転職活動をする際には転職エージェントを利用するということはもはや当たり前です。
その際転職面談を実施することになりますが、所詮転職エージェントだと思っていませんか?
実は転職エージェントの面談は、転職活動において重要になります。間違えてもぞんざいに臨んではなりません。
では、其の理由は何なのでしょうか。本編では、転職エージェント側の裏話や何を考えて面談をしているかについてお話をいたします。
キャリアアドバイザーは採用されるか否かにしか興味がない
転職エージェントは、一言でいえば仲介業です。
つまり、採用企業と転職希望者の間に入って採用と転職を支援するというのがミッションです。
そして、転職面談、転職先の決定しても転職希望者からお金をとらず、採用企業から採用フィーという形でお金をもらいます。
そのため、目線は採用率企業に寄せます。
もちろん転職者のためにという気持ちもないことはないのですが、それ以上に、採用を成功させて売り上げを立てたいというのが大前提となるのです。
転職エージェントが面談をする理由
では、転職エージェントはなぜ転職希望者に対して面談を実施するしょうか。
それには下記理由があります。
- 転職理由の確認
- 経験、能力の確認
- 人物確認
- 適性確認
転職エージェントは、何を考えて面談をするのかというと、人間関係を構築して、何で転職するのという理由、どんな求人がいいのかという適性、そしてどんなことをした、できるという経験を確認します。
しかし、なにより一番みているのは人物性、人間性と言っても過言ではありません。
結局採用に辺り最後は人間性です。人間性がどうしようもない人は結局採用されないですし、採用されても早期退職の懸念があるためあまり支援に力をいれないようにする傾向にあります。
面接ではありませんが、エージェントと会うときはそれくらいの気概を持ちましょう。
そもそも誰でも面談するという訳ではない
転職エージェントは原則誰にでも面談をするというわけではありません。求人を紹介できる可能性のある人にしか面談をしないというのが一般的です。
では、どういう基準で面談をするしないをきめているのかというと、以下の通りです。
- 転職回数
- 離職期間
- エージェントの方針
- 経験、能力
転職回数が多い人は退職癖が着いていることを理由に、離職期間が長い方は就労感覚のない人とみなされ、採用ニーズに乏しいため原則エージェントは面談を避けます。
また、各転職エージェントには方針があります。
20代のジュニア層しかターゲットにしない会社もあれば、40代、50代のシニアをメインターゲットにしているエージェントもありますし、業界、職種にしぼって支援している会社もあります。
そのターゲットに沿うか、沿わないかというのも重要です。
以上の観点で、転職エージェントは面談する、しないを決めているのです。
電話面談の位置付け
転職面談は、対面で実施しますが、場合によっては電
話で実施する場合があります。
それはどういうケースなのでしょうか。主には以下2点です。
- エージェントのオフィスと転職希望者との自宅、会社が遠隔地である場合
- 時間をかけたくない場合
基本的に電話面談は、効率性を重視する場合に実施します。
遠隔地の方に会いに行く訳にもいかないので当然電話で実施します。
もう1つ電話はスピード感において優れています。
あまり時間をかけたくない転職希望者に対して、または早々に面談をして早々に内定にもっていきたい場合も電話で面談します。
電話で面談を進める背景には色々あるのです。
転職エージェントに積極的支援を受けるために
転職エージェントから積極的支援を受けた方が転職を成功しやすくなるのは間違いないと言えます。
ではどうすれば良いかですが以下の点を守りましょう。
- 約束を守る
- 好印象を持ってもらえるようにする
- 自らのキャリアをしっかり話せるようにする
それぞれ以下補足します。
約束を守る
転職エージェントの利用にはお金がかかりません。それゆえに、キャリアアドバイザーとの約束を反故にする転職希望者が散見されるのが現実です。
では、なぜ連絡を取らなくなるのかというと、職歴が厳しくて本当に書類選考を通過しない、もしくは不義理を欠く方かのどちらかです。
具体的には、履歴書・職務経歴書の提出を依頼したのに対応しない、面接調整をまともにしない、もしくは面接直前リスケを何度もする人です。
ビジネスは「約束を守る」が大前提で成立しています。
それができないということは、転職エージェントは採用支援対象とならない、約束・時間を守る方はそれだけで信用できる人と位置付けられるのです。
好印象を持ってもらえるようにする
転職エージェントは面談時の印象を非常に見ています。印象とは具体的にいえば「挨拶」、「表情」「清潔感」、「話し方」などです。
印象が悪い=転職エージェントが支援しないということは一部例外を除いてありません。
実際に、暗い方、無愛想な人でも能力があれば採用されるケースはもちろんあります。
ただし、印象のよい人はエージェント側が何とかしたいと思いますし、企業に売り込みをかけやすいのも事実としてあります。
転職エージェントで働く人も所詮は人間です。
人間である以上、積極的に支援したい人とそうではない人に分かれることは至極当然のことです
以上の点からキャリアアドバイザーに好かれるような見た目、コミュニケーションをするというのも大事なことなのです。
自らのキャリアをしっかり話せるようにする
能力、経験値というのは、転職において重要なポイントです。
ただし、その能力、経験値を職務経歴書で表現できる、わかりやすく説明ができるか出来ないかでエージェント側も売り込みやすい、売り込めないという状況になりますし、経験、能力がわかりやすく職務経歴書上に表現でき、かつ採用側が求めている経験さえ備わっていれば選考が容易に進めます。
文字、言葉でみずからの経験、能力を表現できるということも非常に大事なことなのです。
エージェント選定について
上述でも触れましたが転職エージェントには得意不得意がありますし、担当との相性を選んでほしいと思います。
この人から支援を受けてもろくなことがない、いいイメージがないという感覚は大体当たります。
そのうえでエージェント選びは行いましょう。
では、どのような転職エージェントを利用すればいいかというと、異業種転職にはリクルートエージェントのような、大手、同業他社への転職に際しては、業界に特化した専門チームをもつエージェントを利用していくことが望ましいです。
なぜなら、業界を跨ぐような転職は、かなり相性やフィーリングで採用が決まるため、ある程度数を応募した方が受かりやすいという側面があります。
大手エージェントは求人数をとにかく持っていますので数の論理で転職先を決めるという方法を取れます。
対して、同業者の転職に関しては数より質が重要です。その課題解決ができるのは、専門的な知見を有する担当者のほうが確実で効率的です。
求人が足りない、よい求人がないと思えば大手エージェントを利用するのもアリですが、基本的には専門エージェントの面談から受けていきましょう。
社会人として当たり前の振る舞いをして適したエージェント選定をしよう
転職エージェントは、転職活動において協力な味方となりうる存在です。
その転職エージェントを有効に利用するためには社会人として当たり前のの振る舞いをして、転職エージェントに信頼、信用を得られるようにすることです。
そして、適したエージェントで、信頼、信用のおける担当者に支援してもらうことも重要です。
社会人として信頼、信用は重要ですが転職活動においても同じであることを認識してください。
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