転職面接を受けているときに、メモを取っていいのかどうか、悩むポイントの一つです。重要な内容をメモに残したい、そう思うのは当然のこと、ただメモ帳を出すのはいいのかな?と不安に思います。
今回の記事では、転職中にメモを取る時の注意点の解説、悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
転職面接中のメモは基本的にマナー違反
転職面接中にメモを取るのは基本的にマナー違反です。相手に真面目さをアピールしたいと思うかもしれませんが、逆効果になることもあります。メモに集中するあまり、面接官の目を見ず話を聞くこと、良い印象ではありません。
さらに、首を動かしながら忙しなくメモを取る行為、面接官は授業をしている訳ではないのです。会話に集中すること、これを忘れはいけません。
転職面接においてマナーは重要です。詳しくはこちらの記事も確認してください。
面接の前日にすることは何?合格率が上がるためにする6つの行動
転職面接でメモを取るべき内容
全ての場面においてメモを取るべきでないという訳ではありません。必要な内容、大切な事項は、メモを取るべきです。面接官があなたに伝いえたいこと、覚えておいて欲しい内容はメモを取るようにしましょう。内容は次のようなものです。
- 勤務体系
- 労働条件
- 採用までの流れ
これらは、あなたに質問を投げかけているのではなく、面接官が説明をしている内容です。重要な内容はメモを取るべき、聞き流すと「この応募者は別で採用が決まってる?」など疑われるかもしれません。
また、「最後に何か質問はありますか?」などの逆質問の回答でメモを取るかはケースバイケースです。面接官があなたの質問に答えてくれることから、メモを取る必要もあります。しかし、面接官がメモを取るような内容でもないのにと感じれば、わざとらしい人に移るかもしれません。答えの内容により判断をしましょう。教科書通りの対応をぎこちなく行うのは、社会人経験のある応募者がするべきではありません。
転職面接の前半はメモを取らない
転職面接の基本的な流れは、前半に応募者へ質問する状況です。そのため、転職面接の前半では、会話に集中する必要があることから、メモを取るのは避けるようにしましょう。
大切なのはあなたの回答です。相手の目を見て会話をすることで、真剣さを伝えてください。ただし、前半に勤務体系を話すように場面があるかもしれません。その場合は、メモを取るようにしましょう。
転職面接でメモを取る際のマナー
では、転職面接でメモを取る際のマナーについて解説をしていきます。最初からメモ帳を出すのは絶対にいけません。
転職面接でメモを取る際は事前に確認する
転職面接でメモを取る際は、事前に必ず確認をする必要があります。企業によってはまれに、転職面接中にメモを取ることを禁止している場合もあり、最初からメモ帳を出していると、注意を受ける可能性もあるのです。そのため、メモ帳を出す時は事前に確認をしてください。
面接中に先ほど説明したメモを取るべき内容ななったときは「重要な内容なので、メモを取ってよろしいでしょうか」と面接官に確認を取りましょう。面接官が承諾をすればOKです。まれに、詳しく書いてある紙を渡すから大丈夫と説明する面接官もいます。その場合は、面接官の指示に従ってください。
質問を受けているときにメモは取らない
基本的に先ほど説明した内容以外のことをメモする必要はありません。そのため、質問を受けているときにメモを取らないよう注意してください。質問内容をメモする意味はありますか?意味などないはずです。
また、質問内容をメモするということは、面接官の目を見ていないことになります。メモを取る意味がないと判断する面接官にとって、目を見て質問を聞かない応募者に、イラッとするかもしれません。明らかなマイナスイメージです。
次にメモを取る時は、ササっと書くようにしましょう。応募者がメモを取っているとき、面接官は待ちの状態です。転職面接は、お時間を割いていただきありがとうございますとあいさつをしますが、その言葉が軽くなります。「時間を割いただいたと感謝するぐらいなら、メモをササっと書いてよ」と感じているかもしれません。質問の内容に切り替わるときまで、メモを取っていることがないように注意してください。
面接でメモを取る時の注意点
最後にメモを取る時の注意点を確認しておきましょう。
メモを見ながら答えるのは印象が悪い
メモを見ながら面接官の質問に答えるのは印象が悪くなります。面接官が聞きたいのはあなたの言葉です。メモ帳に書いてある言葉があなたのものとは限りません。面接マニュアルに書いてあるような、無難な内容を答える可能性を疑います。
また、自分の言葉ならばメモなど見ずとも答えられるはずです。メモを見ながら答えている応募者を見たとき、面接官はどう思うでしょうか。自分のことをうまく伝えられない人、答えたい内容すら覚えられない人など、マイナスイメージしかありません。
また先ほどから説明しているとおり、面接官の目を見ないで会話をするの印象を悪くします。メモ帳を見ながら回答をするのは絶対にやめてください。九分九厘不採用になるはずです。
メモよりも会話に集中すること
先ほども伝えましたが、転職面接中は、メモをとるよりも会話に集中してください。転職面接で大切なのは、メモを取る姿をみせるよりも、活発にはきはきと答える姿です。授業を受けている訳ではありません。
メモを取る姿、傍から見れば真面目そうに見えると勘違いをしている人もいます。メモをしている姿は、状況に応じ真面目に見られる、このことを忘れてはいけません。面接官が質問をしている時は、相手の言葉を集中して聞き、頭で理解をしてから自分の言葉で回答をします。メモが入る場面など、どこににもありません。
何のために応募者を呼んで面接をするのでしょうか。説明だけならメールで十分ことが足ります。転職面接をする理由は、あなたの人となりが知りたいと思ったからです。それを知るには会話が重要、まずは会話に集中をしましょう。
メモをすればいいと言う訳ではない
何でも間でもメモを取ればいいという訳ではありません。面接官が質問以外、さらには、先ほどメモを取るべき内容以外のことを説明するかもしれません。このとき、説明をしているからメモを取ろうと判断する人もいるかもしれませんが、内容によってです。
例えば、企業のホームページに掲載されているような内容を説明しているかもしれません。応募者ならば、ホームページぐらい見てきているだろうと、面接官は思っています。なのにメモを一生懸命とっている姿、面接官はどう感じるでしょうか。ホームページを見てない、もしくはただメモを取っている姿をアピールしているだけ、両方ともマイナスイメージです。
面接官から「これホームページに載っている内容だけど、見てないの?」と質問されたら何と答えるべきでしょうか。「見ました」と答えれば「じゃなんで今メモを取る必要があるの?」と聞かれるかもしれません。このようないじわるはまず無いと思いますが、万が一も考えられます。なんでもメモをすればいいと勘違いをしないでください。
転職面接でメモを取る時はマナーに注意すること
転職面接でメモを取る時は、マナーに十分注意してください。メモを取る内容は「勤務体系」「労働条件」「採用までの流れ」だけにしておくべきです。他の内容は、メモを取らない方が無難と言えます。
メモを取る際も、事前に面接官の了解を得ることを忘れないでください。勝手な行動はマナー違反です。自分がプラスな印象を与えると思っていても、面接官はマイナスイにとらえるかもしれません。好印象に残るような行動を心がけましょう。
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