就活で就職先が決まって、実際働きだしたら自らが何も産み出していないように思え、仕事にやりがいを感じないとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか
一方、クリエイティブな仕事をしたいと考えていても、自分はそんな専門的な知識も経験もないからクリエイティブな仕事はできないと半ば諦めている方もいらっしゃることでしょう。
本編では、クリエイティブ職種への転職はできるのか、どんな職種にチャレンジすれば良いかについてお話をいたします。
クリエイティブ職の定義
まずは、クリエイティブ職の定義をしたいと思います。
クリエイティブ職とは、名前の通り何かを創造するお仕事です。
各種メーカーの製品開発、洋服やインテリアのデザイナー、TV、広告、雑誌などの編集、webデザイナー、ディレクターなどを総じてクリエイティブ職と言うこと言われます。
本編においても、上記のようなお仕事についてクリエイティブ職というふうに定義していきます。
有効求人倍率とクリエイティブ職種採用の現状
次に、有効求人倍率からクリエイティブ職種への転職について検証していきたいと思います。
まずは、有効求人倍率について今一度説明をしていきます。有効求人倍率とは、求人数÷求職者数で割り出したた数値で、転職希望者1人に対し、どれだけ求人があるかを表した数値です。
有効求人倍率が1,0以上のだと一人に1件以上の求人があり、割合転職が可能な状況ということになり、この状態を売り手市場という表現をされることもあります。
とは言うものの、有効求人倍率が1,0を超えているから誰でも採用してくれるというわけではありません。
例えば電気回路や電気製品を動かすためのプログラミング設計・開発職は有効求人倍率が、10倍近くあります。
しかし、その専門性の高さから理工学部出身者でないと採用されることはありません。20代前半でそのようなバックグラウンドをお持ちであれば、電気・機械メーカーの設計・開発職に転職できる可能性がありますが、そうでないなら事実上不可能であると言えます。
また、ファッションデザイナー、空間デザイナー、家電製品のような工業デザイナーといった美的センスが問われるような仕事の場合だと有効求人倍率は1,5倍程度であるものの、やはり即戦力やバックグラウンドが問われます。
そのため、いくらクリエイティブ職を目指したいと考えても企業の選考テーブルには上がってこないのです。
クリエイティブ系職種は割と売り手市場です。
しかし、現実は経験者、もしくはそれ相応のバックグラウンドが求められるため、簡単に転職をすることはできない、そのようにお考えいただきたいです。
未経験クリエイティブ転職において、IT,web業界は狙い目
しかし、未経験、バックグラウンド関係なしにクリエイティブ系職種における転職をしやすい業界があります。
それは、IT・web系のクリエイター職種です。
webデザイナーやゲームデザイナーにおいては、例外的に未経験からチャレンジしやすくなっています。
では、なぜ、IT・web系のクリエイティブ職は未経験からチャレンジ可能なのかですが、以下の理由となります。
- IT,web関連のビジネスは広がりを見せ、その傾向は更に続くことは容易に想定される
- ＩＴ人材の不足は顕著で、プログラマー、デザイナー、ディレクター、プロジェクトマネージャーなどになる人材の自社育成は急務
- IT技術者の有効求人倍率は7,0倍となっていて市場の状況もそれを物語っている
このように、IT,web業界は日進月歩であるにも関わらず、技術者の数が追い付いていません。
人手不足は自社の業務を圧迫させることに加え、将来的に自社ビジネスを支える担い手がいないのは、会社経営的にも大きな問題です。
有効求人倍率が高いから必ずしも採用が増えるわけではありませんが、IT,web業界は人手不足の状況を手をくわえて見ているわけにはいかない現実にあるのです。
IT,web業界は淘汰が激しいのは現実ではありますが、日本の人口が減少の一途を辿っているなかで、成長が頭打ちにならない唯一の勝ち組業界であると転職エージェント達も認識しています。
IT,web業界のクリエイティブ職として経験を積めばその存在の希少性から高い年収も稼げ、転職でも完全な売り手市場となり、多少年齢が高くても職に困る可能性は少ないです。
以上の理由から未経験でのクリエイティブ職を目指なら、IT,web業界は最適であると言えるのです。
どのようにして、未経験からIT・web業界のクリエイターになれるか
では、IT・web業界のクリエイターになるのかですが、最適なのが転職サイトから応募することです。
その理由として、転職サイトは１つの求人に対して複数人の採用をする案件が多いためです。
ただ、一方で大量採用をするということは、社員を使い捨てにするブラック求人だからじゃないの？という疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、大量募集、早期の大量退職は良くある話で転職サイトにはそのような案件が多数あることも事実です。
しかし、未経験のIT・web系のクリエイターに関しては性質が異なります。
その背景として、各IT・web業界の各企業はかなりの人手不足なので、一気に採用して、まとめて教育を行うことで教育の効率が高く、また大人数が早期戦力になるのです。
もちろんブラック企業も存在しますので、そのあたりは口コミサイトなどで確認していただきたいところではあります。
それでも、早期で入社して、経験を積めることを考えれば、転職サイト経由での転職は有効と言えます。
ただ、転職エージェントは未経験転職に不向きなのかといえばそうでもありません。
ただし、どの転職エージェントを利用してもいいわけではなくら未経験でのIT,web業界のクリエイティブ職の転職に適したエージェントがあります。
例えば、多くの未経験案件を保有している、クリエイターとしてトレーニングしてくれるなどといった特色を出していますので、自らに合ったエージェントを探しましょう。
未経験クリエイティブ転職の面接を乗り切るために
未経験の方がIT,web業界の転職面接を乗り切るための方法について説明いたします。
具体的には以下の3点を気をつけてください。
当たり前ではありますが、面接には指定がない限りはスーツで臨みましょう。服装が自由な業界ですが、面接はオフィシャルな場ですのでスーツが基本です。
また、志望理由と会社について下調べをするという、当たり前のことをしましょう。
転職エージェントを利用する、インターネットで情報収集をするなど、できることをやれば問題ありません。
後はしっかり、面接のなかで良い印象を持ってもらい、情熱を伝えていきましょう。
IT・webは懐の深い業界 クリエイターとしてチャレンジしてみよう
今やIT・webというのは医療、飲食などあらゆる分野で利用されている懐の広い業界です。
IT・webに興味がないという方であったとしても、あなたの興味のある分野にIT・webが関わってくる可能性が非常に高いですし、その技術を習得しておくことで自らの興味がある分野に新しいサービスを産み出すことも可能になります。
そういう観点で言えば、非常にクリエイティブな業界と言えるのです。
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