出産は家族にとって一大イベント、とてもうれしい出来事です。ただ喜んでいるだけではいられません。家族が増えるということは出費も増えます。妊娠中から出産後に備えて家計を見直す必要もあるはずです。
今回の記事では、出産後に増える出費をあらかじめ確認し、妊娠中から家計をおさえるためのポイントを解説していきます。
出産後に増える出費
出産後に増える出費にはどのようなものがあるのでしょうか？生活費が増えるのは当然です。ただこの増える事実から目を背けると家計は苦しくなります。出費が増えるポイントを理解しておきましょう。いつのまにか今月分の生活費が底をついたという状況は、家計を預かる者にとって恥ずかしいことです。
ミルク代や紙おむつ代
これはもう当たり前のことです。ミルクや紙おむつがなければ子育てはできません。もちろん母乳だけ育てると考えている主婦もいるかもしれませんが、それは無理です。万が一の状況に備え、粉ミルクは準備しておく必要があるでしょう。
さらに、万が一赤ちゃんにアレルギーが発覚したら、ミルク代の値段が上がります。アレルギー用のミルクは通常のミルクよりも高いのです。だからと言って、アレルギーでかわいそうな赤ちゃんに通常のミルクを飲ますことができますか？赤ちゃんのアレルギーで赤くなっている肌を見れば、だれでも高いミルクを購入するはずです。
紙おむつも出費がかさみます。布おむつと併用すると、紙おむつ代もだいぶおさえることができます。ただ、洗濯など大変な点や赤ちゃんのお尻かぶれを考えると、紙おむつに頼ろうと考えてしまうものです。
ミルク代や紙おむつ代は仕方ない部分、買わないという選択肢はありません。ならば少しでもおさえる方法を考える必要があるのではないでしょうか。考えた購入を行っていきましょう。
水道光熱費
妊娠中から水道光熱費が上がりはじめ、出産後はさらに上がり家計を圧迫するでしょう。もちろん帰省して出産するのならば光熱費も減りますが、そうでなければ増えます。共働きをしていた夫婦ならば、水道光熱費が突然上がったと感じることでしょう。
これは、普段は外で仕事をしていた妻が、家に居ることになることから、上がってしまいます。ただこれは必要経費です。違和感がないのならば上がったことを気にしてはいけません。しかし、上がるということを事前に知っておく必要があります。
さらに、出産後は赤ちゃんのために部屋の温度の調整でエアコンを今まで以上に利用する必要もあります。大人だけなら利用しなかったエアコンを利用するようになるのです。人数が増えるのだから水道光熱費が増えるのは当然と言えます。もちろん食費も増えるはずです。
これらは、妊娠中から意識をしておきましょう。現在は電気とガスをまとめ、安くできます。自由化を有効に活用し水道光熱費をおさえるようにしましょう。基本料をなくすだけでも金額は変わってきます。
学資保険
子供の将来を考えれば早めに学資保険へ入っておきたいものです。妊娠中から、どどのような学資保険があるかを調べておくようにしましょう。出産後は、子育てで調べる余裕もなくなります。どちらかというと、妊娠中のほうが何かと手がすくものです。子供の将来に必要なお金は、妊娠中から考えておきましょう。そのうえで家計にどのくらいの影響があるかを考えます。
やはり大学は行かせたい、親にもそれなりの希望があるはずです。生まれてきた子供が希望しなければ行かせなければいいだけ、希望するのに金銭面で行かせないのは親としてつらい現実です。学資保険に入らなくとも貯金しておけばいいと思われるかもしれませんが、なかなか難しいものと思いませんか？あれば使ってしまうのが多くの現実です。
やはり毎月定期的に支払い続ける学資保険は、必要ではないでしょうか。もちろん家計は苦しくなりますが、ためようと思わなければためられるものではないのです。この点が、必要経費と考え、子供のためにも始めることをおすすめします。
妊娠中から出産後に向け出費をおさえはじめる
それでは、出費をおさえる努力をしていきましょう。まずはどの点をおさえることができるのか？このポイントを確認しておく必要があります。
食費を抑える
やはり一番おさえられるのは食費です。工夫次第でだいぶおさえることができます。ただ勘違いしないでください。食べる量を減らすこが正しいことではありません。量を変えずに工夫をすれば十分楽しみながら食事をできるのです。
コンビニは利用しない
妊娠中から出産後は、できるだけコンビニを利用しないことをおすすめします。コンビニとスーパーの商品を比較したことはありますか？パックのジュースで見比べても、種類によっては50円以上安く購入できます。そのた日用品でもコンビニは本当に高いです。これを頻繁に利用するのは家計を大きく圧迫します。詳しくはこちらの記事も確認してみてください。
働きすぎの判断はコンビニの使用回数？意識して減らす方法
1週間の食費を決めてスーパーに行く
スーパーに毎日行くのは余計なものを購入する原因です。それはスーパー側がそのように仕向けているのだから仕方ありません。利益を出すために、購入意欲を上げるような商売をするのは当然です。その誘惑に負けないようにするため、スーパーに行く回数を減らします。
さらに1週間ごとに使える食費を決めておきましょう。これ以上使用してはいけないと決めておきます。もちろんこれは赤ちゃんのミルク代とは別です。組み込むとミルクをケチる可能性が高くなります。それは良くありません。
1週間分の食費を5,000円と決めたらそれ以上はぜったに使用しないようにしましょう。さらに購入した食材を捨てるなんて無駄なことをしてはいけません。一度購入し、冷蔵庫に入った食材は必ず使い切ります。その点を考えながら購入するようにしましょう。最近は有料ごみ袋の地方自治体がほとんどです。無駄な食材をだすのは、二重にお金がかかります。本気で無駄をなくすことに取り組みましょう。
冷凍庫を有効活用
スーパーに行く回数を減らすのに活躍するのが冷凍庫です。特売日で冷凍保存が可能な食材はできるだけ購入するようにしましょう。冷凍保存を活用することで、食費を大分おさえることができます。
家賃をおさえる
毎月の出費でかかるのが家賃です。妊娠中に狭いと感じているのならば、広い所へ引っ越しを考える人もいます。ただ広いところ＝家賃が高いというわけではありません。この点はどこまで妥協できるかを考えて住居を選択するようにしましょう。
家計にやさしい家は、夫の我慢から始まります。例えば、交通費が全額でる会社に勤めているのならば、安い地域が探しやすくなるはずです。ある程度の電車時間を覚悟してはいかがでしょうか。おすすめは乗り換えがない状態で1本の電車に長く乗る出勤方法です。乗り換えはストレスがおおきくなるので、乗り換えなしで行けて、家賃が安くなるところまで頑張ってみましょう。
また、最寄り駅から離れれば広くて家賃が低いところも見つかります。生まれてくる子供の将来を考えて、普段から頑張ってみてはいかがでしょうか。
妊娠中から出産後の家計を考えておく
妊娠中は手持ち無沙汰になることも多々あります。出産後は一気にやることが増えたと思う人が大半です。そのため家計のことは、妊娠中から考えておく必要があるのです。
家族が増えるのだから、出費が増えるのは当たり前です。ただ、笑顔も増えます。だからこそ頑張れるのではないでしょうか。子供の笑顔は疲れを吹き飛ばす力を持っています。
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