彼の両親への結婚挨拶、緊張しないわけがありません。初めてお会いするのならば、なおさらです。前日から緊張で眠れないほどの思いをする人もいるのではないでしょうか。いくら彼に「大丈夫、大丈夫」と言われても、その緊張は和らぎません。
絶対に失敗したくない、そう思われるのは当然のことです。結婚は二人だけの問題でもあり、それを許さない場面もあるからです。幸せな結婚生活を送るためには、彼のご両親への挨拶を失敗したくないはずでしょう。
今回の記事では、そんなが失敗できない結婚挨拶での注意点を解説していきます。事前に知っておけば、少しでも緊張が和らぎますので、活用してください。
挨拶に行く前の事前準備
まずは挨拶に行く前の事前準備をしておきましょう。
彼の両親に自分のことを伝えておいてもらう
まずは、彼にある程度の自分の情報を両親に伝えておいてもらいましょう。名前と年齢や、どこで出会ったかの簡単な情報を彼の両親に伝えてもらいます。現在のお仕事の内容なども伝えておいてもらうと、実際にお会いしたとき話がはずむかもしれません。
彼から両親の情報をもらう
彼から両親の情報をもらいましょう。職業や趣味、好きな食べものなどを事前に聞いておきます。NGワードがあるかどうかなども聞いておきましょう。スポーツの話になると、熱くなるから避けた方がいいなどの情報をもらえると助かります。
ただ、このような情報を聞かれるのを嫌がる男性もいます。そんなに構える必要ないよと言って、教えてくれないのです。俺の両親なんだから大丈夫と言われると、多くを聞けなくもなります。
この点は、彼の機嫌を損ねるかもしれませんので、あまり深く追求しない方がいいかもしれません。ただし、手土産を持参しないわけにはいきませんので、どのようなものが好きなのか、ここは必ず相談をしましょう。そんなものもいらないよと言われるかもしれませんが、これから長く付き合うためのマナーとして協力をしてもらいます。
手土産の購入
彼から両親の好みを聞いたら、事前に手土産を準備しておきましょう。価格は1,000円~3,000円程度です。あまり高価すぎるお土産は相手に気を使わせます。なかなか手に入らないような高価なものを持って行くと、経済感覚が大丈夫かな?と心配をされることもあるので、注意してください。
お土産は、挨拶のお時間を割いていただいたお礼の品です。その気持ちを忘れずに準備をしましょう。また、できるだけ日持ちのするお菓子を選んでください。その点の気遣いができる女性は、同性からの好感度が上がります。のし紙はとくに必要ありません。
二人の今後のビジョンを確認
二人の今後についても軽く打ち合わせをしておきましょう。彼の両親は、二人の今後を気にします。現在仕事をされているのならば、その仕事をどうするかなど、気にして聞いてくるかもしれません。孫の顔を早く見たいと願う両親は、少なくないのです。彼女の仕事は気になる点、そして子どもを授かる気があるのかをそれとなく聞いてくるかもしれません。この点は何となくでも、聞かれたときのために二人で話し合っておく必要があります。
この二人の今後の話を聞かれたところで、彼の両親の空気が変わることが良くあります。つまり、彼の両親にあうキーポイントというわけです。二人の意見を合わせておく必要があります。結婚後の退職を悩まれている人は、こちらの記事を参考にしてください。
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結婚挨拶の流れ
それでは、彼の両親へ結婚挨拶をする流れを確認しておきましょう。彼の実家のチャイムを鳴らすのは、約束の時間の3分前~5分後までの時間内です。早すぎても迷惑、遅すぎるのは失礼にあたります。5分以上遅れるときは、彼から家に連絡をしてもらいましょう。
最初は玄関で挨拶
最初は玄関で自己紹介と挨拶を行います。「はじめまして、〇〇さんとお付き合いをさせていただいております△△と申します。本日はおいそがしいところ、お時間をつくっていただきありがとうございます。」のような、簡単な自己紹介と挨拶をしてください。
また、冬の時期でコートを着ている時は、チャイムを鳴らす前に脱いでおきます。内側を表向きにし片腕にかけるようにしましょう。ビジネスマナーと同じ要領です。
部屋に通されたら下座に座る
部屋に通されたら、下座に座るようにしましょう。ご両親がこちらへどうぞと指定されたら彼をドアから離れたところに座らせ、自分はできるだけ下座を選択します。
全員が席に着いたら、改めて自己紹介と挨拶を行ってください。先ほどよりも丁寧にするのが望ましいです。
手土産を渡す時に一言添える
手土産を渡すタイミングは、席に座る前か、席に座り挨拶を終えた後のどちらかです。その場の流れを壊さないタイミングで紙袋からだし、渡すようにしましょう。その際も必ず一言添えるようにします。
彼から結婚の報告をする
話がすすみ、場が和んできたら、彼から結婚の報告をしてもらいます。結婚の報告は彼からするのが基本です。彼がした後に、続いて挨拶をおこないます。承諾を得られたらお礼をしてください。
この後、食事に誘われかもしれません。最初は断りますが、2度誘われたら受けるようにしてください。2度のお誘いを断るのは失礼です。お礼を言って受けるようにしましょう。
おいとまをする
難しいのがおいとまをするタイミングです。これを女性から話すのは絶対にしてはいけません。この中で言えるのは彼です。事前においとまをするタイミングを打ち合わせしておきましょう。
おいとまをするときも、感謝とお礼を忘れずにしてください。おいとまをし、帰宅をしたら、彼の実家へお礼の挨拶を忘れずにしましょう。ここまでが一連の流れです。
結婚挨拶の注意点
それでは、結婚挨拶の際に注意する点を確認しておきましょう。
場に適した服装を選ぶ
服装に気を付けてください。派手過ぎる服装で彼の実家に行くのはダメです。常識のある女性と見られる服装を選ぶようにしましょう。スーツやワンピースなどが無難です。絶対に生足で行かないようしてください。
化粧やヘアスタイルも落ち着いて雰囲気を心がけてください。もちろん靴もです。長いブーツを履いて、帰る時に時間がかかることを想像してみましょう。考えただけでも恐ろしいと思いませんか?当日着る服は、早い時期に用意をしておきましょう。
言葉遣い
言葉遣いは重要です。特に普段から彼のことをなんて呼んでいますか?〇〇ちゃんや呼び捨て、あだ名で呼んでいる人は注意が必要です。彼の両親の前で、「〇〇ちゃんの誠実さに惹かれました」と話しても、両親は違和感を覚えることでしょう。ご両親の前で仲良しアピールになると勘違いをしてはいけません。
また、お義父さんやお義母さんと呼ぶのも禁止です。結婚の承諾を受ける前からお義父さんと呼ぶのは、気安く失礼にあたります。立場はまだ他人です。その点を理解しておきましょう。
結婚挨拶は緊張せず自信をもって行いましょう
結婚挨拶に来た女性が時間がある程度たったあとも、ずっと緊張をしていたら彼の両親はどう感じるでしょうか?あまり良い思いをしないことでしょう。もちろん緊張しているとわかってくれると思いますが、そんなに怖いかなと不安になられるかもしれません。事前に結婚挨拶の流れを学び、いつまでも緊張をしないようにしてください。
彼の両親の挨拶が終われば、今度は自分の両親に彼を紹介します。自分が緊張したことをふまえ、彼の力になってあげましょう。この人を選んでよかったと思われるためにも頑張ってください。
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