最近は、腕時計を身に着けない社会人が増えました。その背景には、スマホの普及があります。腕時計を身に着けていなくとも、スマホがあれば、時間が確認できるようになったのです。
とは言え、腕時計を身に着けていない社会人に、違和感を持つ人もいます。急いでいるときにわざわざスマホを見るのと感じる人もいるのです。さらに言えば、そのような考え方をもっている人が、転職面接の面接官になる可能性も秘めています。
今回の記事では、転職面接において腕時計が必要なのか、身に着ける上での注意点について解説していきます。
転職面接時に腕時計は必要？
まず、転職面接において、腕時計は必須なのでしょうか？その点を確認しておきましょう。
腕時計がないことで不採用になることはない
結論から言えば、腕時計を身に着けていないことで、不採用になることはありません。腕時計を開発している会社ならば、あり得るかもしれませんが、腕時計を身に着けていないことで不採用と決めることはないでしょう。
スマホを見るのは避けるべき
では腕時計がなければ、どのように時間を確認するのでしょうか。それはスマホや携帯電話になるはずです。このスマホを見る動作、転職面接に行った際は、行うべきではありません。面接中は当然のこと、建物内に入った時は、スマホの電源を切ることをおすすめします。
つまり、面接するために建物内に入ったら、腕時計を身に着けていなければ時間がわからないということです。ではなぜ建物内に入ったらスマホを見ない方がいいのでしょうか。それは、百害あって一利なしだからです。
面接の順番待ちでスマホを見ている状況を思い浮かべてください。スマホを見ている＝遊んでいるというイメージを持たれるはずです。面接を待っているとき、スマホで遊んでいる姿、これはマイナスイメージになると思いませんか？どこで誰が見ているかわかりません。企業の担当者からすれば、そんなちょっとの時間も待てないの、これは仕事中もスマホで遊ぶかもしれないと思うことでしょう。採用されたいという熱心さが伝わりません。
スマホを見ることで、ギリギリまで情報を得たいと話す人もいるかもしれませんが、それは準備不足の言い訳です。そんな直前に得た知識で何ができるのでしょうか？焦る気持ちになるだけです。建物内に入ったらスマホの電源は切るべきです。時間を把握するために、腕時計を身に着けることをおすすめします。
腕時計はビジネスマナーの一種と考える面接官もいる
腕時計で不採用になることはないと説明しましたが、考慮の中に含める面接官がいることも事実です。社会人としてスーツに腕時計を身に着けていないこと、これを非常識ととらえる人もいます。
身に着けていないので不採用となることはありませんが、2人の選考で迷っているとき、腕時計を身に着けていたかどうかで決める可能性も0ではありません。イメージが良くなる、だからこそ転職面接においては、腕時計を身に着けるべきです。
転職面接で腕時計に関する注意点
それならば身に着けておこうと思われるかもしれませんが、身に着けていればいいというわけでもありません。腕時計にもマナーがあります。
面接中に腕時計を見てしまう
これは明らかにマナー違反と分かる行動です。面接中に時間を気にするのは、面接官への失礼に当たります。面接に集中していないことの表れと取られても仕方ありません。
さらに言えば、この後に予定があるのでは？それは他社での面接？と考える面接官もいることでしょう。中には、時間を気にしているけど何かあるの？と直接聞いてくる面接官もいるかもしれません。こうなると、採用されるのは難しくなります。
人によって腕時計を見る癖がついていると言う人もいます。そのような癖が起きないように注意してください。また、こちらの記事あるような癖は、仕事中で嫌われる癖です。面接中にはふさわしくない行動なので確認しておいてください。
仕事中に無意識にしてしまう嫌われる癖とは
腕を振る癖
先ほど癖の話をしましたが、まれに腕時計をつけている腕を振る人もいます。振ると時計がすれるためか、カチカチ音を鳴らします。腕時計との間に隙間を与えることで、通気性がが良くなるのかもしれませんが、そのような癖にも気を付けるようにしてください。
また、なんでも身に着ければいいというものではありません。物事には適材適所があります。転職面接にふさわしい腕時計を身に着けるようにしてください。
転職面接にふさわしくない腕時計の種類
最後に、転職面接にふさわしくない腕解けの種類をあげていきます。社会人として、常識があるかどうか問われる場面でもあるので注意してください。
デジタル時計でベルトがラバー
デジタル時計は、スーツとあいません。さらにベルトがラバー製のものは避けるようにしましょう。どちらかと言うと、このような腕時計は、稚拙なイメージを与えかねません。
想像してみてください。ビジネスシーンで時間を気にするスーツの男性、腕時計を見たときデジタル仕様だとしたら、どのように思いますか？ちょっと違うなぁ～と思いませんか？それを面接官も感じ取ります。
スーツならば、文字盤が見やすく有り、ベルトは金属か革のものを選ぶようにしましょう。スーツにあうのは、このような腕時計です。
見た目が派手な腕時計
紺のスーツに赤いベルトの時計はどうでしょう？目が行くのは腕です。その人の特徴と聞かれたら、ほとんどの人が赤い腕時計をしていたと説明することでしょう。自分以上に腕時計の印象が残ってしまいます。面接においてよくありません。
さらに、見た目が派手な腕時計は、その人のイメージを悪くすることがあります。遊び人？仕事できる？など、見た目から入ってしまうのです。そうなると、いかに質問の答えを良くしても、頭に残らないこともあり得ます。
また、社会人ならばいないとは思いますが、キャラクターの腕時計も避けるようにしましょう。面接官に良いイメージを与えることが重要です。転職面接の会場は、あなたのファッションショーではありません。ビジネスに適した服装と装飾で臨むようにしてください。
高級ブランドの腕時計
目立つような高級ブランドの腕時計は、面接官への反感をかう恐れがあります。転職面接では、あまり高価な腕時計を身に着けないようにしましょう。
スマートウォッチ
また、最近はやりのスマートウォッチも避けるようにしましょう。多機能に優れており、利用されている人も多くいるはずです。色々なデザインのものが発売されていますが、スーツとの相性はあまりよくありません。
実際は安くないものもありますが、安く見えてしまうものもあります。できれば、転職面接に行く時は、別の腕時計を利用するようにしてください。無難な腕時計は、金属製で色はシルバー、アナログタイプを選ぶようにしましょう。
転職面接にふさわしい腕時計を身に着け無難にこなしましょう
最初に説明しましたが、腕時計を身に着けていなくとも、不採用になることはありません。ただし、選考基準に影響を与える面接官がいるかもしれないことを、頭の中に入れておきましょう。
転職面接は万全の状態で臨むべきです。腕時計は、そこまで深くかかわりがありませんが、大切なこととみる面接官に当たるかもしれません。万が一を考えて行動するのは、本気で転職面接に臨んでいるのならば当然のことです。
ビジネスシーンにあうような腕時計は、安いものならば3,000円程度で購入できます。転職面接では、できるだけ腕時計を身に着けて行くようにしてください。
コメント