失敗から学ぼう!リクルートが犯した失敗とそこから得られる学び

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AIは我々の生活を変えてくれるものです。事実AIが発達したおかげで無人のコンビニが海外では生まれていますし、銀行の業務に人的リソースが必要なくなるというような状況も近いうちに実現できると言われていますし、自動車の自動運転もAIの発達が生み出しています。

そして転職業界でもAIを活用したサービスが生まれましたが、非常に問題視される事件が発生しました。その事件を起こした張本人が人材業界トップのリクルートであり、そのサービスを受けていたのは、トヨタ自動車、三菱商事、三菱電機といった名だたる一流企業で、政府の個人情報保護委員会は利用した各社企業に行政指導を行ったという経緯があります。

では、どのような事件だったのか、またこの事件からどんなことが見えてくるのか、どんな学びがあるのか本編では説明をさせて頂きました。

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リクルートが犯したAIの失敗とは?

では、リクルートはどのような失敗を犯したのかについて説明をさせて頂きます。

具体的に言えば個人情報漏洩です。就職情報サイトリクナビ新卒で内定辞退率を提供するというサービスだったのですが、このサービスはデータを算出するために、各企業が就活中の学生の情報を採用各社がリクルート側に提供したこと、またその個人情報を本人の承諾を得ていなかったことが問題となったのです。

なぜ、このようなことになったのかというと、新卒採用は採用企業各社にとって非常に重要なことだからです。特に、新卒の採用担当者は、経営から採用目標数を渡されます。かといって、誰でも採用していいわけではないので優秀な人材を数百人採用するという非常に厳しいミッションを課されます。

そのため、優秀な学生から内定を蹴られてしまうと非常に痛手となってしまいます。

一時期大手証券会社等で、内定を辞退されたら呼び出しを受けてコーヒーをかけられたなどの都市伝説があり、ネット等を見ると自分もされたなどの報告もありましたが、その根底には、内定を蹴られてしまうと、目標採用数がいかないし、次に優秀な人材がいつ来るかも保証できないため、焦りや怒りを感じてしまうからこのようなことになるのです。

話を戻しますが、このような状況だからこそ、採用数の多い大手企業は特に誰に内定を出せばよいのか、誰なら内定を蹴られるかという情報を得るため、リクルートに個人情報を渡して、効率の良い採用をしようとした、というのがこの事件の本質であると言えます。

政府の個人情報保護委員会はこの事態を非常に重く受け止め、今回個人情報を渡した37社に行政指導したうえ、会社名を公表したうえ、リクルート社には指導より重い勧告を与えました。

情報はお金の源であることがこの問題の根源

リクルートというと、多くの方が人材会社だと認識しているものと思います。実際、採用活動のことをリクルート活動という会社名を使っていることは何よりもその証明であると言えます。確かに、リクルートは就職情報誌で名を馳せた会社ではありますが、今のリクルートは転職、結婚式、住宅、受験などあらゆる情報提供を行っている総合情報サービス会社であると言えます

そのため、リクルートには大量の情報が保有されています。上記のように情報はお金の源となりますが、これまでのリクルートにとってこの情報をうまくいかせていなかった現状がありました。しかし、AIを活用することによって、あらゆる情報を効率的に活用できるような体制が出来上がりました。

そして、リクルートはAI企業に生まれ変わり、AIをうまく活用して、事業を進めていく方針を打ち出しました。そのため、リクルートグループの人材紹介会社であるリクルートキャリア社のリクルートエージェントは、求人と人材のマッチングをAIで行わせるなどあらゆるとこりでAIを事業に活用させていきました。

リクルートという会社がより情報会社という位置づけになっていくというきっかけになったのがAIであると言えます。

そして、今回問題になったサービスは、、AIで選考活動や内定を辞退する確率を分析するDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)というサービスでこのデータを年間400~500万円で販売し、このサービスに契約したのが上記で上げ一流企業であったということになります。

このサービスは上述のように内定辞退の確率が分かるということから、採用活動を効率的に進められるということから、企業からも、またリクルート社内でも良いサービスができたということで好評を博していたようです。

この事件の根本的な失敗はいったい何なのか

では、この問題からいったいどんな根本的な問題があったのかについて説明をしていきたいと思います。具体的には以下の通りです。

  • リスクの洗い出しができていなかった
  • 自社のサービスについて過信をしていた

では、どういうことなのかもう少し具体的に説明をしていきます。

リスクの洗い出しができていなかった

何か新しいことをしようとするとき、メリットについて目を向けることも大事ではありますが、一方でメリットやリスクを洗い出すことも大事です。デメリットやリスクを洗い出すことによって、そのデメリットを埋めるためにどうすればいいのかということについてもしっかり吟味しなければなりません。

今回の事件に関しては、個人情報保護という今では当たり前となっている概念ではありますが、その問題に引っかからないのかどうかというのは必ず洗い出し、状況によっては当局に対し確認をしなければならないようなサービスでした。

にも拘らずその対応が十分でなかった、だからこそこのような事件が発生したと言えます。

確かに、何かを行う際にはスピード感は大事です。ただし、しっかり足場を固め、リスクの洗い出しをしていくということをやらなければならないことを認識しましょう。

自社のサービスについて過信をしていた

今回のサービスに関しては、企業の新卒採用の大きな課題を解決に近づけることができることに関しては間違いがありません。そのため、非常にリクルートとしてはてごたえがあったことでしょう。

そのため、とにかくサービスを運営する方向で話を進めたことが想定されます。

上記でメリットだけではなくデメリットやリスクをを洗い出すべきであるということをお話させていただきましたが、とにかくリクルートの持っている技術や情報を有効活用でき、企業から喜ばれ、かつたくさんの売り上げが期待できるということで非常に浮足立っていたし、自社のサービスの良さに過信をしていたところがあります。

勝って兜の緒を締めよという言葉がありますが、非常に浮足立っているような状況だからこそ、しっかり足元を見るということを行っていた部分もあり、かつリクルートのイケイケの社風がそうさせてしまったと考えてもらって良いと言えます。

失敗は成功の母!自分の失敗だけではなく人や企業の失敗に目を向け自身の学びにつなげよう

このように、人間は失敗しますし、リクルートのような一流企業も目も当てられない大失敗をします。今回の件は非常によろしくないのですが、だからといって会社を潰せとは一言も言われていません。

つまり、失敗を改めて再出発してほしいというのが国の裏のメッセージです。

そして、私たちにおいても日々失敗を繰り返しています。でも良いのです。失敗したら改善をして同じミスをしない、なんならミスを生かしてさらに良い何かをうみだせばいいのです。今回のリクルートがやってしまった失敗においても非常に学びがあります

ぜひ自分の失敗のみならず、人や企業の失敗を参考にして自身を生かしていきましょう。

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