赤ちゃんは泣くのが仕事、よく聞く言葉です。夜泣きの時期の子育てを経験すると、その大変さに体もへとへとです。私にだって仕事がある、そんなふうに考えてはいけませんが、眠れない期間が続くと考えてしまいます。
毎日の夜泣きがつらいと感じている人は、対策と泣き止ませる方法を試してみてください。今回の記事では、夜泣きの対策と泣き止ませる方法について解説していきます。
夜泣きとは?
夜泣きとは、寝ているときに急に泣き出すことです。内容には個人差があり、ぐずるような泣き方をする赤ちゃんもいれば、大声で泣き叫ぶ赤ちゃんもいます。時期もピークは1歳になる前あたり、長い子は2歳ぐらいまでです。
夜泣きは夜中に泣くこと、親も寝ている時間だからつらくなります。もちろん昼間にも赤ちゃんは泣くのですが、自分が起きている時間ならば、さほど大変だと思わないはずです。せめて夜中だけは寝て欲しい、近所にも迷惑がかかる、このような考えから、夜泣きをつらく感じてしまうのではないでしょうか。
夜泣きからストレスを感じる親もいます。そのストレスはすぐにでも解消をしてください。詳しくはこちらの記事で確認ができます。
子育て中のストレスの原因と、おすすめストレス発散方法7選
夜泣きの原因
なぜ夜泣きをするのか、はっきりとしたメカニズムは解明されていません。ただ、赤ちゃんの体や脳など成長過程に関係があるのではと言われています。夜泣きは成長している証、そう考えると少しは気が休まるかもしれません。
夜泣きの原因とまでは言えませんが、何らかの不快感を親に伝え、助けて欲しいという意思表示かもしれません。お腹が空いた、おむつが気持ち悪いなど、何らかの異常を一生懸命に伝えているようにも見えます。
また、眠りが浅く十分な睡眠がとれていない、周囲の物音で起きてしまうと、ひどい夜泣きをすることがあります。怖い夢を見たのかもしれません。泣くことでしか親に助けを求めることができないのが赤ちゃんです。ハッキリとした原因は解明されていませんが、助けたいと思い続けることが大切ではないでしょうか。
夜泣きはいつまで
長い子は2歳ぐらいまで続くと先ほど説明しましたが、多くの赤ちゃんは1歳前後で落ち着くと言われています。少しでも早く終わらないかなと思うのは誰もが同じです。終わらせたいと思うのならば、次の対策を行ってみてください。
夜泣きへの対策
夜泣きへの対策で良くなるとは限りませんが、試してみましょう。何も対策をしないよりかは、やってみることをおすすめします。
朝はしっかりと起こしリズムを持たせる
大人はすでに体内時計が完成しています。朝になれば目が覚め、夜になれば眠くなる、赤ちゃんにはこの体内時計がまだ出来上がっていません。たまに「夜なのになんで寝てくれないの」と愚痴をこぼす母親もいますが、それは大人の物差しで赤ちゃんを見ています。体内時計が未熟な赤ちゃんには、朝も夜もまだ関係ありません。
そこで、朝はしっかりと起こしリズムを持たせるようにしましょう。寝ているときに朝ごはんの準備と考えてしまいがです。寝ているときはなるたけ起こさないようにしようと、静かに行動をしている母親もいるかもしれません。ただこれでは体内時計はいつまでも未発達です。7時になればカーテンを開け、部屋を明るくしてあげましょう。夜になれば暗くするだけです。
昼夜のリズムがまだわかっていないだけ、寝ている間はずっと寝かしておくのではなく、朝はしっかりと起こしましょう。
日中の昼寝はほどほどに
お昼寝はほどほどにさせてください。先ほどと同様、寝ている時間にいろいろなことができると思われるかもしれませんが、夕方近くまで寝ていると、夜中に目を覚ましやすくなります。
昼間は部屋を明るくし、活発に動くようさせましょう。まれに「昼間はあんなに寝てくれるのに」と愚痴をこぼす母親もいます。これは体内時計が狂っているのかもしれません。昼夜のリズムを持たせるために、日中の昼寝はほどほどにさせてください。
夜泣きする赤ちゃんを泣き止ませる方法
それでは夜泣きをする赤ちゃんの泣き止ませる方法の紹介です。自分も眠いことからイライラするかもしれません。夜泣きにイライラすれば、赤ちゃんはさらに泣くことでしょう。イライラしている親が怖いと思えば当然です。夜泣きをしたときのために、あらかじめ何を試してみるか考えておくようにしましょう。
夜泣きする理由を考える
夜泣きは何かしらの不快感を訴えているかもしれません。どのようなことが考えられるか、一つずつ確認をしていきます。
- お腹が空いてミルクがほしい
- おむつがよごれて気持ち悪い
- 暑いもしくは寒い、布団の掛けすぎで苦しい
- 周囲がうるさい
- 体調が悪い(熱がある)
- 服や布団に不快感を感じている(タグが付いておりチクチクする)
夜泣きは助けを求めているサインです。まずは理由を考え、その不快感を取り除いてあげましょう。
例えば、おむつが汚れているのに無理やり寝かそうとしても練るわけがありません。熱も同様です。小さな赤ちゃんが、苦しいのに寝れると思いますか、ぐずるに決まっています。無理やり寝かしつけようとするのではなく、まずは夜泣きをした原因を探るようにしてください。
一度抱っこをする
まずは抱っこをしてあげましょう。抱っこをしながら、先ほどの原因を探ります。我が子が一番大好きな抱っこの仕方は、すでに知っているはずです。赤ちゃんが一番落ち着く方法の抱っこで気分を和らげてあげましょう。
一度目を覚まさせる
思い切って一度目を覚まさせてしまうのも効果的です。原因が何もないとすると、怖い夢を見たのかもしれません。お腹をトントンたたいていれば眠りそうと思うかもしれませんが、その結果、数分で夜泣きを繰り返すこともあります。
一度目を覚まさせリセットする方法、再度寝かしつけるのに大変かもしれませんが、結果的に長い時間の睡眠がとれる可能性が高まります。夜中に何度も起こされるより、一度しっかりと目を覚まさてみましょう。理由が分からず寝てくれない時に効果的な方法です。
安心する音を聞かせてみる
赤ちゃんには、お腹にいたときに聞いていた安心する音があります。この音は無料のアプリなどでも提供されているので試してみましょう。スマホで音を流し、子どもの近くに置きます。ビニール袋をこすり合わせても、同じような効果が期待できます。
スマホを利用するときに気を付けたいのが、バイブレーション機能です。音を流しているときに、スマホが近くでブルっとしたら赤ちゃんはドキッとします。逆効果になることもあるので、十分に注意をしてください。
夜泣きを一人で悩まないでください
夜泣きがひどすぎると感じ、心配される親もいますが、何も心配はいりません。成長過程で必要なことです。一人で抱え込むとイライラし、その思いは赤ちゃんに伝わります。子育ての先輩である母親に相談をするのも一つの方法です。また、地域に子育ての相談窓口もあります。一人で悩んでしまうのではなく、誰かと話すことでストレスの解消を図りましょう。
最後に言えることが、いつまでも夜泣きが続くわけではないということです。夜泣きはいつか終わりが来ます。子どもが大きくなれば、笑い話にできる日も来ることでしょう。夜泣きのころが懐かしく思える、それは子どもを一生懸命育てた証です。一人で悩まず、パートナーを巻き込みながら子育てを楽しみましょう。
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