
ギャンブルを趣味に持つ人は、お金の心配をされる可能性が高まります。横領を考えるとまでは言いませんが、お金を扱う仕事ならば、心配されるかもしれません。また、営業マンはギャンブルをしない方がよいとも言われています。パチンコなどでサボる人、土日の稼ぎ時に競馬を気にしている人、仕事の邪魔となる趣味です。
ギャンブルを連想させる趣味を話してしまった人は、転職面接の時間を短縮されるかもしれません。たとえ本当のことでも、隠しておくようにしましょう。
漫画やアニメなど
漫画やアニメ、ネット関係の話題も避けるべきです。最近の漫画やアニメは、世界的にも評価されてきました。大人でも見る人はたくさんいます。誰しも趣味として否定をしていいものではありません。
しかし、その趣味を幼稚と思う人がいることも忘れてはいけません。面接官がどのように判断をするかです。悪いイメージになりかねない趣味は、答えるのを控えるようにしましょう。面接官は、年配者が行うことが多々まります。その年配者には、漫画やアニメは受け入れにくものです。
アイドル関係
漫画やアニメ同様、アイドル関係も趣味として答えるのは控えてください。いまだに偏見を持つ人もいます。あれだけの経済効果を生んでいることから、趣味として成り立つことも分かります。
しかし、よく思わない人がいるのも事実です。面接官が「そんなものにお金をかけるのは馬鹿らしい」と思ってしまえば、それまでです。
転職面接で趣味を答えるときの注意点
最後に、転職面接で趣味を答える時の注意点を知っておきましょう。マイナスイメージになる趣味しか思いつかないという人もいるかもしれません。その場合でも、ウソだけはつかないようにしてください。
ウソはNG
ウソの趣味はなぜいけないのか、それは突っ込まれた時に答えることができないからです。先ほど説明しましたが、違和感のある回答が続けば、面接官も気づきます。ウソをついているかもと判断されれば、不採用になることでしょう。詳しくは、こちらの記事も確認してください。
転職の面接でついた嘘のセーフとアウト、知っておいた方が良いリスク
例えば、先ほどマイナスイメージになると説明した、漫画の趣味を持っているとしましょう。そこから趣味は読書と答えたとします。その後、面接官から「最近はどのような本を読みましたか?」と突っ込んだ質問をされたらどうしますか。「漫画です」と答えると、残念な結果になる可能性があります。
また「ライトノベルです」と答えても同様です。もしかすると、ライトノベルを知らない面接官がいるかもしれません。詳しく説明をしたら、マイナスイメージになる可能性が高まります。
趣味が見つからない時は、散歩やマラソンなどを趣味にしておくのが無難です。突っ込まれたときのことも考えて、説明をするようにしましょう。ウソと思われるのだけは避けてください。
賛同できないネガティブな趣味は避ける
賛同ができないようなネガティブな趣味は、避けるようにしましょう。例えば黒魔術が趣味ですと答えれば、とてもネガティブな趣味にとられます。面接官が「ちょっとなぁ」と思うような趣味は避けてください。
スポーツ観戦も注意
趣味が、スポーツ観戦も注意してください。例えばプロ野球の観戦が好きと答えたとき、突っ込まれた質問を受けることもあります。「どの球団が好きなの?」面接官は、気軽に聞いていますが感情移入がひどくなる可能性がある質問です。
普通に、好きな球団を答えたとき、もしかすると、面接官の嫌いない球団かもしれません。それで気分を害すような面接官も問題ですが、年配者には多く見られます。
好きな球団を答えることを避けるためにも、プロ野球観戦と答えるのは避けておきましょう。つまらないことで、マイナスイメージになるのは、もったいないです。転職面接では、プロスポーツ、宗教、政治などの話題に触れないことが無難と言えます。
転職面接で趣味を質問するもの意図がある
転職面接で趣味を質問するのも、何らかの意図があります。趣味なんか適当に答えておけばいいと考えるのだけは止めてください。後々の違和感につながる恐れができてきます。
大切なのは、ウソを言わないことです。自分の好きなことを思い浮かべ、その中の無難な回答を考えるようにしてください。
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