妊娠しました!と夫婦で喜んだあとに悩むのは、今の仕事を続けるべきなのか?です。仕事が嫌なわけじゃないけど、初めての出産だし、おなかの子に何かあったら取り返しのつかないことになると誰もが考えます。
ここは夫婦でしっかりと話し合う必要がありますが、すぐに判断できることでもないですよね。子供が生まれてくるのならばお金をためたいし、万が一があったら後悔するだろうを行ったり来たり悩みます。
今回の記事では、妊婦が仕事上で無理をしてはいけないことと、そこから妊娠中は仕事を続けるべきかの判断を解説していきます。
妊婦が仕事上で無理をしてはいけないこと
まずは、妊婦が仕事上で無理をしてはいけない仕事内容を確認しておきましょう。強がる人は特に注意が必要です。一人でできると頑張りすぎる傾向もみられます。万が一が発生したとき、悲しむのは夫婦だけではありません。同僚も悲しみます。その点も十分に考慮しましょう。また、マタハラ被害にあっているのならば話は別です。その場合はこちらの記事も確認してみてください。
マタハラ被害で会社を辞めた!実際にあった内容から考える
通勤時間が長い
満員電車での通勤は、普段でも苦しいもの、妊娠していたらなおさらです。また、つわりのひどい状態で電車に長時間のるのは本当にきついことでしょう。さらにまだ安定期に入っていなからといって会社に妊娠のことを伝えていないのならば、遅刻をする訳にはいきません。そのため無理にでも間に合うように頑張ってしまうのではないでしょうか?
また、「通勤は車を利用しているから大丈夫」と思われるかもしれませんが、仕事に行くために車を運転する気持ちは、買い物のために使うのと違います。もちろん妊娠中に車を運転してはいけない訳ではありません。タイムリミットのきまった車の運転は控えるべきです。遅刻をしないようにする運転は、ストレスがたまることも多々あります。
ストレスは妊娠中の女性にとって大敵です。通勤時間が長いのは、普段以上にストレスがたまります。自分の体調をよく確認するようにしましょう。
変動勤務
仕事時間が変動するのは控えるべきです。夜勤や深夜勤などがある場合は、体への負担が大きくなります。早番から遅番など、毎日の時間が安定しないのは、大変なのです。泊りで仕事したあと泊り明けで休んで、翌日早番など、普通の人でも疲れます。妊婦ならばなおさらです。
妊娠しましたと会社に言えるのならば、早めに伝えるようにしましょう。変動勤務はできない旨を上司に伝えます。これを、周囲に迷惑をかけるからと遠慮するならば、仕事は続けない方がよいです。ここで気を使うようならば、このさきも危険な状態になることでしょう。
変動勤務は、妊婦中の女性へかなりの負担です。いつもあまり気にしてなかったから大丈夫だと思ったなどの軽い気持ちは、すてるようにしましょう。今のあなたには2つの命があるということを忘れてはいけません。
外回り
営業などで、1日外回りをする仕事はするべきではありません。炎天下のなか、1日中外回りをするのは、体に負担がかかります。自分は大丈夫と思っていても、おなかの子供が大丈夫ではありません。自分勝手な考え方をするのは危険です。
外回りが通常勤務ならば、妊娠発覚後に上司と相談するようにしましょう。外回りぐらい大丈夫でしょうと話す上司は論外です。
長時間同じ姿勢
長時間にわたり、同じ姿勢で仕事をし続けるのは、体調を悪くします。座っている仕事だらか大丈夫と考えるのは間違い、妊娠中に危険なむくみを発生させる原因です。腰痛が発症することも考えられます。
たまに気分転換できるような仕事ならばいいのですが、ずっと座っていなければいけないような仕事も危険だと知っておきましょう。
ヒールが必須
最近だいぶ減ってはきましたが、仕事中はヒールを履くことが条件の仕事も危険です。転倒する危険が高まります。妊娠中は体の変化に伴い、事故が起きやすくなります。注意力が散漫になることが原因です。
ヒールは転倒しやすく体も疲れます。ヒールが必須の仕事場ならば、早めに上司へ相談するようにしましょう。
クレーム処理
クレーム処理の仕事はストレスがたまります。先ほどからストレスがたまるのはよくないと言っていますが、その理由は、血流が悪くなることからです。血流が悪くなると、おなかの子供に十分な栄養がいかなくなります。万が一が起きやすくなる原因です。
クレーム処理だけでなく、仕事上ストレスがたまりやすい業務は行わないようにしましょう。人間関係が悪い職場もよくありません。改善できないのならば、仕事を辞める選択も必要です。
飲み会
飲み会は仕事とは違いますが、仕事のように言われる上司も中にはいます。それでも、妊娠中は無理に飲み会に参加していはいけません。タバコなどの煙もひどく、影響が強すぎます。無理やり飲み会の参加をすすめる職場は、気を付けるようにしましょう。
妊娠中は仕事を続けるべき?
それでは、妊娠中は仕事を続けるかどうかを判断するポイントにつてい解説していきます。少しでも危険と感じれば、早めに辞める決断をくだすことも必要です。まだおなかの中にいる子供を守れるのは、母親だけです。
職場は理解をしてくれるか?
一番だいじな判断基準は、職場は妊娠していることに対し、理解を示してくれるかです。最近は、会社のあり方も変わってきたので、昔のように、妊婦に嫌がらせをし、辞めさせるように仕向けることは少なくなりました。ただ見えないところでの陰口は消えていない会社も多くあります。
例えば、自分がいないところで「〇〇さんが妊娠したせいでしわ寄せがきた」など話す同僚がいるかもしれません。このような話を聞いたら、おおくの女性は耐えられないはずです。ストレスもたまります。
上司が理解してくれても、職場が理解してくれるとは限りません。このような感覚は、妊娠をする前の仕事をしているときに気が付けるはずです。それを踏まえたうえで判断するようにしましょう。産休に入るまで仕事をできる雰囲気なのか?判断できるのは自分自身です。
今の仕事をこれからも続けたい?
これからも、今の仕事を続けたいと思っていますか?もしできれば辞めたいと考えていたのならば、妊娠はいい機会です。「妊娠したので辞めます」と言える絶好のタイミングと言えるでしょう。
仕事を続けるということは、育休が明けた後も通い続けるということです。その後も続ける魅力がないのに居続ける必要はありません。
ただ、経済的な不安を抱えている場合もあるはずです。その場合は、転職しやすいスキルを持っているか考えるようにしましょう。育児が伴うと転職は難しくなりますが、それでもパートなどでしたら勤めやすくなります。
正社員からパートに切り替えやすい時期が子供の出産です。経済面を考えて判断するようにしましょう。
夫婦でよく話し合う
妊娠中も仕事を続けるべきかは夫婦で判断する必要があります。妻が仕事を続けたいと望んでも、夫がおなかの子供を考え辞めてくれと懇願するかもしれません。それを無視し万が一のことがあれば、夫婦関係が破綻することもあります。
また、逆に夫が経済面から仕事をしてくれと頼んでくる場合もあるかもしれません。そのような状況では、仕事をしていると発生するリスクについて夫に話すようにしましょう。それでも何とかと頼むような夫では、この先の不安も出てきます。ここからは自分の選択です。仕事を続けてくれという夫とどうするか、自分で判断をすようにしましょう。
夫婦が同じ方向を向いているのは、家族にとって大切なことです。話し合いで同じ方向になれるようにしましょう。話し合いもよくせず無理やり行動してはいけません。
妊娠中の仕事は後悔しないように
後悔をしないようにと言っても、後から悔やむから後悔です。どのような行動をしても、後悔をする可能性があります。ならば、後悔しても大丈夫なぐらい夫婦で話し合うようにしましょう。
妊娠中の仕事は、人それぞれ状況が異なります。仕事を何年続けていたかでも判断が変わることでしょう。キャリアを気にされているのならば、なおさら辞めたくないと思われるはずです。
辞めることがストレスになる、そのような人もいます。つまり人によって判断基準はさまざまです。自分が一番良いと思う道を、夫婦で理解して進むのが大切です。
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