上司に理不尽に当たられる、顧客から無理難題を言われてたりと会社をやめたい理由というのはたくさんあります。
中には後のことを考えないで飛び出すように会社を辞めるような方がいらっしゃるのも事実です。
しかし、安易に会社を辞めるのは危険です。あなたの人生を棒に降ってしまうかもしれません。
では、なぜ会社をすぐ辞めてはいけないのでしょうか。またどうすれば辞めずにすむのでしょうか。本編では会社を辞めたくなった時の心構えをご紹介します。
会社をすぐ辞めてはいけない3つの理由
まずは会社をすぐに辞めてしまうのはどれだけ良くないことなのかについて、3つ理由を説明したいと思います。
収入がなくなる
働く理由は人によって異なりますが、絶対的に働かなければならない理由があります。それはお金です。
日々の生活、友達と遊ぶ、これにはすべてお金が必要です。あなたが今飛び出すように会社を辞めてしまったらお金は稼げません。
つまり、ご飯も食べられなくなる、電車やバスにも乗れなくなる、友達とも遊べなくなる、そんな日を迎える可能性が出てくるということになるのです。
働き口がなくなる
採用企業において、仕事を辞めている期間が長引いている人材というのはあまり歓迎されません。
その背景として、退職期間が長引くことによるビジネス感覚の欠如、次の仕事を見つけずに退職していることに対する無計画さが挙げられます。
次の仕事を見つけないで辞めるということは、1日1日転職においてどんどん不利になってくるということになるのです。
やることがなくなる
仕事が辛くて会社を飛び出す方は、最初の内はその自由を謳歌しはじめます。しかし、仕事を辞めて楽しいのは最初の一週間程度です。
そのうち、周囲が働いているのに自分は何もしていないということに焦りを感じ初めます。そしていつしか暇を苦痛だと感じてくるようになります。
仕事をしているということは、格好の暇潰しができている、もっといえば、暇な時間をお金に変えているということなのです。
会社を辞めてはいけないわけではない!無計画さがよくない
前提として、会社を辞めてはいけないというわけではありません。無計画に辞めてはいけないということをお伝えしたいのです。
なぜなら、仕事は自発性が大事です。学校とは違って座って待ってていても何も産み出しません。つまり、自分からやりたい!やらなきゃ!という気概がないと仕事が成立しないのです。
つまり、やりたい!やらなきゃ!という意欲のわかない、人間関係がどうしょうもない会社でむやみに時間を潰すということは、それだけ無駄な時間を使っているということになるのです。
この世で100%取り戻せないものは時間です。それだけ時間はきちょうです。そのため、辛いだけで何も産み出さないという時間はあまりにも勿体ないです。
とはいえ、無計画に辞めることは、お金、自分のやりたい仕事で働くチャンス、貴重な時間も失う行為だということをお伝えしたいのです。
会社を辞める前にすることは?3つの計画を立てよう
前章で無計画に辞めないようにしましょうとお伝えしました。しかし、裏を返せば、しっかりとした判断を下し、計画的に辞めるのはOKということなのです。
では、どんな形で計画的に辞めたら良いのかというと以下の手順を踏んでください。
- 辞めたい理由は何かをはっきりさせる
- 辞めたい理由は自分の問題か、自分で処理できない問題かを考える
- どんな会社に行けば、どんな仕事をすれば解決するかを考える
- 転職先を在職中に決める
ではそれぞれ補足していきたいと思います。
1.辞めたい理由は何かをはっきりさせる
会社を辞めて転職するというのは、働くという切り口で自分の問題を解決するのと同じことです。
その解決すべき問題において、「今の会社が嫌だ」だけでは根本的に解決しません。
解決したいのは人間関係だけなのか、労働時間なのか、製品やサービスの問題なのかそのあたりをはっきりさせる必要があります。
解決すべき課題をまずはハッキリさせましょう。
2.辞めたい理由は自分の問題か、自分で処理できない問題かを考える
自分の問題が分かったら、次に自力で解決できるのかそうではないのかを考えましょう。例えば、仕事でミスが多くて毎日上司から怒られるのが辛いというのが辞めたい理由ならば、ミスをしなければ怒られないということになります。
すると、解決策はミスをしないようにするための改善が会社を辞める前にやることと言えます。
しかし、何度改善を図っても解決しないなら今度は適性の問題になるので、自分で処理できない問題になりますので、転職という方法で解決を目指すことも視野に入ります。
このように自分で何とかできそうなものは何とか改善することが大事です。なぜなら、仕事とは人や自分の会社のことを良くしてその対価としてお金を貰います。
改善ということを考えられない人には仕事がもらえません。裏を返せば改善のできる人によい仕事が回ってきます。
自分のために改善できるものは改善していくことが大事なのです。
3.どんな会社に行けば、どんな仕事をすれば解決するかを考える
自分で解決できないと判断したのなら、どんな環境に行けば良いのか考えましょう。
例えば仕事は好きだけど残業時間を何とかしたい場合だと、同業他社で今の会社より規模の大きな会社に行けば、人が多いので一人辺りの業務負担は減ります。
また、この手の相談は転職エージェントに行けば良い落としどころを提案してくれます。こういった専門家も利用してみましょう。ちなみに転職エージェントの利用には一切費用はかかりません。
4.転職先を在職中に決める
転職先を在職中に決めて、フリーターにならない時期を決めましょう。
なぜなら、会社を辞めてから転職活動をすると、すぐ転職先が決まれば良いものの、決まらなければ焦りが生まれ、転職前より労働環境の悪い会社に転職する可能性がでてきます。
また、面接受けもよくありません。なぜ、次の転職先を辞めたのかと必ず聞かれ困惑したり、どんなに良い回答をしても転職面接の評価が上がらないというケースもあります。
以上のように、現職を辞めてからの転職活動にはマイナスな要素がつきまといます。会社を無計画に辞めずに転職先を決めてから会社を辞めましょう。
まとめ
会社、仕事は辛いものです。今すぐにでも辞めたくなる気持ちは非常に理解できます。でも、それはあなたにとってさらにマイナスを生み出す原因になってしまいます。
辞めたい理由から自身が行くべき会社をしっかりイメージして次の仕事を見つけてから辞めるということを大事にしてください。
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